ひな菊の丘から

今竹七郎展

事の起こりは前日のTV、何気なく見ていたら、オーバンドのパッケージの話になり、そういえばこのデザイン、何か賞とったんやったよね?そういえばその人の作品展がどっかでやってるんちゃうかな?で、調べてみると近くで絶賛開催中とのこと。よう知らんけど行ってみよう、ということになった。

朝10時の開場時間に間に合うよう会場に到着。



ここは、毎年ボローニャ国際絵本原画展が開かれる館で、かつては何度も訪れたところだけど、今年は中止になったらしい。展覧会は撮影可だったので、早速入り口を。




最初は神戸大丸の意匠部というところで働いておられたらしい。夢路風のイラスト



作品には関係なく、配送センターについて熟読してしまった。尼崎工場があったんや、とか千里山は京阪やったんや、とか片町線は住道までしか配達してもらわれへんかったんや、と。



原画もたくさん展示してあったのだが、私は印刷物よりそっちに目が行ってしまった。本当に精巧に緻密に描いてある。そして訂正はほとんどない。







京都帝国大学化学研究所製造の「ネオシルバーゾル」らしい。



着物の柄まで丁寧に書いてあって、いちいち感動してしまった。





中にはこんなポップなのもあった。



神戸大丸から大阪の高島屋へ移っていたらしい。



これって怒られる系?



列車食堂のメニューも書いていた。高島屋の社員ではあるが、外注もうけていたようだ。メニューで当時の物価が垣間見られるかも。



新聞社主催でこんな祭りも行われていた。



ランランポマードのコーナーは壁面いっぱいにあれこれの広告が。



水泳はびわ湖へ



銀行のポスターも手掛けた



わかりやすい地図



国鉄、でしょうね?山陰旅行のパンフレット



習作なのか、スケッチブックに書かれたものたち



これ凄いと思った。多分、昔のヨーロッパの人が日本に来た時の表記みたいにかいてある。例えば周防は「suvo」、安芸は「aqui」豊前は「bugen」となってる。



ABCまつりってこんな昔からやってたんや、1958年



そして、オーバンドの大型模型



これは、「外国の干支」カレンダーらしい。干支?



おおー、池田の誇り?とよすのあられの缶とその習作





メンタームのこの子も。



西宮在住だったらしく、市報の表紙が一杯



こんなお仕事もされてたのか。



えーっと、こんな顔した俳優さん、居てはるやん、誰やったっけ?



アトリエの再現もあった



ここは庭がすばらしい、と聞いてはいたけど、いつも屋内を見たらすっと帰ってたので、今回は初めてぐるりと回ってみた。これは中からの写真



オブジェだろうか



水琴窟。清掃作業中の人が、傍まで寄って聞いてごらん、と教えてくれた。



紅葉にはまだ少し早い





庭園は入場無料なので、小さな子どもを連れたお母さんや、ベビーカーを押したお父さんなど、何人かが庭であそんでいた。



広い庭園を楽しんで、



出口近くまで来たら、見覚えのあるお顔が。やはり太郎画伯だった。



やっぱり大谷美術館は楽しい。
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