田中大工店

木のぬくもりを感じる家造り 

地元を活かして

2019-03-06 11:00:00 | 日記
こんにちは。
田中大工店です。

寒川のわいわい市をご存知の方は多いかと思います。
地産地消で、連日朝からお客様が並ばれているそうです。

残念な事に家などは地産地消ではない事が多いです。

予算や建っている状態を見れるので物を購入する感覚で見たものを購入する安心、また更地ができたな?とおもっているとハウスメーカーの看板が立ち始め、区画整理が始まる。
ハウスメーカーさんの素晴らしい所も沢山ありますし実際お仕事させていただく事もあります。
様々な要素はあると思いますが、大工としては少し残念な所でもあります。
感覚が昔と違い、家は購入するものとなり建てるという感覚が減りつつあるのです。

大手のようにパンフレットなどだしたり、広告を宣伝することなどできません。
耐震診断のテスト実験や様々なうたい文句を高々と上げることはできません。

しかし皆さんもご存じのスカイツリーに日本の伝統建築の法隆寺の五重塔の造りから学んで作成された事は誰もがご存知だと思います。
日本の伝統は素晴らしいです。
伝統構法は海外からも学びに来られる方が多いのです。
先日茶室の件でご相談がありましたが、外国の方で日本の文化の素晴らしさを本当によく学ばれ、お話しされ、修繕する所のみ修繕し、他はそのままの状態を希望され、本当に嬉しいかぎりでした。


もし地産地消で昔のように家を建てたら・・・大量生産ではないので少し高くなるかもしれませんが、地元なので交通費や人件費、もしかしたら同じ予算で、ずっと見守ってくれる大工さんのいる家を建てれる事ができるかもしれません。
木を選ぶ所、間取りや生活スタイルに沿った自然と居心地の良い家をご提案できるかもしれません。
アレルギーを減らす生活空間を提案できることもできるかもしれません。
傷んだ部分のみ修繕することでより愛着のもてる家になるかもしれません。
地元の材木店、地元の職人にぜひ一度お願いしてみてほしいと思います。(自分でいうのもおかしいですが)
お米も育った環境の水で炊くと美味いとお米マイスターの方がTVでおっしゃっていました。
今でも農家さんや昔からの代々の御宅にはお抱えの大工さんがいるというほど、長く住み続けられる、長く愛せる家がちゃんとあります。

なのでそこは私はお抱えの大工さんがいらっしゃる所のお仕事はいただけないのですが。そこはまた素晴らしい、良い事と思っております。
地元では商工会にて「いい家つくり隊」という取り組みもしています。
また「木の家ネット」という会にて活動もさせていただいております。
ぜひご興味のある方は見て見られてください。


いずれ皆様のお抱えの大工になれるべく精進し、発信していけたらとおもっております。





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