ものすごく久しぶりの隠れ谷

この前、隠れ谷に行ったのはいつだったろう？とにかくかなりかなり前。コロナ禍が騒がれるより前だったはず。ずっとご無沙汰していたし、ミッキーのブッキングライブには何度も誘ってもらっていたのに何だかうまくスケジュールが合わず、延び延びになっていた。ここへ来て大阪は9時閉店の自粛要請、でも神戸は大丈夫なんだろうか。とりあえず行ってみる。




お店は改装した、と聞いてたけど全体の雰囲気は変わらず。でもカウンターの後ろに大きな窓ができていた。換気、やな。そしてステージと客席の仕切りは見事な透明版。これ、あちこちのお店で見てきたけど、だいたい写真が撮れない感じの彎曲具合なのに、ここのはピシッとまっすぐで、正面からでなくてもちゃんと写真が撮れた。きっといいのを使ってるんだろうな。

一応、音出ししてみる。仕事帰りなので手ぶらで来たから、お店の置きギターを借りる。私の好きなマーチン、と思ったけど、新しいのもあるよ、とマスター。うーん、弦高が低くて弾きやすいんだけど・・・とりあえずやっぱりこっちにします。(今度はあれ弾いて歌ってみよう。）

皆さん、さらっと音出し。マスターのリハ



壁の楽器たちも元気だった。



最初はミッキーが2曲、カラオケでリハをやってきたそうだ。



「空に星があるように」、ええ歌。





マスターは、23歳のSSW,アラタくんの歌、詩がとても気に入っているとのこと。お店でライブやってもらえばいいのに。



もう1曲は私も大好きなHobo Song、熱唱。



アンコールを受けて、日本語で「おやじのListen to the Music」で終了。



スマホの写真だけど、歪んでないでしょう？

次はWさん。お年は私より10歳位上、でも、ものすごくパワフルなギターと歌。リハの時、「もう少し音量上げた方がいいかな」と言われたけど、思わず「前には充分出てますよ」と言ってしまった。



「ママさんがお好きだと聞いたので」とニール・ヤングの曲やオリジナルの歌詞でボブ・ディランのForever Youngを歌われた。



次が私。写真はない。持ち時間20分、何とか時間内で収まったかな、敢えてほぼ全篇日本語で通した。1曲、Blueberry Hillだけは1番英語、2番日本語。後は、お登紀さんの「時には昔の話を」、まりやさんの「縁の糸」、ユキさん作詞の「月の庭」初めて3番まで歌った。そして、新曲？ソロで季節の歌としてうたっていた「冬の星座」の前に宮沢賢治の「星めぐりの歌」を合体させてみた。付け焼刃はやっぱりもひとつだったけど、このうたすごくすきなので、もう少し自分のものになるようにがんばってみたい。ユキさんには「豚のが良かった」と行ってもらった。豚？お登紀さんの曲はアニメ「紅の豚」の挿入曲なのだった。

最後はNさん。この方とは初対面だったけど、実はSNSで見てます、と言われたし、私の方はボイトレに行ってる(最近サボってるけど）くまちゃんから、こんな人がいるよ、と教えてもらっていたので、初対面じゃないような気がした。さらに、「冬の星座」を用意されていたそうで、先にやったもん勝ち！になってしまった、ゴメンナサイ。



まず最初がフォークルメドレー、4曲全部歌えた。



次にコード進行がほぼ同じ曲メドレー、で「あのすばらしい愛をもう一度」と「365日の紙飛行機」「水色の街」これも全部歌えるやん。最後はマスターを助っ人に。



出番の終わった私は濃い芋のお湯割りで、ママYきさん手作りのプレートをいただく。



オマケに唐揚げまであったので、お酒が足りずビールを追加。



甘いものまでいただいて、久しぶりにのんびりお喋りも。


本当なら、年末にバン練とひっそり忘年会、の予定だったのだが、やはり自粛しようということになり、この日会いに来といて良かったなあ、と心から思ったのだった。



夜遅いと電車の連絡が悪くなる。急ぎ足で駅まで歩く間、聞こえてくるのはなぜか、とつくにの言葉ばかり。この界隈で働いてはるんかなあ。