週末は晴れマークのお天気、なら今年2回目のダイビングはウエット・スーツで行こうと、勇んで積丹半島の美国へ。
波をけたて、宝島を横目に目的のビアノ岬まで。ところが付いたビアノの隠れ根は流れが急で、ここは諦めて引き返し宝島東のポイントへと変更。安全あってのお遊びですから。
積丹町の宝島は、ハート形に見える島として知られていますが、あれは上空から見た時の話で、黄金岬の展望台に上っても左の写真のようにしか見えません。右の写真が島の裏側で、この窪みが上から見てハート形になるという訳です。※写真中央は積丹町観光協会HPより借用。
さて潜ってみると透明度は7~8m透視度も12~3mでしょうか、まるで春濁りの海の様相でしたが、いつものこの辺りでの顔見知り達(?)は元気でした。
深さ8mの所にヒラメ。さほど大きくなく、全長で35cm前後のやや小振りなサイズ。
でも小型とは言え、さすがはテックイ(うかつに指を噛まれると食いちぎられる)と呼ばれるだけあって、正面から見るとなかなかの迫力でした。
この日はウミウシも結構いて、コモンウミウシばかりでしたが、7匹ほどいたかな。
砂を掘り起こしたら出てきたのはサルエビかな?眠りを覚ましてゴメンと、砂に潜る様子を見ていた所が、アブラコ(エゾアイナメ)がいきなり突進してきて、パクリと咥えて行ってしまいました。エビさんにはごめん、アブラコには感謝されなくては。お中元持って来いよ。
ロープにはおなじみ、ウマズラハギたち。
この日は珍しく2本潜り、2本目は浅場で約1時間まったりと。この日は浅場でも透明度が悪く漁師さんも漁をあきらめたそうで、その分アワビもウニもナマコもリラックス(?)していました。
ひとつ補足をすると、右上のババノテ(エゾキンチャクガイ)は、とっても美味しい二枚貝で、ホタテ貝より甘さがあり歯応えもあって好きです。
が、店頭で売られている事はまず無く、漁師さんの特権の酒肴だそうで、ああ、漁師の友達が欲しい… と脱線しましたが。
この日の水温は深い所(20m)で19度、浅い所で21度と、ウェットでも快適な一日でした。