ダンポポの種

備忘録です

八高線・川越線 (26.9.30乗車)

2014年10月18日 13時37分50秒 | 旅のあと
去る9月30日に、八高線と川越線に乗ってきました。
ずいぶん日が経ちましたが、そのときの画像を貼っておきます。

◇               ◇               ◇


◎当日の行程

平成26年9月30日(火)

朝6時前に自宅を発ち、いつものように 近鉄電車で京都駅へ出ました。
京都6時38分発の「のぞみ100号」で品川まで行き、京浜東北線に乗り換えて上野へ。
上野から、快速「アーバン号」高崎ゆきに乗って、倉賀野へ。
倉賀野から、お目当ての「八高線」に乗って高麗川(こまがわ)まで行き、そこで「川越線」に乗り換えて大宮へ。
大宮で折り返して高麗川へ戻り、再び八高線をたどって 八王子へ…。 
これで、八高線と川越線は 走破完了! となりました。

そのあと、八王子から「むさしの号」に乗って、またまた大宮へ。(←途中で貨物線を経由する列車です)
大宮到着をもって今回の乗り歩きは終了し、あとは東京駅へ移動して「のぞみ」で京都へ帰ってきました。




↓以下、画像は9月30日(火)に撮影したものです。


◎上野→倉賀野、快速「アーバン号」にて。



↑上野9時37分発 快速「アーバン号」高崎ゆき、グリーン車2階席です
 早朝に京都を発ち、品川で新幹線を降りて、京浜東北線に乗り換えて、さきほど上野に着いたばかり。
 今回は東京へ着くなり、こうして いきなりグリーンに乗ってしまったぁ (←最近、東京へ来るたびに必ずグリーン乗ってる

 なお、京都から「のぞみ100号」で品川まで来て、京浜東北線を経て 上野9時37分の快速「アーバン号」にリレーする乗り継ぎは、
 今年3月に両毛線に乗りに出かけたときにも たどったコースです。



↑今回使用した乗車券と、上野から倉賀野までのグリーン券。(アーバン号の車内で撮影)
 いつものように乗車券は前日に購入。 京都→品川(東京)→倉賀野→高麗川→大宮、というルートで作ってもらいました。



↑グリーン席の 物入れネットにくっ付いている、ストラップみたいな〝輪っか〟が目に留まりました。
 『なんじゃこりゃ…?』
 どうやら、雨傘をここに引っかけておくための 輪っか みたい。傘ホルダーやね。



↑快速アーバン号は、定刻に上野を出発しました。
 私は一路、倉賀野を目指します〜



↑赤羽を発車したころ。
 後方から185系特急電車(回送列車)が追い上げてきて、こちらをゆっくりと追い抜いていきました。





↑大宮に停車。(10時02分着)
 ここでも185系電車を見ました、これは〝ストライプ〟の車両でした。



↑10時30分撮影。
 行田を通過して、もうすぐ熊谷へ着くころ。
 まだお昼には時間が早過ぎる… のは百も承知だけれど、このあとのスケジュール(乗り継ぎ)を考えて、ここで〝昼ごはん〟を食べ始めます。
 車内で食べようと思って、上野駅で買ってきた駅弁です。



↑熊谷の駅を 出発してすぐのところ。
 上越新幹線の高架の脇で、熊谷をほぼ同時に発車した秩父鉄道の電車と並走しました







↑11時11分に、倉賀野に着きました。私はここで下車。
 発車する「アーバン号」を見送りながら ホーム階段のほうへ歩を進め、跨線橋を渡って、向かい側のホームへ移動しました。


ここからが、きょうのお目当てです
八高線 (はちこうせん)


↑倉賀野で、きょうのお目当ての「八高線」に乗り換えました。
 八高線は、倉賀野から八王子までを結ぶ92.0kmの線です。きょうはこれを全線走破します!
 接続は大変良く、11時14分発・普通 高麗川ゆきがすぐに入線してきました。(八高線の列車は高崎駅始発で運行されています)
 キハ110形の2両編成でした。



↑路線図の上では、高崎駅の一つ隣駅の倉賀野で高崎線から枝分かれしている八高線ですが、実際に線路が高崎線から分岐するポイントは、
 倉賀野のさらに次の駅、北藤岡の手前(直前)でした。
 単線非電化の八高線を走り出すと、のどかな景色が広がってきました。きょうは天気もいいです



↑倉賀野から乗り込んだ時点でも車内はけっこう空いていたけれど、八高線に入ると早速、群馬藤岡や丹荘 の駅で降車客が続きました。
 ごく近距離で降りていくという、地元客の利用が中心なんやね。 あっというまに、車内がガラ~ンとした雰囲気になりました。
 乗った時間帯が昼前だったのもあるけれど、私の予想以上に、ローカル線の風情ですな







↑ほんとうに、いい天気です。





↑寄居(よりい)の駅が近づくと、左側の車窓に 単線の線路が寄り添ってきました。
 これは秩父鉄道の線路です。
 さっき、快速「アーバン号」に乗っているときに、熊谷を発車したところで並走した秩父鉄道の線路が、ここで再び出現!



↑寄居に到着します。
 ガラ~ンとした印象も受けるけれど、広い構内の駅ですね。



↑寄居にて停車中に撮影。
 向かい側ホームに秩父鉄道の電車が入ってきました。 間に何本か線路が挟まっているので、向かい側のホームとは言え、結構離れていますけれど。
 銀色の電車です。 車体ラインの色が〝秩父オリジナル〟みたいだけれど、車両自体は「もと東急電鉄だな…」と 分かりますねぇ。



↑寄居にて。
 構内の片隅に、東武電車も止まっていました。 クリーム色の一色塗り…って、これは復刻塗装でしょうかな?
 寄居駅は、東武東上線(東上本線)の終点でもあります。
 ここはJR八高線・秩父鉄道・東武東上線の3路線が集結する乗り換え駅なのです。









↑寄居を出ると、ちょっと登り勾配になって、やや山間の風景になりました。



↑竹沢にて。



↑小川町に着きました。
 対向列車待ち合わせで数分停車なので、ホームに出て 写してみました。



↑線路をはさんで向かい側のホームは、東武東上線の小川町駅。(東武電車が止まっていま~す)
 ここから東上線に乗ったら、池袋まで乗り換えなしの一直線です。
 「おがわまち」って読むのですねぇ。私はつい「おがわちょう」と読んでしまう…



↑待ち合わせの対向列車がやって来ました。



↑小川町を発車してまもなく、立体交差をして東上線と分かれました。



↑小川町の次が、明覚(みょうかく)。 お経みたいな読み方です。 



↑この時期、沿線では稲刈りが進められているところでした。
 日本の秋やね。こういう風景を見ると、なんだか ホッとしますわ。 (←いつも見慣れているくせに…)(うるさい



↑越生(おごせ)に着きました。
 ここは東武越生線との乗り換え駅です。(このあたり、八高線と東武線が絡む駅が 多いですねぇ)



↑越生の次駅、毛呂にて。「もろ」と読むのかぁ。
 決して難しい読み方ではないと思うけれど、珍しい駅名やね。
 終点の高麗川が近づいて、各駅からちょっとずつお客が乗ってくるようになりました。毛呂でも数名の乗車がありました。



↑まもなく、終点の高麗川に着きます。
 これは何の木でしょう? くり…?  



↑12時39分、高麗川(こまがわ)に着きました。 乗ってきた列車はここが終点です。
 八高線はこの先、八王子まで線路が続きますが、ここでちょいと寄り道して、今から「川越線」で大宮まで往復してこようと思います。



↑倉賀野から高麗川まで乗ってきた、キハ110形ディーゼルカー。 乗車時間は 1時間25分ほどでした。
 キハ110形、どうもありがとう〜



川越線(かわごえせん)


↑いま、倉賀野から高麗川までやって来たところです。
 これより、高麗川から「川越線」に乗って大宮まで往復してこようと思います。(往復して、また高麗川へ戻ってきます)



↑高麗川では、先ほどの八高線から6分接続で、12時45分発の川越ゆきに乗り換えました。209系電車の4両編成でした。
 ちょうど昼なのですが、ここからは小刻みに乗り継ぎが続くので、列車接続が良い駅では どんどん歩を進めていこうと思います。
 先ほど高崎線の快速「アーバン号」の中で〝早弁〟したのは、昼どきにこういう展開になることが分かっていたため。



↑先頭車両の一番前に乗ったので、前面風景を写してみました。
 高麗川を発車すると、すぐに右へカーブして八高線と分かれ、川越のほうへ向かいました。



↑走り出すと、どうやら川越線は 単線電化の路線のようです。(現地で初めて知った!?)
 それにしても、線路が めっちゃ真っ直ぐに敷かれていますね。







↑途中駅で何度か、対向列車と行き違いしました。
 お昼なので、車内も混雑してなくて、ゆったり・のんびりした感じでした。



↑入間川(いるまがわ)の鉄橋を渡りました。



↑単線だけど、線路はきちんと整備されていて、乗り心地も快適でした。
 それにしても…、本当に直線が多いなぁ。



↑終着の川越が近づくと、前方に東武東上線の複線レールが現れました。
 『また東武電車が絡んできたなっ
 川越線は右へカーブしながら、東上線の真横に寄り添っていきます。



↑前方に川越駅が見えてきました。
 実際には、警戒現示(信号機)につき、ここではグググッと減速して ノロノロ運転でした。
 その隣りを、川越駅を発車した東上線の電車が ぴゅーっと駆け抜けていきました。



↑川越に着きました。 7分接続で、13時10分発の新木場ゆき(大宮方面ゆき)に乗り換えます。
 高麗川〜大宮間が「川越線」だけれど、全線を直通する電車は無くて、ここ川越駅で乗り換えが必要です。
 画面の左奥に見えている電車が、いま乗ってきた4両編成(209系)です。
 右側の電車が、今から乗る大宮方面ゆき(埼京線・りんかい線直通 新木場ゆき)。こちらは10両編成!
 同じ「川越線」なのに、川越駅を境にして、輸送力(編成の長さ)が全然違う〜



↑川越~大宮間、車内にお客さんも多く、ここでの画像はありません
 唯一、西大宮の駅で写した、ホーム柱の駅名プレート



↑川越から20分ちょっとを要して、13時33分に大宮へ到着しました。私はここで下車。

大宮に到着する手前で、電車は地下トンネルに突入しました。
大宮の駅は でっかいから、トンネルで構内の線路群をアンダーパスして、最後はまた地上に出て、ホームに入るわけだな…』
と、私は勝手に思い込んで乗っていました。
そしたら、そのまま〝地下ホーム〟に到着したものだから…、なんとも、驚きました
大宮駅に地下ホームがあるとは、知らなんだ (おかしいなぁ。埼京線には以前乗ったことがあるハズなんだけど



↑大宮では、一旦改札口を出ました。今朝、京都を出発したときから使ってきた乗車券は ここで効力が切れます。
 私は、自動券売機で 川越までのきっぷを買い、再び地下ホームへ下りました。
 川越方面ゆきは21番線です。 21番線とか22番線って、すごい番号やねぇ。どれだけホームがあるねん



↑大宮にて。 22番線のりばに停車していた、埼京線 新宿ゆき各駅停車。
 りんかい線の電車だけど、埼京線で完結する「新宿ゆき」運用にも使われるのですね。
 正しくは、東京臨海高速鉄道(りんかい線)の70−000形電車、というのだそう。(←私もよう知らんかったです
 ハイフンで区切られた形式番号ですが、70形ではなくて、「ななまんがた」と読むのが正式だとか…。 ややこしいなぁ



↑向かい側のホームに、川越線から埼京線へ直通の 快速・新木場ゆきが来ました。こちらはE233系(7000番台)やね。



↑川越ゆきが来ました。(大宮13時57分発。埼京線からの直通電車です)
 私もこの電車に乗って、川越へ戻ります。






↑14時19分、川越へ着きました。
 グリーンのラインが凛々しい 川越線・埼京線用のE233系。(まだ新しい車両やね)
 川越と新木場の間を、何度も行ったり来たりしているんやね。お疲れさまです〜



↑窓には「防犯カメラ作動中」のステッカーが貼られていました。 物々しい。



↑川越にて。 隣り同士のホームに発着する、東武東上線の電車。
 東上線は池袋へ向かう線だけど、東京メトロ有楽町線や副都心線との相互直通により、電車の行き先はいろいろあるみたい。


川越駅で途中下車。
ひとやすみ(休憩タイム)



↑時刻は、もうすぐ午後2時半になるところです。
 川越から先へ向かう列車(高麗川方面)への接続は良かったのですが、ここで途中下車して、ちょっと休憩します。
 高麗川方面ゆきは20分間隔で走っているので、ここまで来たら、ちょっとぐらい列車を見送っても大丈夫です。
 私は2本落として(=20分間隔×2本)、川越駅で約40分の休憩タイムを作りました。ちょっと息抜きしましょ~
 画像は、川越駅西口(JR側)の駅前風景です。



↑これは川越駅東口(東武側)の駅前風景です。
 川越線と東上線がピタリと隣り同士で並んでいる駅なので、乗り換えするのも便利そうだな〜と思いました。



↑東口の駅前に、「東武ストア」の看板が見えました。
 『おおっ、東武…、ちゃんとスーパーも経営してるんや
 ここの店は、東武ストアを中核にして 各種専門店も一緒に入居した商業施設で、「川越マイン」と呼ぶそう。
 「東武ストア川越マイン」とも言うのかな(?)
 平和堂アルプラザ、みたいな感じか?



↑私は「川越マイン」の中にあるバーミヤン(中華料理)に入って、一生懸命に休憩しました。(こらこら…



↑店の大きな窓からは駅前の様子がよく見えました。
 ちなみに、川越は、鉄道紀行作家・宮脇俊三が生まれた町です。彼の著書にも「川越生まれ」を記した箇所が幾度か出てきます。
 宮脇俊三の生誕地…とあらば、川越で下車しないわけにいかない
 『今回は、せっかく川越を通る機会なのだから、途中下車してみよう!』と思い、こういう顛末になった次第です



↑川越での休憩時間は40分ほどなので、長居はできません。 ビールは ささっと切り上げて、駅へ戻ってきました。
 駅に貼られたポスターに『八高線全線開通80周年』という案内がありました。(この10月6日をもって、80周年を迎えたそうです) 



↑それでは、電車の旅に戻ります。
 川越15時08分発の 高麗川経由・八王子ゆき(八高線直通)に乗り込みました。 これで八王子まで乗り通します。
 きっぷは、川越駅の自動券売機で 大宮まで買いました。
 これから川越→高麗川→八王子→(むさしの号)→大宮と巡ります。東京近郊区間の遠回り乗車ということで、いいよね。



↑川越にて。八王子ゆき209系電車、4両編成。
 テールライトが点灯していますが、こちら側が八王子ゆきの先頭車両です。



八高線 (さきほどの続き。高麗川→八王子)


↑高麗川15時32分着。
 川越から高麗川まで、戻ってきました。これで川越線を往復してきたことになります。
 この列車は、そのまま八高線に直通して八王子まで行きます。八高線の残存区間、高麗川〜八王子を走ってくれるので、私にも都合が良いです。
 画像は、高麗川に停車中のところを撮影。対向列車待ちのため、ここで15分ほど止まりました。(えらいノンビリしてるなぁ



↑高麗川。 ほんまに、15分停車って、長いわ…
 乗降ドアの開閉は、押しボタン式。



↑209系電車の 車内ドア付近。



↑高麗川の次が、東飯能(ひがしはんのう)。



↑東飯能は、西武電車との乗り換え駅。
 山歩きかハイキングに出かけてきた帰り道と思しき、アウトドア・ルックのご年配のみなさま御一行が、どどっ!と乗り込んでこられました。



↑東飯能以降、車内が込みあってきたので、画像がありません。お許しを。
 その後も、拝島でも10分ほど停車するなど、途中駅での待ち合わせが多い列車でしたが、16時44分に八王子へ着きました。
 八高線の乗車も、完了。



八王子→大宮、「むさしの号」


↑八王子では8分接続で、「むさしの号」大宮ゆきに乗り換えました。(八王子16時52分発→大宮17時45分着)



↑「むさしの号」は、八王子から大宮への道中、武蔵野貨物線というのを経由して走るそうなので、いっぺん乗っておこうと思いました。

八王子から国立までは、ふつうに中央線を走行し、各駅に停車しました。
国立を発車すると、中央線の〝本線〟から離脱した気配があって、すうーっと地面へもぐり込んでいく風景になり、地下トンネルに入りました。
あとは、延々とトンネルの中をを走り続ける形で、ようやくトンネルを出たら、そこが新小平の駅(武蔵野線)でした。
地下トンネルを走行しているときに、武蔵野線に合流していたんやね。

そのあとは、日が暮れて、外の様子も見えづらくなりました。
車内も込んできて、私も眠たくなってきて、ウトウトしているうちに、終点 大宮に着きました。
ありゃ…、もう 大宮へ着いてしまった



↑17時45分、大宮に着いた「むさしの号」。(こんどは地上ホームです
 これにて、きょうの乗り歩きはオシマイとします。

◇               ◇               ◇

あとは、京都へ帰るだけ。
帰り用として、「大宮から京都市内まで」の乗車券は前日に買っておいたので、それに従って、帰ってきました

大宮を18時ごろの京浜東北線に乗り(もちろん着席)、東京まで、こつこつと各駅停車で移動しました。
夕方なので車内は込んでいたけれど、南浦和駅で どばっと大量下車があって 車内がいっぺんに空いたのが印象に残りました。

東京からは新幹線「のぞみ」で ぴゅーっと帰ってきました。
このときに、売店で買って、車内で飲んだのが、東海道新幹線50周年記念デザイン缶の、黒ラベル。

↓これです



(おわり)




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