ポピー

アンパンを焼くときに、

小さな 粒々 を振りかけます。



ホイロで程良く発酵させ、

きれいに膨らんだパンに、

艶出しの 溶き卵 を刷毛で塗った後、パラパラ と。




アンパンの仕上げの時、

「ゴマ 下さい」

バイトの私が社員さんに言うと、

「これは、ポピーシード。ゴマじゃないよ。」



ポピーシード？？






昼休憩の時に、


「ポピーはケシ科の花で、ポピーシードはその種」

社員さんに教えていただきました。


「ポピーの花は見たことあるでしょ？」

「ひなげし とか グビジンソウとか 多分おんなじ、ポピーのこと」



アグネス・チャン世代なので、 フンフン

ヒナゲシ ＝ ポピー　ね。 って感じで。



「売り物の観賞用ポピーと規制植物の ケシ、

なかなか、見分けが付かないらしい」

「間違えて栽培しちゃう人も多いらしいね。」



「その辺に、自生しているポピーは

ヤバイから取ってきちゃダメだよ。」



えっ？ 大丈夫かい、 ポピーシード…。

と、思ったら 見透かしたように 社員さん。



「こういうポピーシードや七味唐辛子のケシの実は、

熱処理されていて 発芽 しないんだよ。」


とのことでした。





もう、25年前の学生時代の話です。




見てるだけ、撮るだけで十分です。

ポピー。




あっ、アンパン食べるし、も唐辛子も使うっけ。






E-30 + ZD14-54/2.8-3.5
ISO:160.SS:1/8000,F:3.5