神田大喜靴店

神田の靴屋大喜です。靴に付いての情報、新作の発表等を発信致します。神田の近況、遊び・愛犬岳とりくの話も載せます。

大喜情報・イベント情報

当分の間 営業時間を 11:30〜18:30 に変更致しております。  _________________ _________________   8.9月の土曜日は通常どおり営業いたします。8月は夏季休暇と一部の店内改装を行います。9月は 通常営業いたします。ただ今在庫整理中です、この間の営業自粛でお靴も動いておりません!男女ともお買い得品を色々ご用意いたしました、特にスニーカー・散歩用 ・BOOT等はお買い得です。    スタッフも少人数での対応中で色々とご迷惑をおかけしておりますが、出来るだけの新製品・廃番品、等色々アップいたしますので、宜しくお願いいたします。 _.   .千代田区神田小川町1-1  3292 0704 .    .*営業時間 平日 11:30~18:30  土曜・祭日 12:00~18:00 . . . .*休業日 日曜日 祭日( 不定休 ) . . _. _. _. _. _. _, _. _. お問い合わせは左側のメッセージを送るからお願いいたします。  

靴の情報色々・・製法・セール。2

2013年04月21日 00時47分27秒 | 大喜靴店の情報
昨日は時間が無く成り途中で店に行きました、続きです。自分が昔から好きで当店(大喜)でも品揃えの中心の製法は、グッドイヤーウェルト製法です、但し取り扱い商品の多いのはセメント製法ですが。
2
Photo
基本的な違いは「グッドイヤーウェルト」製法は二回縫い付ける点で、「セメント」製法は縫わずに接着剤で貼付ける点です。
また「ハンドソンウェルト製法」と「グッドイヤーウェルト製法」が有りますが、基本的な構造は同じです、人間の手で縫うのかミシン機械で縫うのかが違います。
Sany4448
左側が「ハンドソンウェルト製法」で右が「グッドイヤーウェルト製法」です、最初の図のリブとアッパーレザーとウェルトを一緒に縫い付けるチェーンステッチが機械で縫い付ける様に成ったのが19世紀半ばです(以前にも書きましたが1707年ではまだこの製法は発明されては無いのです)、「ハンドソンウェルト製法」は弓状の針でリブの代わりに中底からウェルトまでを二本の糸で縫い付ける製法で、人間の手で縫い付けるので土踏まず部分は内側に狭く縫い付ける事が可能です。
固めののリブが無いので足に馴染んで靴底の曲がりが良いです、ただ人間が縫うので時間が掛かります、簡単に縫うと縫い幅が広く成るので、隙間が出る場合が有ります。
Sany4451
Sany4452
これは製造見本なので縫い幅は広いですが、ウェルト部分と中底部分の隙間が余り無いのが解ると思います。
Sany4449
Sany4450
こちらが「グッッドイヤーウェルト製法」です、リブと中底の部分に大きな隙間が出来ます、ここにコルク等のクッション材を入れる事が出来ますが、コルクの代わりに穴開きスポンジを入れる場合も有ります。
外からは見えない部分なので、簡素化してしまう部分でも有ります、中底(リブを接着で付ける部分)は革が良いですがコストの問題で合成物を使う場合が有ります、ここは靴の中側なので目視出来る部分です。
これは店のスタッフに確認すれば、間違った情報は言わないと思います。
ハンドソンウェルト製法もゴッドイヤーウェルト製法も、ウェルト部分で表底を縫い付けるので、ソールを交換しても靴の形が変わる事は少ないです、またウェルト部分で表底を縫うのでウェルト部分が痛むのでソール交換は2回が限度でしょう、ウェルトを交換出来ればその後2回はソール交換は出来ますが、アッパーレザー(表の革)の寿命も有りますから。