ひな菊の丘から

安野光雅を訪ねて

朝刊に、近畿の博物館、美術館の催し一覧が載っていたらしい。何か考えているなあ、とは思ったけど、往路は173号線をひたすら走って峠では何度も何度も府境、県境を越えたので、帰りは高速使うのかな、道の駅ハシゴするのかな、とその程度に思っていた。

ちょっと遠出するで、と言いつつ高速に乗った。このまま行くと天橋立、数か月前に行ったやん、どこか途中で降りるのか?懐かしい大江山に行くのか?いやここもスルーか、え?ほんまに橋立?まだ先まで走る?終点の丹後大宮で地道に降りたので、これは小町の里公園(かつて、丹後フェスをやっていた会場)に思い出に浸りに行くのか、とまた考えたが、これも違っていた。


…到着したのは久美浜町。真夏には賑わう場所だが、海の方ではなく山の方へ走っていった。



通り過ぎてから駐車場に気づき、戻る。




和久傳、って京都の高級料亭やん、名前ぐらいは私も知ってる。もちろん行ったことないけど。それと安野光雅って?



昨年末亡くなった、安野光雅さんは、島根・津和野の出身、彼の絵本は我が家では親子揃って一番大切にしている。その安野さんと和久傳の関係って?
今は絵あそびの原画展をやっているとのことだった。



すてきな木造りの建物、エントランスも凝ってるな、と思ったら安藤忠雄作だった。



建物の遠景



左奥の建物は売店とレストラン



この廊下みたいなところを通って



左に曲がって・・・そしたら、左端からもすっと入れた。



敷地が広大なので、そこからさらに歩く



室内は撮影禁止だったのでちゃんと説明できるか不安だが、1階には展示物と画面、関連の書物があり、2階は企画展の『絵あそび』(90才を越えてからの作品とのこと)の原画の他に、森の絵本、旅の絵本など代表作の原画が展示してあった。売店は晩年の作品、メリーポピンズや赤毛のアン、大きな森の小さな家(ローラ・インガルス・ワイルダーの物語)などの書籍と絵ハガキ、クリアファイルなどいっぱい欲しいものがあって困った。



出たところに餅花が飾ってあった。



ここの敷地内も、そこここに雪が残っていた。



売店に入ってみた。



Tシャツや、トートバッグなど先ほどの売店以外の商品もたくさんあって、和久傳の調味料も置いてあったが、ちょっとお茶しようかという事になり、せっかくなので、これを注文してみた。



蓮根を使ったくずもちみたいなものらしい。注文したら目の前で包んでくれる、ということだったので、見に行ってみた。



そんなつもりじゃなかったけど、連写してしまったようなので、並べてみよう。動画にしたら良かったのか。

















できあがりがこちら



コーヒーと一緒に美味しくいただいた。



中身はこんな感じ。



散歩道があり、そこには13年ほど前から度々植樹されていたそうだ。まだまだ森、というには遠いけどいつか鬱蒼とした森になったこの場所も見てみたい。おッとその前に、追悼の作品展、見に来なくちゃと思っている。

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