ひな菊の丘から

郡是を学ぶ

私の有給消化日に合わせて相方が休みを取ってくれる、というので調整した結果、18日に休みを取ることになった。私が「ここに行きたい!」と強く主張しない限り、だいたいは相方が頭の中でプランを組み立てていることが多く、当日までどこが目的地かわからないことも多いのだが、今回は、「クエを食べに泊りがけ」と聞いてたので、う~ん、泊りがけはなあ、とちょっと引き気味。というのも、長女が久しぶりに帰阪し、泊まるというので、家を空けたくなかったのだ。

ちょうど(って言うたらアカンか。)お天気が悪く、思っていたクエを出せないのでと宿から断りがあったため、急遽行先を変更。

瑞穂蕎麦の名店、『咲家つる丸』この前来た時は雪が屋根に積もっていたっけ。その時の様子はこちらに。

私は、最近凝っている瑞穂蕎麦定食+かき揚げ



相方は、以前私がいつも注文していた、マクロビ定食。



お腹いっぱいになって、さてこの後は道の駅にでも寄って帰るのかと思いきや、車をどんどん走らせる。舞鶴まで〇〇キロ、という標識が出たのを見て、おお~ここから家に帰るより近いやん、と思ったり。


綾部市はグンゼ発祥の地らしい。ここにはグンゼスクエアという博物館的な施設。蔵づくりのとてもすてきな建物だった。



あいにくの雨で、来館者はほぼゼロ。密にならないよう配慮されている建物も、もちろん貸し切り状態だった。



三つ並んだ展示蔵、過去・現在・未来のグンゼについての展示。



中に係員もいない。ついあちこち撮っちゃったのだが、実は撮影禁止だった・・・。一枚だけ、ごめんなさい。いただいたパンフによると、グンゼの創業は養蚕、製糸業からはじまったらしい。



今昔館で、金曜だけ開館している記念館を紹介していただく。



元々は本社事務所の社屋として大正6年に建てられた洋風建築だが、中に和室も備えられていた。係員の方の丁寧な説明でより一層展示物を楽しむことができた。



グンゼは元々『郡是製絲株式会社』という名前で創業したそうだ。そう、店是、とか社是とかいう、あの是である。この地の繭、生糸は品質粗悪と酷評され、何とか精良優美な糸を作りたい、という思いで創業者の波多野鶴吉は奮闘されたそうだ。

いわゆる女工さん、劣悪な労働条件で働いていた人たちについて、ぼんやりとした知識しかなかったが、ここではどうだったのだろう、と資料を読むと、こちらで働く人は『工女』と呼ばれ大切にされたそうだ。工場内に学校を作り裁縫や行儀作法の先生がいたらしい。平均勤続年数が2年ほど、と短かったので、6年勤めたら記念品として箪笥が貰えたそうだ。

なんか色々勉強した一日だったなあ。

帰宅後しばらくしたら、上の娘が帰ってきた。ひらひら、フリフリが好きな子だったけど、さすがに新しい職場に挨拶に行くからか、モノクロで地味な格好だった。

寛ぐ長女

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