ひな菊の丘から

今年の丹後フェス

いやー、ナメてかかってました。ほんまに大反省です。二日目のステージキャンセルしてしまって、主催者のK村さんには申し訳ないことをしました。以下、丹後フェスの顛末、デイジーヒルの大失態を笑ってやってくださいませ。

去年は開催されなかったので、二年ぶりになる丹後フェス。G.Wまっただ中ということで、当然のように中国道は一部ダダ混み。三田西までは地道を通ります。それでも普段より多い車の量で1時間半かかりました。舞鶴道は、いつでも走りやすいのでストレスもなく走行し、前回とその前は出口で渋滞したけど、今年はそれも杞憂に終わりました。そして、何と高速は一つ先まで伸びていて、京都縦貫自動車道は与謝天橋立ICまで続いていました。(宮津-与謝は無料でした)

ウチのナビUちゃんは、古い+あまり賢くないので、与謝から会場までの道案内、とんでもない道を選びました。パッと見ただけでこりゃいかん、な山道だったので、相方が動物的カンで走りました。(実は数年前、ナビもない車で、近くの立ち寄り温泉へ行こうとしてひどい目にあったことがあるのです。山越えの古い道、もちろん車の行きあう場所もなく、尾根道みたいなところはすぐガケになってて恐怖に震えながら通ったものでした。)何とか見慣れた道へ出て、そこからはちょっと戻って買い出し。今回は『何でも焼きましょう』がテーマなので、海産物で焼けそうなものを入手することと、お昼ご飯を食べることが我々のミッションです。

ようやく到着。天気予報では雨のち曇り、だったか曇り時々雨、だったか。到着時点では霧雨が降っていました。ま、山だからね。

滋賀フェスのステージを見本にした、というりっぱなステージの屋根が出来ていました。




先着のON田夫妻に手伝ってもらいながら、セッティング。



いつものN口くんタープも張ります。その隣に我が家のボロボロテントを建ててみました。本当は、今年テントを新調する予定でした。でも、納得できるテントがなかったかして、結局相方は購入を諦め(だって、ほぼ年に1回、このフェスでしか使わないので。ほんま、ゼータクになったもんやわ・・・。)ポールの壊れてるこのテントを持ってきたのです。しかも完璧夏仕様で。




丹後へは何故かほぼ付いてくる娘たち。スポ少を離れてテント生活が恋しくなったのかもしれません。でも実は既に悲劇は始まっていました。



こちらは新調したテントに、エアマットを用意しているK村くん。電池式の空気入れはどうも調子が悪いらしく、人力で空気を入れてます。



プログラムの最初はブルーグラスジャムだったのですが、Tもこちゃんちのふみぽんに遊んでもらっていた私はステージに出ませんでした。で、その次が彼らです。K戸大の精鋭たち。



テントだけでなく、装備も夏仕様の我が家でした。キャンプ歴、私は40年ほどになります。三角テントも立てられるし、薪も組めますし、キャンプの歌も歌えます。(ん?)娘たちも10歳前後から毎年、少なくとも5,6回はキャンプに行き、過酷な条件下(例えば台風が来たりとか)での野営も経験しています。なのに何なんだ!この体たらく。大阪が暑かったせいもあるのでしょうが、丹後を甘く見てました。そうやん、ここのフェスは寒いフェスやったんやん。しかも今回はしょっぱなから雨!!なのに軽装備の娘たちは、こんな恰好で寒さをしのいでました。



準備万端のON田ご夫妻のご厚意により、レインコートとポンチョをお借りしてちょっとほっとしました。



プログラムは順調に進み、はしうど・ケイオンのヴォーカルさんの職業を想像したりしてステージを楽しんでいたら、前のバンドがキャンセルになったので、次やって下さい、と主催のK村さんが来られました。ひぇー!曲も決めてへんやん。(ていうか、その時点で普通は決まってると思いますが。)大慌てで決めてステージに向かいました。まだ雨は降ってます。風もちょっと吹いてたかな。



私も夏仕様で、下にレースの付いたチュニックを着ています。寒さのあまり、上からデカいTシャツを重ね着して変な恰好です。曲は

1.New Five Cents
2.Can't You Hear Me Calling
3.The One Love Is Gone
4.Wishing Well Blues
5.月の庭
6.Think of What You've Done

普通に普通のブルーグラスをやりたかったのですが、ちょっと間に入れちゃいました。

(この写真はマサキさんからいただきました。ありがとうございます)



この後、ほっこり弟国でご一緒した原ファミリーバンドのお二人のステージだったのですが、先述のはしうど・ケオインのヴォーカルさんの職業がピタリと当たっていたので感動して、写真撮るの忘れてしまいました。

茨城からこられた、ちくわさん(本名らしいです。)は、栃木のK俣さんのお友達だそうで、MCでもそのことをおっしゃっていました。でも私はご挨拶しそびれてしまいました。



彼をここにお誘いしたのは、@campersの皆さんだったそうです。で、ご一緒に。以前は、メンバーが順繰りに変わっていたような覚えがあるのですが、今は固定化しているのかな?ウォッシュタブベースの彼女も、ヴォーカルの彼女も、前に見てすてきだな、と思った人たちでした。



暗くってごめんね。無印不良品のお二人です。H井さんの歌、やっぱりええわあ。なんかお二人で世界が出来てる感じがとてもすてきです。



今回はご飯の写真全くなかったですが、デイジーヒルの出番の後、すぐにK村くん持参のお肉、うちの持ってきた塩豚、ハニーマスタードマリネの鶏肉、現地で仕入れたハタハタ、ON田家が用意してくれた万願寺唐辛子やら玉ねぎやら椎茸やらを焼いて食べました。

トリ前はK戸大ジャムバンド2、バンジョーが山Pからこばしくんに変わってるだけですが。ほんとはもっと大人数で来る予定だったのが、キャンセルが出て5人だけになったのだそうです。初丹後が雨で可哀想だったね。



トリは千日前。PAも雨対策。



んで、ここの名物、たき火も豪快に燃えてます。



ステージ終了後、若者をサイトにご招待してプチ宴会。メインの後にオードブルが出るみたいだけど、と現地調達の鱸とハマチの刺身。N口くん差入れの鯖の浜焼きもあります。




次女のパンも味見してもらいました。つまみをちゃんと用意してなかったけど、鰊の酢漬けが案外人気でちょっとビックリしました。



濡れて作業したことや、寒さがだんだん堪えてきたことや、あれこれの条件が重なって、私は早めにテントに入りました。この時点では、次女が熟睡していたし、この程度の雨でもテントで快適に眠れることは経験上知っていたので何の心配もしていませんでした。

ところが、シュラフに潜り込んだ途端、背中に違和感。さわってみても濡れている様子はないのですが、冷たさが直接体に伝わってくるのです。アルミマットは敷かず(て言うか持って来てなかった。)、キルトのマットのみ。グランドシートの上に水たまりができているのは触っただけで分かります。これはヤバいかも。でも今から寝てる子を起こして車に移動するのも大変だし、それだけで濡れるし・・・しばし悩んだ末、このままテントで寝ることにしました。

隣のタープから、風に煽られて+重さに耐えかねて、定期的に水がドシャーっと落ちてきます。風でタープが暴れている様子も想像できます。(朝までは持たないな、と思ってました。)背中が冷たいので、少しでも当たる面積を減らそうと横になって寝ましたが、寝付けず、朝までが長かったこと。足の先も冷たくなってきました。おかしいなあ、このシュラフ厳寒用ではないけど、冬山でも使えるレベルのはずなんだけどな。(とはいえ耐久年数もかなり過ぎてたかも。)

うとうとしては目が覚めて、ようやく明るくなったころ、長女が「イヤやなあ、トイレ行きたいけど外に出たらもう中には入りたくないし、まず靴を履いたら脱ぎたくなくなるやろし。」といいつつ起きてきました。時間は5時半ごろ。そうそう、靴の中は既にぐっしょり濡れてます。靴下の替えはあるけど、それ穿いちゃうともう脱ぎたくない。と、外で思いっきり大きな音が。瓶が倒れる音もしました。「あ~、タープいってもうたな。」長女が外に出て、トンカンやってます。後で聞くと、やはり倒れてしまっていたので、一人で起こしてやり直したそう。役に立つやん、なかなか。

次女も同じことを言って、「起きたいけど起きたくない。まだ早いし寝てたいけどどないしよ。」と悩んでます。私は、「二時間ぐらいしか寝てないからまだ寝さして。それにしてもめっちゃ冷たいねんけどあんたら大丈夫やった?」彼女たちの下には、(恐らく)防水仕様のマットとフリースのブランケットが敷いてあり、寒かったけど寝るのに不都合はなかったそうです。それでもシュラフの足先が、起きたら濡れていてびっくりしたそう。私は、と見るとシュラフの背中も既に濡れていました・・・ようこんなとこで寝てたわ、私。




車で寝ていた相方がやってきて、とりあえず屋根のある回廊に荷物を動かそう、と皆で撤収にかかりました。朝ごはんはホットドッグの予定でしたが、これだけはとりあえず用意して、起きてきた人から食べることにしました。隣のテントのK村邸は、さすが新品のテントにエアマットでご本人たちは無事でした。端に置いてた荷物はけっこう被害があったようですが。下の建物内で寝ていたON田夫妻も無事のようで何より。でも、この状態では、日曜のステージは屋内でするしかなく、我が家は屋内に入るには申し訳ないドロドロ状態なので、結局出番をキャンセルしました。泊まり客の少ない(地元の方は日帰りされるので)このフェスで、遠方から来ていて宿泊する私たちは、二日目のステージではかなりあてにされていると思うのに、申し訳ないことでした。

娘たちのたっての希望で、『しまむら』で当座に着るものを買って、近所の温泉に入って帰ることになりました。私はシャツとズボン(パンツ、とは書けない。ミセス仕様の『ズボン』です。)を、長女はパーカーとパンツを、次女は靴下とサンダルを買って、相方は上から下まで全部買い揃えて、小町温泉へ向かいました。

大きな湯船で体を温めて、充分に元気を取り戻したら一気に大阪へ。お土産も観光も、なーんにもない旅でしたが、帰宅は午後2時半、片付けも洗濯も充分にできる時間でした。(まだ天気が悪くて乾かせなかったけど)来年は良いお天気でありますように!!!

追記;テントは帰宅した日が不燃ごみの日で、しかもありがたいことにまだ回収に来ていなかったので、即ごみ袋に入れて放り出しました。これで我が家はテントもタープ(は去年の宝塚の後処分)も持ってない一家になってしまいました。

コメント一覧

デイジーヒルようこ
レコキンさま
今年もありがとうございました。
おかげで助かりました。
でも、あんなフェスも思い出にはなるかも。
夜中の若者との宴会、なんか面白い話聞けましたか?
レコキン
大変お疲れ様でした。
ホント大変でしたね(^^;
頑張ってくれたおねえちゃん、こっちゃんにもヨロシクお礼を伝えておいてくださいませ。
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