ひな菊の丘から

Bluegrass and more!

聴き終わって帰って、すぐ書かないと色んなことを忘れちゃう、と思ったけど、どうも感じたことをちゃんと伝えられるか、うまく表現できるか、それがとても不安で、今日まで引っ張ってしまいました。箱根フェスが終わって、次の週末に行ってきたライブのお話です。
(ついでに言い訳すると、PCの不具合なのか、写真が全く入れられなかったので、さらに一日遅れています。)
ライブは最近よくお邪魔する四ツ橋の5th Street、でもフライヤー見てもどんなライブなのか良くわかりませんね。



好きな二つのバンドが出る、というのでチェックはしていたのですが、さて誰か私の周りで行く人がいるだろうか?若者ばかりの客席なんじゃないだろうか、という思いが早くから予約を入れることを逡巡させて、当日になってしまいました。まず相方は行きたいというだろうか?この日、朝から「映画見て来るわ。」と彼が言うので、「んじゃあ、私は5thにライブ聴きに行くわ。」とさら~っと伝えてみました。「始まるん何時なん?ほな十分間に合うし、現地集合にしよか。」おっ、彼も行く気やったんか?

結局、お昼を食べた梅田のインデアンで、列の最後尾に並んでる相方を見つけたので、一緒にカレー食べて、一緒にお店まで。ここでちょいとした失敗がありました。毎日乗ってる路線なのですが、何を思い違いしたのか、四ツ橋じゃなくて肥後橋で降りてしまった。次の電車、すぐ来るから、とホームで待ったけど、10分位かかったかな、すぐ来るのは平日の通勤ラッシュ時だからでした。

予約については、朝、息子(ニセ)に頼んでおいたので、受付で名前を言おうとしたら、座っていたのは、なんと!K端J子さん。れいじーぴっかーずのK菱くんに、頼まれたのだそうです。K畑ご夫妻も数少ない高年齢層のメンバーでした。




客席は、何人体制のテーブル設定だったのでしょう?被りつきから2列目に場所を確保して、周りを見回すも、若者ばかり。ええラインナップやと思うのにな。後輩が来たのでちょっとホッとしました。K菱くんとご歓談中。



今回のライブは3バンドの対バンで、トップバッターはれいじーぴっかーずでした。



え?最初?平均年齢で行ったら一番上じゃないの?とか思ったけど、とりあえず始まります。





スタンバイの時、Mお君がなかなか出てこなかったので、もしかしてまた酔っ払ってるのかしら、とちょっと心配してしまいましたが、無事でてきましたね。



彼のオリジナルが色々披露されていました。CDにも入ってるポストマンとハイヒール、とか新曲の、けんもほろろ節(で合ってるかな)とか、



私の心配はちょっと当たってたのか、Mお君、遅刻したらしいです。なので、セットリストはふたりで決めたそうで、ライブではなかなかやってもらえないという曲も聴けました。



前の週末、箱根フェス会場ではエントリーもされていたけど、K菱くんの姿を見なかったのですが、やはり彼は欠席だったようです。ですが、深夜の川の中でのご乱交についてもよくご存じでした。私たちは遠くから見てただけなんで、詳細はわかりません。

K菱くん、彼がMCしてる間、BGMを後ろで演奏してたのはなかなか良かったな、Mr.Sandmanとか。





I田くん、インストはFoggy Mountain Rockでした。



プカプカ、をやった時、「昔、ディランと言うお店があって、」というところからK菱くんが説明していたのですが、ディランⅡも西岡恭蔵さんも、客席に知ってる人はほとんどいないよね。それを語るK菱くんもリアルで知ってるわけではないでしょう。

Mお君、お得意のブルーズも聴かせてもらいました。れいじーぴっかーずを知っている人はわかると思いますが、バンジョー、ドブロ、という楽器を使いながらオリジナルやブルーズやちょっと古いうたや、自分たちの好きなものを表現しているというバンドです。少々破滅型ながら、Mお君のうたはやっぱりすっごいです。あの表現力には参ります。逆に言うと、もしかしたら破滅型故に、なのかもしれません。自称「中年」のK菱くんがどんな風に彼らと関わっているのか、それもちょっと興味があります。

アルバムの最後の曲、季節の風はI田くんが作ったんだったかな?最初の出番なのに、アンコールの拍手が止まず、Salty Dog Bluesで終了しました。



二番手は若手有望株、応援したいバンドです、スンファン&ジョンジュビビンバ。フィドルのユンくんが院試を受けるため忙しかったらしく、夏の間は出番を控えていたのでしょうか?9月にはいくつか大きなライブを控えてる、とのことでした。



このバンドの演奏は何度も聴いているので、曲は聞き覚えがあるのですが、タイトルがわからない・・・。



ブルーグラスからの曲ももちろんあるのですが、ちょっと違うところから取ってきたり、有名な他ジャンルの曲の自分たちなりの解釈、アレンジもあるようです。

後ろでいつも写りにくいシーサーくん。職場の宴会で使いそびれた衣装を着ています。



H松くん、しゅっとしてるねえ。



息子(ニセ)のT木くん



バンジョーはチノくん



リードヴォーカルとフィドルのユンくん、彼の歌もすーっと耳に入ってくる、いい歌です。



彼のMCで、曲の内容とか背景なんかは何となくわかるのですが。例えば、恋人同士が飛び降りる観光名所みたいなところの歌、とか毎日タイプライターで本を書く人の歌、とか、インストは川の蛇行を表してる、との説明でした。









こちらもアンコールがあり、Susanで終了



さてそしてラストです。コーラスウォーターfrom名古屋、実はこのバンドの事は全く知りませんでした。後で動画を見たら、去年の岐阜フェスにも出てるようなのに、聴いてなかったのかなあ・・・。箱根フェスではプログラムに名前は見ていました。川のこちら側からその時間帯、いくつかのバンドを聴くともなくきいた後、えっちら坂を登って最初に見たのがひなたぼっこ、というバンド。なんとプログラム上はその前が彼らの出番でした。なので、予備知識全くナシで聴くことになったのです。



男性3名女性1名の4人のバンド。ライブの時はこの衣装に決めているようです。みんな細いのでシュッとして良く似合う。



マンドリンの彼女が歌い出してすぐ、あれ?この声聴いたことがある、と思ったのです。なんと、三つ前の箱根その1で、歌がすてきでした、と書いていた、ひなたぼっこのマンドリン弾きさんでした。



歌は彼女がメインではなく、全員歌えるようですね。サークルの合宿でコーラスの練習をしていた人たちが集まってできたバンドらしいので、ハーモニーはとても大切にしていると感じました。



オリジナル曲を中心に綴られたステージでしたが、どの曲も秀逸、聴いていると風景がみえてくるような気がしました。作っているのは主にギターとベースのおふたりだそうです。ギターの方がちょっと年上で、マンドリンの彼女が一番年下。(この辺りは終了後インタビューして判明。)

「魔法をかけさせて」「夕景」「そろそろ猫になりたいな」「星遊び」など、すてきな曲を堪能しました。しばらく前にブッキングライブで感動した若い子たちといい、うたごころがあって曲を作れる人、ってすごいな、と思います。

主に歌を作る人その1



その2、彼はMCも担当してます。



そしてなんと、途中でシールドが外れてしまってます。



そうそう、ひとり紹介し忘れてましたが、フィドルの彼は



大学に入ってから、フィドルを始めたそうですが、めちゃええ演奏してはりました。学生さんの集中力ってすごいから、皆 年ごとにものすごく上達するんだなあ、というのはかねて思っていたことですが、それにしてもすばらしい。



そしてマンドリンの彼女の歌はやっぱりすてきでした。





これ、めっちゃ可愛くないですか?



「コーラスウォーターのおいしい水」というアルバムを今製作中とのことでした。買おう。

座って水を飲むフィドラーくん



最後は賑やかなブルーグラスっぽいオリジナル、そしてアンコールはIn Tall Buildingsとキャベツを茹でろ、でした。



ちょっと遅れた宣伝





3つのパワフルで、独創的で、前向きなバンドを聴いてきました。思うことはいっぱいあって、例えばなんでこのライブに年齢が上の人が来てないのかな、とか(逆もまた同じ、ということは某SNSでちょっと出てました。)私世代は、トラディショナルな、言い方を変えると ちともっちゃりした、でもドライブがきいてハイロンサムな世界感を持つブルーグラスをとても愛していて、なかなか今の(今風の、かも。中に通ってる芯は同じなのでしょうが)ブルーグラスにはついていけない気がするけど、(私だけですか?)この若者たちの音楽にはとても素直についていけるのはなぜなんだろう、とか。

ああ、やっぱり混乱してて言葉がうまく出てこない。とりあえず、この3バンド未体験の方は、ぜひ一度、ライブで体験してください。フェスだと3曲とかなので、きっと伝わらないこともあると思います。本当は3曲でぐいっと惹きつけて、ライブ会場に足を運ばせる、というのが正しいやり方なんでしょうけどね。デイジーヒルも反省しよう、ライブももちろんだけど、フェスの2曲、3曲にもっと心血を注ごう!

最後に、コーラスウォーターの皆さんと記念撮影してもらった写真をのっけておきます。撮影は、こちらも若者世代の先頭を走っていて、初ソロアルバムを出したばかりのTくみくんのパパ、こでりんです。Tくみくんのアルバムもいいよねえ、力があって、それでいて繊細で。



ライブのタイトルは、BLUEGRASS AND MORE?だったのですが、私はクエスチョンマークの代わりにビックリマークをつけておきました。
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