高村光雲の覚え方（明治彫刻家

おい！猿(さる)／最高に／幸運だな

（老猿(ろうえん)）（西郷隆盛像）（高村光雲）

［句意］おい！猿、お前は最高に幸運だな、と飼い主がえらそうに言っている句。

［point］
１．高村光雲の代表彫刻は『老猿』『西郷隆盛像』である。

［解説］
１．高村光雲（1852～1934）は、江戸の仏師東雲に師事し、師の名前を継ぎ高村姓を名乗る。伝統的な彫刻技法に写実性を高めて、彫刻の近代化に努めた。東京美術学校にもつとめる。代表作は『老猿』および上野公園のシンボルになっている『西郷隆盛像』。

２．なお彫刻家で詩集『智恵子抄』（1941年）で知られる詩人高村光太郎の父である。

〈2016早大・文

問６ 下線ｃ今もなお上野の山のシンボルとなっている図１（『西郷隆盛像』）について、図１の銅像（犬を除く）の作者は江戸仏師の流れをくむ彫刻家で、1893年のシカゴ万国博覧会に 出品した木彫作品（図２）（『老猿』）は彼の代表作である。この人物の姓名を漢字４字で記述しなさい。」

 

 

（答：高村光雲）〉

〈2013青山学院大・文

問１. 図Ａ（悲母観音図）を描いた人物を、次の選択肢の中から選べ。

 ①菱田春草 ②狩野芳崖
 ③高村光雲 ④岡倉天心」

（答：②）

 

1888年　狩野芳崖（61）没、『悲母観音』絶筆となる。

 

いやはや悲観カノン砲。

 

1888年　『悲母観音』　狩野芳崖