ひな菊の丘から

蔵王その1

今年のブルーグラス・フェス行脚(新年早々のアナザー冬フェス・滋賀高取山鍋フェス・丹後ブルーグラス&フォークフェスティバル・新潟フェス・宝塚春フェス・岡山美星フェス・北陸フェス)の白眉、蔵王ブルーグラスフェスティバルに参加してきました。高校の同窓会とバッティングしてしまった相方を大阪に残して今回は単身赴任です。
なんといってもその距離(NET検索で約800kmちょっと)は、いつものフェスならウキウキするのに、出発前からなんだか重苦しい気分にさせるのに十分すぎて余りあるほどです。

金曜日仕事を終え、シャワーを浴びて食事をし、集合地点の八日市まで乗せていくレフティさんを待ちます。恐らく今回も行商を兼ねてこられるんでしょう、折からの小雨の中重い荷物は大変だろうと思い、「駅まで迎えに行くから」とメール入れてたつもりがどういう行き違いか、僕が駅で待ってる間に彼は家の前まで着いてしまったようで、あわてて家まで逆戻り、なんだか最初から波乱を感じさせる幕開けです。

車中ではNETで取り込んだ音源を聞きながらディープな会話であっという間に集合場所の八日市に到着。

ハイロンサム酒場ではすでにおいしいアテで一杯やってる座員も。
あ、今回も遊弦会社「王様一座」の精鋭メンバーでのツアーです。

座長の用意した巨大レンタカーと、北陸でのメカトラブルで物議をかもしたくらま号(完全復活)との2台で総勢14名の座員は一路蔵王をめざして出発です。



くらま号はBMBのサイドギターT田博士を拾うため地道で米原まで。忠太郎食堂のそばから北陸道(ここが基点)に乗り、途中集合地点の米山SAまでひたすら走ります。
ドライバーは最年少座員、Nおや。

米山SAでは深夜にもかかわらずソバを食す座員が若干名。
これが食べたかったのにソバを食ってしまってくやしがるレフティさんがいました。


腹ごしらえがすむとまたひたすら走ります。新潟中央JCTで北陸道を完走、磐越道に入ります。頃合を見計らって磐梯山SAで朝食とるべく午前6時半頃SAに入ると食堂が7時からだったので郡山JCTから東北道に入り安達太良SAで朝食です。
2階の巨大レストラン組と1階のスナックコーナー組に分かれました。僕は1階のスナックコーナー組。SAではなぜか朝からでもラーメンを食べてしまいます。


安達太良から降りる白石ICまではすぐでした。カーナビのおかげでさほど迷うことなく目的地周辺へ到着。午前9時20分頃だったでしょうか。会場にはすでに到着していた名古屋組以外は誰もいません。

道々更新していたぼくのmixiの日記を読んだ主催者のM宮さんから「はや!いまからすぐ出ます。」のメールがはいりました。

会場は「from蔵王island」という名前の使わなくなった牛舎の内部を改造した立派なものです。中に入ってビックリしたのは、半分が板敷きでステージとその反対側には豪華なバーカウンターがしつらえてあります。
山田乳業という企業が古い牛舎を音楽や美術などのアーティストのために提供しているとのことで、展覧会やライブなどが行われているようです。


そんなことは関係なく、一座は主催者が到着するまでにすでに宴会を始めています。


間もなく主催者たちがぼちぼち到着、てきぱきとPAその他準備を始めます。


その間にも勝手にてきぱきと用意した販売ブースにたむろしてさらに飲み続ける困った座員達。


一座のために用意された宿泊場所は丘の上にポツンと立つ小屋。座長がくらま号を4WDモードにして下見に行ったところ昔喫茶店だったようなとこでトイレもないとのこと。
ちょっとどうかなということで主催者は牛舎に隣接する事務所棟の和室を提供してくれました。


自然たっぷりの蔵王、こんな珍客もお出迎え。


受付の準備もできました。


われわれの昼食はカップラーメン。それ用のお湯をわかすための薪に豪快に火炎放射する主催者のM宮さん。


あまり関西ではお目にかかれないようなカップラーメンもあります。


昼食もそこそこに一座のトップバッター関西中部混成バンド「TBB」ウオーミングアップ中です。


関東から近い事もあってこんな人の姿も。


Ducky's Boot Campも始まっています。


さすがに長旅の疲れで仮眠をとる座員。僕も小一時間仮眠。


起きたらもうステージが始まっていました。



夕食タイムの直前に出てはった北海道のヨーコSUN。力強い歌声にやられました。
アンコールはうちのよーこさんの十八番でもある「West Virginia My Home」だったので思わず声をかけさせてもらいました。「うちのヨメはん30年歌てますねん」名刺も渡してしまいました。



夕食タイムはM宮さんが用意してくれた大量の肉を一座の焼肉大臣が一気に焼き上げます。




ステージ再開!今回の目玉ゲストハーベストムーン。彼らのCD行商ツアーのおかげでことしは沢山のフェスに行けました。(まだまだ行けます)


Duckyさんの超絶マンドリンが炸裂するDuckysのステージ。junちゃんのバンジョーも相変わらず。


さて単身赴任とはいえ正式メンバーのバンドがふたつ。
その1、千日前ブルーグラスアルバムバンドの登場です。

photo by M宮さん

カルテットコーラスでおごそかに始まったはずなのになぜか最後は大爆笑で終了。

つづいて地元の、のだマウンテンボーイズ。M宮さんと最初からこのフェスをやってこられ、昨年急逝されたという長谷川さんのパネルと共にのステージです。

photo by M宮さん

それからもう一つの正式メンバーのバンド、Bluegrass Mountain Boys。
トラフィドラーのピーターもそつなくこなしてくれました。
ここでも大爆笑していただきました。東北の聴衆の食いつきのいいこと。箸がころんでも笑うとはまさにこのことです。







photos by M宮さん

そして東北の星、ファンタを飲んで下痢したバンド。


東北のアイドル、ジョニーはこのあともいろんな楽器でおばさまたちのみならずおじさまたちの心をも鷲掴みにしたのでした。

そしてそのあと東北のレベルの高さを痛感させられたバンドの連続。

自制心が芽生えたのか介護者がいないためかジャムにも参加せず早々に沈没。

朝起きたらここにもそうめんを茹でるための火を熾すM宮さんの姿が・・・


でこの大量のそうめん。


に群がる餓鬼のような座員たち。


で今日もここまで

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