ひな菊の丘から

難波にノースカロライナの風

以前ライブでお世話になった、北海道のテリーさんが絶賛されたのは、ノースカロライナはアッシュビル在住のフィドラーでシンガー、Anya。夏休みを利用して一家で来日中の彼女は、しばらく北海道に滞在のあと、関西にも来られると聞きました。自分のライブとあれやこれやの雑用で、彼女とコンタクトを取る余裕が全然なくて、ほんとに直前に連絡が取れたのですが、(ありがたいことに日本語勉強中の彼女のメールはローマ字でした。)いろんな偶然が重なって、私が大阪ブルーグラスナイトへ彼女を案内することになりました。you tubeやアルバムの試聴で、もっとちゃんとナマで聴きたい、という気持ちは膨れ上がっていましたが、なにせ英語が全然ダメ。思うことの1/5も伝えられない前日の打ち合わせでした。

無情にも当日があっという間にやってきて、私は仕事を途中で抜け出して(こそっと抜けた訳ではありません。ちゃんとお断りしてきました。)同じくちょっと早帰りした相方と、楽器を担いでいつものアナザードリームへ向かいます。こちらのサポートメンバーは、千日前のレフティなマンドリン弾きと、バンジョー弾きにお願いして、前夜ドロ縄でセットリストと音源を送りました。

バンジョー弾きの到着までは、とりあえず今いるメンバーで音合わせです。




初めての曲に果敢な挑戦



彼女の強い思いが感じられるオリジナルソングは、サイズが難しくて皆悪戦苦闘してました。右手の調子が悪いままの私は、ギターを相方にお願いしたのですが、それで良かったわ~。私には無理でした、このステージのギターは。
代わりに、彼女の愛娘のSachiちゃんを抱っこしてコーラスのお稽古をしてます。



相方がチェック受けてます。「ここでコードが変わるの。」



前夜、居酒屋では、そこらじゅうのお客さんに愛嬌をふりまき、知らない大人たちの視線を釘付けにしたSachiちゃんでしたが、暑さのせいか疲れが出たのか、この夜はちょっとご機嫌斜め。



へんなおっちゃん(相方)に抱っこされると号泣する始末



ざっとおさらいしていたら、ステージの始まる時間になりました。キックオフはスタッフのじみい



Rのちゃんがアイルランドから帰国し、久しぶりのステージはM津谷組



彼女が歌います。



もちろんフィドルも弾きます。



続いて、この夜のラッシーはマンドリンのT村さんが加わります。






京都からひでまん



バンジョー弾き到着。なので再度控え室で練習します。



お母ちゃんは娘を背中に背負って歌います。



バンジョーなかなか気に入っていただけたようですね。



良かった良かった。



そうこうするうちに、もうすぐデイジーヒルの出番です。Anyaと共通の友人が、わざわざアメリカから電話をしてきた、というばすこが、せっかく来たのでステージに上がってます。



フランス旅行以来、とんと音楽とはご無沙汰、というヘジャですが、楽しそう。コーラスもいい感じやで~。



カメラ目線ありがとう。



Yきさんを交えたこのセット、バンド名が決まったそうです。「青い三角関係」思わず♪君は、何をい~ま~♪と歌ってしまいました。



いったい何事?な位たくさんのお客さまです。



出演者が多い、と聞いていたし、私たちは後でもステージに上がるので、出番はどっちでもいいよ、と言ったのですが、世話人から「ま、3曲位で。」と言われたので出ることにしました。



Forever Upside Down、最近マイブームのPenny to My Name、ヘイゼルが好き、というAnyaに敬意を表してScraps From Your Tableをやりました。



千日前トリオプラスベースはTしおさん。



このメンバーをバックに先月は来られなかったいづみ姐さん



コーラスを一緒に、と誘って頂いてたのですが、心に余裕がなく、ご遠慮してしまいました。でもステージを見てたら、誰もハモらないんです。なんでよ~!



あんな寂しいことになるんやったら私が行って歌っても良かったかも。



でも、途中でじみいが上がってきて弾いたりしたので賑やかになりました。



さて、いよいよAnyaのステージです。最初はア・カペラでWhen I Can Read My Title Clear、










彼女に出してもらった候補曲から私が独断で選びました。まずはI've Endured。オラ・ベル・リードは彼女も好きなんだそうです。



続いて、これは彼女のCDのページを見ていて見つけた曲。他のは試聴できるのに、この曲はできず、もしかして、あの曲かな?と前夜の打ち合わせの時に聞いてみたのです。ちょっと歌ってみてくれません?って。すると、「これはとても有名じゃない曲で、たぶん誰も知らないわよ。」と。でも実は知ってたんですね、私たち。まだバンド活動をするずっと前、恐らく結婚したての頃でしょうか。相方がアメリカで見つけてきて、家で二人で歌っていた、まさにその曲でした。Leonaという歌です。



歌詞が危ういのは、ノートを見ながら歌うので難しいですが、本当はコーラスは顔を見合わせて、目と口でコンタクトを取りながら、がいいのです。彼女のうたの癖までは十分把握できなかったけど、ある程度は合わせることができたかな、とちょっと嬉しかった。



バースはひとりで心ゆくまで歌っていただきます。



拙いハーモニーですが、がんばってます。



楽しんでるみたいですね。



もう1曲はHazel & Aliceの名曲、Won't You Come & Sing For Me、相方もハモります。



最後の曲は、彼女のオリジナル、Going Down



難しいけど、思いが伝わってくる歌でした。






大阪の夜、楽しんでもらえたなら何より嬉しいのですが。



Anya効果、という訳ではないでしょうが、お客さまにミュージシャンがとても多かったので、順番にステージに上がっていただきました。千日前のバックはもう慣れたもの、F井さん。



かわさきゆたかさんは世話人と一緒に。



ロマン歌謡の弾き語り、S田さん。



K本さんはTしおさんのベースで。



フィドラーがたくさんいるので、とオールドタイムのセッション。



この時、ヘジャは私とお喋りしていてステージから呼ばれたのに行かなかったんですが、曲が始まったら「これは前で踊ろか。」とステージ前に向かいました。私と相方、それにCーこも後に続きました。その写真、どっかにないかな?

客席の別の場所では、ちょっとご機嫌が治ったのか紙袋をごそごそするSachiちゃん



サザマンで締めるようです。この日はK谷くんが風邪気味で欠席のため、マンドリンに強力な助っ人を投入、パワフルだけどシャイなサザマンでした。



T村さんありがとう。バンド練習の日も変えてもらって助かりました。



たいへんにエキサイティングな夜でした。Anyaとはまだどこかでご一緒できるかもしれません。とても楽しみです。

コメント一覧

デイジーヒルようこ
chiko、ありがとうね。踊ってるのか単に暴れてるのかわかれへんような映像ですが、本人は踊っているつもりです。
デイジーヒルようこ
chikoおつかれさんどした。ばすこたちも来たし、なんかOld timeやったねえ。Rのちゃんもうすぐお誕生日やね?うちのあほぼんは昨日やった。けど帰ってこないのよ。
chiko
うちも久しぶりのリユニオンでしたが、Anyaさんのおかげで、大阪ブルーグラスナイト、全体とてもOld-timeな風が・・めちゃよかった!!
デイジーヒルようこ
きたのさん、とんでもありません。何とか終わってホッとしてます。なんせ英語がここまで喋れないとは、ってちょっと情けなくなりました。
ご一緒できたら楽しかったでしょうが、どうもまだ関西にいらっしゃるようなので、また機会があるんじゃないか、と思います。当日は、自転車のお仲間が何人か来られていて賑やかでした。
ごくちゃんからのブツ、もしかしてヘリンボーンでしたか?
きたの@アコハモ
突然、無理なお願いをしてすみませんでした!
でも、かえって洋子さんにバトンタッチした方が良かったみたいですね・・・
私の方も「極ちゃん」に頼んでたブツを無事に受け取りました。
有難うございます。
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