ダンボールのいろいろ

面白ろ不思議なダンボールの世界へ!!

ダンボールの基礎知識 2

2023年10月19日 | ダンボール
半紙などの薄い紙に対して、
ダンボール原紙のような厚紙のことを板紙と言います。
英語でpaperboard。
板みたいに厚くて丈夫な紙ということ。
ボール紙はこの「ボード」の発音が
「ボール」と聞こえたことからついた名前です。

板紙とフルートと呼ばれる波形の紙を貼り合わせたものが、
ダンボールです。

「段の付いたボール紙」であることから
「段ボール」と命名されました。
当初は「弾力紙」「波型紙」「波状紙」「しぼりボール」
「なまこ紙」「浪形紙」「波型ボール」
など多くの候補が挙がっていたそうです。

ダンボールは使用目的に応じてさまざまな高さがあります。
外側の厚紙が一面だけの「片面ダンール」、
両側を貼り合わせたもっとも一般的な「両面ダンボール」、
強度を高めた2層の「複両面ダンボール」や
3層の「複々両面ダンボール」など、
用途に応じて使い分けられています。

ダンボールケースを4箱用意して1t以上ある
クルマを乗せても崩れない強度をもっています。

果肉の柔らかいイチゴや桃などに対して、
ダンボールはクッションの役割を果たしています。

立体になったり、平べったくなったり、折ったり、
切ったり、重ねたりと、中に入れるもののサイズや
使用目的に合わせた形が作れます。

ダンボールの印刷は手軽で、カラフルなボードも
可能です。

形や用途の違いを見つけてみてください。
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ダンボールと一緒にリサイクル

2023年10月19日 | ダンボール
自宅に送られてきた配送用ダンボールはすべて、
資源ごみとして処分している
というご家庭は多いことと思います。

しかし、その捨て方は、
本当に正しいですか?

個人情報の取扱いに関わることでもあるからと、
伝票を剥がすことはしても、
その他のシールやテープはそのままだったりしていませんか?

自治体の中には、
テープがついていてもリサイクルが可能としているところもありますが、
実は「テープは剥がしてください」というところが
圧倒的に多いのではないかと思います。

とはいえ、テープをはがすのは面倒!
と思われる方も多いはず……。

そこで見つけたのが、画期的な梱包用テープである、
ELEMINISTの「エシカルテープ」(税込790円)です。

このテープ、実はそのまま貼りつけることはできません。
では、どのように使うのかというと、
貼りつける面を水に濡らして、粘着性を持たせてから使います。

もうお気づきかもしれませんが、
原理は切手と同じです。

切手と同じ原理のこのテープが、何故画期的なのかというと、
ダンボールと一緒にリサイクルすることが可能だからです。

このテープは、別名水テープとも呼ばれていて、
元々は、こちらをガムテープと呼んでいました。
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ダンボール関連商品に新作登場

2023年09月19日 | ダンボール
シンプルかつコンパクトなダンボール関連商品が多い中、
これでもかと機能を詰め込んだ新商品が登場しました。

その名も、
「メジャーが付いたギザノコ刃カッター」(ナカバヤシ株式会社)です。

機能をそのまま商品名にしているので、
どのような使い方をするのかを想像することも
簡単なように思えます。

ちなみに、搭載されている機能は、
ギザノコ刃、1mメジャー、10cm定規、マグネットシートの4つです。

この商品の最大の特徴は、
なんといってもカッター部分にあるといっても過言ではないでしょう。

通常の直線状カッター刃でなく、ノコギリ刃とすることで、
様々な厚みのダンボールを切ることができると思われます。

また、2種類の定規の一つ、10cm定規は、
対象物を挟んで測る本格仕様となっています。

なお、1mメジャーは、持ち手部分に収納されています。
ここにはマグネットシートも付属しているのですが、
磁力の強さは不明です。
PR画像を見る限り、クリップ数本程度は余裕でくっつくようです。

カラーは、ホワイト×グレーと、レッド×ブルーの
2種類です。

価格は税込み1,925円と少々高く感じますが、
盛り込まれた機能を考えるとお得と思えるかもしれません。


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ダンボールと新幹線のコラボ

2023年08月25日 | ダンボール
2023年7月19日より、応援購入サービスサイト「Makuake」にて、
東海道新幹線N700系typeAの廃材と、
強化ダンボール製品がコラボをした
アップサイクル家具の販売が始まっています。

家具に使用されている廃材は、窓と座席シート、
シートの頭部にかけられているモタレという布です。

そこに組み合わされているのが、
「マッスルカードボード」という名前の
強化ダンボールです。
力強い筋肉を連想させる名称どおり、
軽いのに耐久力が高いダンボールとして、
世界中で使用されているそうです。

この2つの異なる素材を組み合わせて作られたのが、
テーブルとスツール、そしてコースターです。
なお、モタレは加工なしで、テーブルランナーとして
テーブルに付属します。

テーブルの天板には、ポリカーボネートと呼ばれる
樹脂による窓が使われます。
窓の厚みは、1.7cmほどもあるので、
かなり頑丈だといえます。

スツールのクッション部分に使用されているのは、
座席シートのモケット生地です。
大勢が使用することを前提に作られた生地の特徴は、
摩擦に強く、かつ触り心地が良いことです。

自分で組み立てる家具ですが、
作り方が写真付きで掲載されているので、
不安はないと思います。

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ダンボールクラフトに見る元国鉄職員の本気

2023年07月20日 | ダンボール
ダンボールで作られているのに、
ダンボールでできているとは思えない
作品を目にする機会が増えてきました。

造形に正解のない世界のなかで、
どの角度を活かすか? という点は、
共通のテーマなのかもしれません。

私自身は学校の美術の授業以降、
モノづくりから遠ざかっているのですが、
それでも、誰かが作ったものを見るのは、
今でも好きです。

それで、先日、
島根県出雲市多伎町で開かれている
とある作品展のニュースを見かけたのです。

作品を手がけているのは
原禎幸さん(68)という方で、
元国有鉄道の運転士を務められていた方です。

ダンボールクラフトで電車を作ること自体は
珍しくないのですが、
ダンボールのライナー(板部分)ではなく、
中しんの波板部分で、
面を表現しているところが斬新なのです。

しかも車輛だけでなく、ジオラマのように、
線路やバラスト(砂利)、橋脚、駅舎、トンネルなども
同様の技法で制作されています。

原さんが運転士として電車に乗っていた頃、
現役だった車輛や線路も、
運行が終了したり、廃線となってしまったりした線路もあるため、
作品全体に、どこかノスタルジックな空気が漂っています。

今後も、山陰鉄道をメインに、制作を続けられるとのことです。


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