ひな菊の丘から

秋元慎バンド

結成20周年ライブをやったのはいつでしたっけ?2006年4月か。5年前ですやん、ってことは今年25周年?メンバーチェンジなしの りっぱな老舗バンドです。この夏、九州は飯田高原のフェスにゲストとして招かれるそうで、遠距離練習バンドとしては、チャンスを作って練習しよう、そや、せっかく集まるんやからライブもしよう、ってことで今回のライブが決定したそうです。もし間違ってたら申告してね。

場所は、バンマスの地元西宮。甲子園口のダートマスクラブです。宣伝したら絶対にお客さまが集まるバンドなんですが、そうすると入りきれない。かといって全く宣伝しないとせっかくのライブが公開練習になってしまう。バンマスの逡巡するところですね。

相方が東京にいる間、私も楽しむぞ、ってことで、ひととおりの家事全般を終えて、涼しくなった頃に出発しようと思ったら、全然涼しくならないじゃないですか!しゃあないので適当な時間に出ることにしました。思いついて、ぽつでのバンマスにメールしたら、6時に駅で一緒に行く人と待ち合わせしてる、とのこと。では私もそれに乗っかろう。え?あと40分しかないやん。まだ服着替えてないし・・・。驚異の早業(と言うほどの事もないか。慎バンドTシャツとジーンズですもん。)で用意して駅に向かいました。大阪駅でJRに乗換、あれ?電車遅れてる?ちょうどホームに普通が停まってたのですぐそれに乗り込みました。アナウンスでは人身事故の影響で遅れと間引き運転が発生してるとのこと。でも待てよ?確か事故って午前中じゃなかったっけ?慎バンドメンバーのTかちゃんが、お昼に新大阪で足止めくらった、って言うてたけど。

予定より数分遅れて甲子園口に到着。無事彼女とは会えたけど、も一人(千日前なバンジョー弾き)がかなり遅れそうとのこと。しばらく待っていましたが、どうもギリギリになりそうなので、先に腹ごしらえをすることにしました。といっても、駅前にあるのはファストフードと居酒屋のみ。鼻の効くバンマスが選んだ居酒屋へ入ると、この時間なのにほぼ満員です。これは良い店を選んだかも。

この後ライブが待ってなかったら、こんなんじゃ済まなかったでしょうが、ポテサラもきずしもたいへんおいしゅうございました。ビール1杯とアテ何品かでとりあえずお腹をなだめて。




ぎっちりとまでは行きませんでしたが、ほぼ満席になりました。良かったです。最初のステージが始まった直後、ようやくON田くん到着。彼の乗った電車は100分遅れだったそうです。気持ちをすぐ切り替えて、慎バンドの音に浸ります。



ずっと前からやってるおなじみの曲、最近の新しいレパ取り混ぜて、やっぱりええわ、このバンド。



ちょい悪→すご悪とイメージを塗り替えていたM片くん、この日は衣装が地味でした。バンジョーの調子はとてもいいようだ、とMCで説明されてました。



1ステ目は、あっという間に終わってしまって(時間としてはたぶん40分あったのでしょうが、ほんとに一生懸命聴いてたらあっという間でした。)少しの休憩の後、ベースのTかちゃんが6弦バンジョーに持ち替えて、ビル・モンローのインストを。その曲は、完全な録音が残ってなくて、これが正しいのかどうかもわからない、という紹介でしたが、彼らは宝塚フェスで、毎年Plays Bill Monroeというビル・モンロー限定のユニットをやっているだけあって、とっても思い入れを感じました。



楽器を持ち替えて、これはMりちゃんとのデュオ曲かな?1ステ目でやったDon't Bother To Cryをはじめ、彼らのバンドもHazel Dickensをリスペクトしていて、何曲か聴かせてもらいました。そうか、この歌もやった。うんうん、これもやってたね。と思うとやっぱりHazelすごい!と改めて思いました。アメリカのプロの人たちも含めて、みんな、それぞれのアプローチで彼女の曲を演奏してるんだなあ。



3回やってくれてもいいのに、2ステージで慎バンドは終了。しばらく楽しいお喋りタイムでした。



この写真、この日のベストショットだと思います。「今日はバンジョー談義、禁止な。だ~れもわかれへんねんから。」ときつーく言い渡されていたはずのM片氏、ON田くんという力強い味方を得て、もう大暴走です。何でもスクラッグスの10枚のDVDの6枚目のどこやらに、フレイリングの音が聴こえるとかで、ON田くんは、「早速明日見直してみます。」て言うてました。



お客さまで来られていたRAKKANのO野さんがステージに。今度、右二人を含む6代目ヒッコリーホローズのライブが予定されてるそうです。



O野さんのギターワークが見えないので、ワタクシ、途中で譜面立てを動かしに行きました。



普段はあまり歌われないのですが、この日は次々と出てくる、出てくる。「テナー付けて」と呼ばれてON田くんが登場します。



客席で一生懸命喋ってたら(聴けよ!)呼ばれました。せっかくなので、Mりちゃんとデュエットします。



ギター持たずに歌う時って、手の位置に悩みます。Mりちゃんはこう来たか。ベースはSりちゃん。ギターもうまいし、ベースも弾けるんや・・・。




まだ客席にはたくさんのお客さまが残って下さってます。来月のブルーグラスナイトの宣伝をさせていただきました。



こちらのお二人は、まだ懲りずに喋ってます。



地元甲子園口の先輩、M本さんとも久しぶりにお会いしました。「最近K学OBがんばってますよねえ。ウチももうちょっとがんばらな、ね。」「うん、尼の御大のお尻叩いたって。」「いや、それは先輩が叩いて下さい、おんなじバンドやねんから。」なんて話をして。

でも、そろそろ失礼しないとね。まだお腹も空いてるし、どっかへちょこっと寄ろうか?と席を立ったら、京都まで帰らないといけないON田くんも一緒に出ます、と。駅前にあるので、交通の便はとてもいいです。




ところが・・・。JRはまだ遅れが解消されていません。次に来るのは東西線。尼崎で乗り換えないと大阪駅には行きません。とにかく次に来た電車に乗って、それから考えよう。阪急に乗り換えるのですが、大阪まで行きたいというON田くん、私らは北新地から歩いてもいいか。なんて話してたらようやく15分遅れの電車が着きました。尼崎でON田くんと別れて、電車に残っていたら、アナウンスがありました。「お客さまにお知らせします。この電車は当分発車しません。次の快速?が先発しますのでお乗換下さい。」え??慌てて飛び降りました。このホームで待ってたらいいのよね?とぼーっと待ってると、周りの人が急に動き出しました。今降りた電車にまた乗っています。再びアナウンス、「失礼しました。次の電車がしばらく来ない事がわかりましたので、信号が青に変わりました。こちらの電車が先発です。すぐ発車しますのでお急ぎ下さい。」なんじゃそりゃ?もちろん慌てて飛び乗りましたよ。

すったもんだで北新地着。ふだん使い慣れない線なので、途中の駅も物珍しく、プチ旅行みたいでした。てくてく歩いて大阪駅まで戻ってきたら、こんなんでした。




ON田くん、無事帰れたかな?私たちはおなじみのお店に寄って帰ることにしました。ところがラストオーダー11時、今何時?10時57分、もうあかんか。お店のお姉ちゃんが、「だいじょぶですよ、どうぞ。」なんていいお店なんでしょ。



良いライブの余韻をしっかり楽しみつつほろ酔いで帰宅。羽伸ばしまくりの休日でした。
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