ひな菊の丘から

舞鶴第三火薬廠

待ち合せに少し遅れて到着。長靴に履き替えて、N井さんの車に付いて行く。



こんな景色を横目にしながら、人けのない森を奥へと進む。入り口には森林保護団体の建物があったが、ここで集合して各地へ向かう、そんな場所とのことだった。
突然、蔓に覆われた建物が出現



消火栓の上の、Ⅿのマークが二重になっているのが海軍の印、とか。



巨大なダクトが建物から外に伸びていて、



朽ち果てて落ちた部分が行く手を塞ぎ、足が短くてまたげなかった私はその向こうへ行けなかった。




ここには、女子どもが働いていたらしい。炸薬成型工場と言って、羊羹のような爆薬を成型して弾に詰めるところだそうだ。誤って爆発した場合の衝撃を逃すために、前面は木製になっていたので、今は痕跡を留めるにすぎない。



中の様子。下半分はアスファルトを塗ってある。



これは木造部の残骸か



上部の残った窓枠から入る陽



何棟か並んでいた。ジブリの世界やな、と思った。



内部に落書きが多数あったが、極力入らないように写真は撮った。でも、これはパイプ椅子がなんで置いてあるのかが不思議だったので。



写真を撮る相方



近くにある舞鶴高専を含め、ものすごく広大な敷地を持っていたらしく、どんどん奥に入っていくのだが、建物はまだまだ続く。



これも万が一の時に備えての土嚢のようなものだったらしい。今は竹があちこちに茂っている。



迷彩っぽいと思ったら、本当にそれっぽくしているらしい。数字は終戦後、米軍に接収された時に付けられた番号。ペイントされた字を見て、「アメリカっぽいなあ」と話していた。



扉の数字は日本に戻されてからの管財番号とのこと。



ほんとに一見建物とは思えないくらいの化け方



何かトンネルもある。



その先のこの建物が火薬庫



中には一面水が溜まっている。ここは全部コンクリート造りのようだ。



竹に阻まれながら、裏に回ってみる。



迷彩に塗り分けられている中に、お花が描いてあった。



筍。ものすごい勢いで竹が伸びていて、それが折れて道を塞いだりしているので、それを見ては毎年お世話になるチャーリーの筍山を思い出し、手入れがたいへんであることに思いを馳せたりした。



次には、少し車で移動して、カマボコ型の倉庫を見た。



え?カマボコ?台形やん、と思ったが



中はちゃんとカマボコ型だった。ここは映画のロケにも使われたらしい。ドアはその時に作られたもの。





内部は二重構造になっていて、確かに蒲鉾の形をしてた。







とても奥行きが深いここは、覆土式火薬庫というらしい。



木製の支えも映画のセットかな?こんな場所でロケしても、ちゃんと片付けて行かないことが多いらしい。ちゃんと元に戻すべきでは?



私の足元。長靴でほんとに良かった、と思った。



レンガ造りの建物は火薬乾燥場



中の溝の意味は聞かなかった。





前回来た時は、建物の前に竹が密生していて、近寄りにくかったし写真も撮りにくかったそうだけど、なぜか建物の前だけが刈り取ってあった。でも入り口の前のは残っていたので中には入らず。



火薬廠の見学終了、場所を移して今度は砲台跡へ向かう。

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