この日、午前中に買い物をして、その後庄内駅で音楽友だち(某ビジュアル系ブルーグラスバンドのドブロ弾きくん）と待ち合わせ、帰ってライブ聴いて終わったら宝塚フェス、という超過密スケジュールだったのだが、庄内からの帰りに店に寄ったら、ちょうどヒデヨちゃんが到着したところだった。私はなぜか午後3時スタートと勘違いしており、「えらい早い入りやなあ」と思ったのだが、実は2時スタートだった。ここで間違いに気づいてほんとに良かった。駅までの道で、ユキちゃんにも会う。彼女はスマホ片手に「あ～、ようこさん、良かった～、お店こっちで合ってるよね」と。
帰宅後、フェスの準備をちょこっとして再度出発。看板にはSOLD OUTの文字。
私の席は階段の特等席。（ここ、音はいいし、個室で聴いてるみたいでとても居心地がいいのだ。）カウンターにはナオコねえさん。この日のために万全を期して前夜は休んだらしい。お互い滝本チルドレンの私たちのライブには、この日も壱服庵のY子さんが来てくださっているのだった。
セットリスト、録音を聴きながら入れてるけど、間違ってたら教えてね。最初はWill You Dance、岸辺のアルバム、って言うたら古すぎる？
ここへは初お目見えなので、自己紹介するユキちゃん。次はキャロル・キングのSo Far Away
続いてはリンダのBlue Bayou,懐かしく美しいうたが続く。
ユキちゃんのもと職場の方とか、恐らく仲良しのお友だちとかが来られていたのだろうな。ちゃんと宣伝したら、あっという間にいっぱいになるから、私たちも控えていたのだ。
1stセットは8曲、4曲目はカーラのHome,その合間のMCは冷水シャワー、このギャップもユキちゃんらしい。
今回のライブではナンシ・グリフィスのトリビュートをするらしい。アメリカ留学時に出会ったナンシの音楽について語るユキちゃん。そして、初期の作品、Love at the Five & Dime,この曲、ユキちゃんはキャシー・マテアで出会ったとのこと。
続いて、同じくナンシのFrom A Distance、彼女の作ではないけど、最初にレコーディングしたのがナンシだったそうだ。ベットミドラーも歌っている。この曲の歌詞を見るだけで、最初は泣いて泣いて、だったけど、最近はギターに必死で泣かずに歌えるらしい。
彼女たちの共通のアイドル、アリソン・クラウスのSleep On, Oh Atlantaで1stは終了。
休憩時間にステージ前の譜面台を覗いてみた。これ、ヒデヨちゃんの。オタマジャクシがいっぱいで、私には読めない。
こっちはユキちゃんの。おー！よう読めるぞ。でも、コードが書いてない。どうも彼女はコードとして把握してはいないようなのだ、それはそれですごい。
2ndセットは、ナンシのトリビュート続きで始まる。Workin' in Corners、
続いては、Lori McKennaのBible Song、この人の曲を良く取り上げるようになった頃、ライブでご一緒するようになったなあ。
Loriの曲について、内容までしっかり説明してくれるユキちゃん、英語が堪能だとこういう時とても説得力がある。続いてあと2曲、彼女の曲。People Get Old ,Bird and the Rifle。
オープンチューニングで弾いていたのを元に戻して、フリートウッドマックのSong Bird、前の曲からbird繋がりでヒデヨちゃんがセットリストを考えたらしい。これは、私も大好きなエヴァ・キャシディのバージョン。
アリソンのレパ、When God Dips His Pen of Love in my Heart、これは、ヒデヨちゃんのダーリン、勲さんとN藤さんが入って去年アビリーンでやった曲とのこと。それ聴きたかったな。多分今度もまたやる、って言うてたからそのチャンスを待とう。そして最後はマルチナ・マクブライトのHow Great Thou Art
もちろん、アンコールがあり、Carolina in my Mind。タッキーさんの好きだったこの歌、近頃岡町シスターズもレパに入れたので、とても嬉しかった。
終わってから、本当はじっくりあれこれお喋りしたかったのだが、私はとにかく気が急いていたし、他の皆さんもそれぞれ段取りがあったらしく、駅までナオコさん、Y子さんと一緒に歩いた。
今回気がついたことがある、っていうか気がつくのが遅すぎたのだけど。最初に聴いた時のインパクトからずっと、ユキちゃんの歌のうまさにばっかり気を取られていて、そんな聴き方ばっかりしていたのだけど、実はヒデヨちゃんのコーラスのすばらしさをすっかり聴き落としていたのだった。上を付けたり、下を付けたり、は色んなデュオ(バンドでも）にもあることだろうけど、上手い分、ある意味奔放なユキちゃんの主旋にみごとにハーモニーを付ける、そしてピシッとそらさない、ヒデヨちゃんってほんとにすごい！と改めて思った。ええデュオだわ、お手本にしたい。
