和泉の国ジャズストリート

ＰＣが言うこときかないのを言い訳に、気づいたら１週間近く経とうとしています。ずいぶん遅れたレポートですが、今日は何があっても書かなきゃ。というのも、夜が明けたら１０月２日、中津のGarthで久々にライブです。

さて、和泉の国。こないだ引退公演？を終えた中学３年生が、ビッグバンドを聴きたい、と言います。ありがちですが、Swing Girlsの影響です。テストのはざまで特に何もないので、一緒に行くことにしました。カメラ係にもなって便利か、と。車で１時間半ほど。ナビの言うとおり走ってたら、なんか遠回りしてる気分です。ハーベストの丘に行く途中で通る道とかも通ったりしたのになあ。そうそう、祭礼が近くて、ちょうちんの数が半端じゃありませんでした。

泉北高速の和泉中央駅近辺の、さあ１０箇所以上はあったでしょうか。ショッピングモールの広場とか、駅の通路とか、お店もいくつかあり、私たちは、珈琲館での演奏でした。

夕方まであるステージの最初の出番、客席はそこそこ埋まっていたものの、あたたまってはおらず、ホームグラウンドから遠く離れた場所で、しかもジャズフェス。完全アウェイです。




客席の真正面に、いっちばん緊張する方が座ってはりました。うわっ、どないしよ、と真剣に思いました。



ほどなく、地元堺のＭさんが、奥様と一緒に登場、席についてくださったので、ちょっと気持ちが楽になりました。ブルーグラスを聴いたことがない、という方がほとんどの場所で、さて、私たちは受け入れてもらえたのでしょうか？

1.Ashokan Farewell
2.I've Endured
3.Darkest Hour Is Just Before Dawn
4.Oh,Susanna
5.Hard Times Come Again No More
6.My Old Kentucky Home
7.Coat Of Many Colors
8.Don't Wake Me Till It's Over
9.Water Is Wide
10.Keep On The Sunny Side




勘違いをしていて、出入り込みの４０分だと思っていたのですが、もうあと１曲ぐらいできたかもしれません。どこまで説明をしたらいいのかわからず、中途半端なＭＣだったのがちょっと悔しいです。まあ、こんなこともあるだろう。来年も出してもらえたら、もうちょっとましにできるかな？

終わって外に出たら、出番がもうすぐのジョニー（永遠の２８歳、女性）が「ちょっとだけでも聴けて良かったわ。」と裏で聞いていてくれたようです。彼女の出番には、駅まで聴きにいくつもりでした。

演奏が終わると相方はすぐ車に乗って出発してしまいました。ちょうど、千里中央でサウンドメッセ２０１０というアコースティック楽器のイベントがやっていたので、どうしてもそこに行きたかったようです。私と娘はおいてけぼり。一番緊張する方と一緒に、ビッグバンドが演奏している、と言うアムゼ広場へ行きました。

おお、やってます、ビッグバンド。



ここをしばらく見物して、先ほどのジョニーの出番を聴きに移動。



これも岡町が縁でできたバンドだと思います。肝心かなめのＳＵＮちゃんは欠席でしたが、ジョニーも２年前に初めて聴いた時からまた一段とすてきな歌うたいになってました。セクシーな衣装（安かったらしい）と客席をひきつけるＭＣもそれに花を添えていました。じゃんぼさん、Ａ東さんもお疲れさまでした。



また場所を移動して、先ほどのアムゼ広場に戻りました。あれ？随分若い。



それもそのはず、現役高校生のビッグバンドでした。３年生は引退後なので、娘とは１，２歳しか変わらないことになります。すんごくかっこいい高校生たちでした。司会の方が驚いていて、顧問の先生にあれこれ質問をするのですが、彼等は結構有名なクラブのようですね。でも、「休みの日は朝から夕方まで、平日は帰れ、と言われるまで」毎日練習してるそうなので、うちののんき娘にはこんなクラブはムリでしょう。



さて、いよいよ私が一番聴きたかったバンドの登場です。娘が疲れて帰りたがったら、見られないかもしれない、と思っていたのですが、彼女はノリノリで、ビッグバンドじゃなくても聴きたい、というので残っていました。日が暮れかけてきて、いい感じに大人のライブっぽくなってきたので、ビールを買いに行きました。だって、周りでプシュッ、プシュッて音がしてたんですもん。



先ほどの、一番緊張する方、私の先生のステージです。さすがです。途中までは、息の吐き方とか、胸の保ち方とか、教わっていることを確認しようとしてたのですが、そんなんどうでもいいってば、って感じになってきました。歌の世界に身を任せて、ひたすら心地よく酔っ払って（歌に、です。）いました。会場にいるたくさんのお客さまも、みんな気持ちよさそうだった。



ひとつのストーリーを追ったステージングになっていたのですが、なるほど、と思いつつ、でもブルーグラスでこれはできへんわ。だって、失恋の歌ばっかりやもん。

でもほんとにすてきでした。心に栄養注射したみたいな時間でした。



気づいたら日も暮れてしまい、慌てて電車に乗るも、さすがに和泉中央は遠かったです。まさか途中で置いていかれるとは予想もしていなかったので、ピタパを持って出なかったので、泉北も地下鉄も切符を買い、悔しかったのは定期区間をお金を払って帰ったことです。相方に請求しようっと。