ひな菊の丘から

地元でクラシック?

相方が見つけてきた情報は、わが街のホールで齋藤ジョニーが聴けるというものだった。Goose houseでたくさんのファンをつかんでいるジョニーだが、学生時代はブルーグラスのバンドをやっていた。ほとんど観客のいない朝の箱根フェスのステージで見て以来のファンとしては嬉しい限りだ。



当日は雨、いつもの最寄駅から一つ乗り越して、ちょっと早いかな、と思いながら会場に向かうと、既に長い行列ができていた。外から見ていると、ジョニーが受付あたりをウロウロしてるのが見えた。




Roooomsというのは今回初めて知った、若手クラシック音楽家の集団(と簡単に言っちゃっていいのかな?)で、大阪公演を企画したのはマンドリンのあいりんこと藤川亜依里さん。彼女の地元である豊中で、中学生の頃から見ていたGoose houseのジョニーと一緒にできて嬉しい、とのことだった。もちろんマンドリンはラウンドだが、共演の時にはフラットマンドリンも携えていた。

開催前に、ふたりずつのユニットで前座の演奏を行ったり、休憩時間にもメンバーチェンジして1曲ずつ演奏されたのが楽しかった。

最初はジョニーのソロ。オリジナルで『ハックルベリーフィン』マイクを外して生音で聴かせた。その後プログラムに沿って

即興ピアノ
ガブリエルのオーボエ/モリコーネ
愛の挨拶/エルガー
白鳥/サン・サーンス

とインストが続き、その次はなんとFoggy Mountain Breakdown!クラシックの皆さんがどんな風に演奏するんだろう、と思っていたが、バイオリンの高松亜衣さんがすばらしかった。多分、クラシックの奏法を封印して、フィドルの特徴を捉える努力をされたんだろうなあ。ほんとにフィドルやった。この曲はバンジョーで生き生きと弾くジョニーに比して、他のメンバーは苦しそうではあった。そしてその仕返しなのか、次の曲、チャルダッシュでは逆に「合わせてたけど、やりにくそうでしたね。」とジョニーが言われていたのだった。

ここで1部終了。休憩時間にも演奏があったので、誰もいなくなった時を見計らって撮った一枚。



二部はジョニーのヴォーカルをフィーチャーしたステージ。

銀河鉄道999/ゴダイゴ
全力少年/スキマスイッチ
車輪の唄/BUMP OF CHICKEN
Let it be/ Beatles
Take Me Home, Country Roads/ John Denver
きらり/藤井 風
笑顔の花/Goose house
光るなら/Goose house

こんなラインナップだった。登場した楽器は、オーボエ、サックスなどマイクを使わないし、マンドリンだけは音量が足りないのでフラットの時は電気を通してたけど、基本マイクはヴォーカルメインの感じ。ジョニーの歌のヴォリュームが楽器とバランスよくなるようにPAさんががんばってはったのだろうな、と思った。

もちろんジョニーの歌はとても良くて、久しぶりに聴けて嬉しかったのだが、オーボエの音が好きっ!ということに気づいてしまった。また聴きに行くかもしれん。

歩いて帰れる場所でこんな音楽が聴けるのは幸せなことだと改めて感じたな。

オマケ;一番最近のフェスでのジョニー(盗撮)

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