ダンボールのいろいろ

面白ろ不思議なダンボールの世界へ!!

まぼろしのダンボール商品

2024年10月24日 | ダンボール
世の中には、企画の段階から先へ進むことがなく、
消えて行ってしまう商品が溢れています。

そんな商品たちの中に、
特徴的なダンボールを見つけました。

その名も「長谷川泰三のグラサン(ダンボールケース・クロス付き)」です。

あ、と思われた方も多いかと思いますが、
2023年に連載20周年を迎えた「銀魂」の生誕祭企画の一つです。

つくってあそぼぎんたまてん内の投票によって、
商品化が決まるという企画なのですが、
アンケート実施期間は2024年6月で終了となっています。
つまり、商品化してほしいものとして画像を見ることができるのに、
実際には商品化されていないのです。

ちなみに長谷川泰三のグラサンについてくる
ダンボールケースには、
作中コマに書かれている通りの文字
「拾ってください」(明朝風手書き文字)が
印刷されています。

また、クロスには、
みかんダンボールを洋服のように着こなすマダオこと長谷川を中心に、
原作の第二百三十訓(アニメ放送136話)から抜粋されたコマが印刷されています。
ちなみにこの話は、エンディングが描かれない問題回でもあります。

商品化を逃してしまった一品ですが、
それなりに票数が入っていたことを願うばかりです。

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変わった形のダンボール用商品

2024年09月25日 | ダンボール
ダンボールの開封や解体には、
専用オープナーやはさみ、カッターを使いますよね。

収納のことまで考えたものや、
グリップにこだわったもの、
職人の技が光るものなどそれぞれの個性が強いものの、
どれも使い勝手が良さそうで、
購入するなら……と迷ってしまいます。

今回紹介する商品も、個性的な一品です。
販売が始まったのは、2021年6月ですが、
2023年3月1日にはリニューアル品がリリースされています。

その商品名を「ローラーケシポン箱用オープナー」、
「ローラーケシポン箱用オープナー交換式」といいます。

ケシポンという商品はテレビでも取り上げられたことがあるので、
ご存じの方もいらっしゃるかと思います。

そのケシポンシリーズの開発と販売を手掛けているのは、
大手事務用品メーカーでもあるプラス株式会社(東京都港区)です。

送付状の宛名を文字で隠すケシポンと、
ダンボール箱の開封ができるカッターを合体させたのが、
ローラーケシポン箱用オープナーなのです。

ローラーケシポン箱用オープナーは、
2021年度、第30回日本文具大賞の機能部門にて
優秀賞を受賞しています。

リニューアル後の商品は、インクカートリッジ部分が交換可能になっています。
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ダンボールで究極の防災

2024年08月26日 | ダンボール
ダンボール商品で、避難所生活を快適なものにしよう、
という動きは徐々に広まってきてはいますが、
スピード展開というほどの早さではないように思います。

これまで、ダンボールを活用した防音壁やパーテーションなどを
紹介してきましたが、
今回見つけたダンボール商品は、
「現場の声を聞く姿勢」がなければ
そもそもの開発は無理だったかもしれないと思えるものになっています。

商品名を「段ボール箱まくら」といいます。
この商品を製作したのは、
東京都葛飾区にある有限会社坪川製箱所さんです。

全体サイズは、350mm×240mm×75mmで、
ボックスティッシュを3つ並べたサイズとほぼ同じです。

「ベッドがあるのだから、まくらも作るでしょ。」
と思われたかもしれませんが、ダンボール製はこの商品だけでしょう。
しかも、この箱まくらには、
最低限必要な防災グッズが、あらかじめ収納されているのです。

内容は、非常用給水バッグ5L、簡易トイレ、
簡易ブランケット、歯磨きセット、携帯ライト、
フェイスタオル、マジックペン、
ポケットティッシュの計8点が入っています。

また箱には、
中央向かって切り込みが入っていて、
頭を乗せるとたわむという、やさしい設計となっています。
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ダンボールは一つの企業だけでは作れない

2024年07月23日 | ダンボール
ダンボールは、ダンボール製造を専門としている企業が作るものですが、
様々な専門企業が関わってようやく出来上がるものなのです。

そのことを改めて考えさせてくれたのが、
6月9日(日)に放送された、
がっちりマンデー(TBS)でした。

ここで紹介された企業は、埼玉県さいたま市にある
コンゴーテクノロジーという会社で、
主に抜型を制作されています。

ちなみにこの時の番組のサブタイトルは、
「狭いけどスゴい! 縁の下の埼玉メーカー」
でした。

コンゴーテクノロジーさんが手掛けている抜型は、
ダンボール製造の現場でも重宝されています。

実は、私たちもお世話になっているかもしれない
抜型による加工処理というものがあります。
それは、ジッパー加工と呼ばれている箇所で、
箱の側面などに「OPEN」と書かれている部分のことです。

様々な紙製品に取り入れられているジッパー加工ですが、
実は細かい計算が必要な個所なのだそうです。

さらに、ジッパー加工部分を含めた抜型を作るのは、
まさに職人の仕事といえます。

なぜなら、ベニヤ板に金属を貼ることや、
抜型に紙詰まりが起こらないようスポンジを貼りつけることなどが
手作業で行われているからです。

まさに、縁の下の力持ち企業です。

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今すぐほしい、ダンボール家具

2024年06月25日 | ダンボール
ダンボール家具が珍しくなくなってきた今、
求められるのは、デザイン性や使い勝手だけでは
なくなってきているようです。

とはいえ、未だに……

ダンボール製だから、リサイクルできて当たり前。
木製家具より安くて当たり前。

そんな風に思われているかもしれません。

いずれにせよ、愛着を持って長年使い込む家具というよりも、
インスタント的なニュアンスが強いように思います。

だからこその強みを持った家具が、
ダンボール家具専門店HOWAYから発売されています。

シリーズ名を「Gravif(グラヴィフ)」といいます。

木目柄が特徴のこのシリーズは、
ホワイト、ブラック、コーヒー、アイボリーの4色から選べます。
さらに、超軽量という特徴も併せ持っていて、
マルチラック1段の重量は約1.6kgなのです。

一般的なカラーボックスの重量から、
1段当たりの重さを計算すると約3kgになるので、
いかに軽いかがおわかりいただけるでしょう。

さらに驚くべきは、超軽量にもかかわらず
耐荷重が7kgもあるところです。
木製ラックと比較すると、耐荷重においては劣ってしまいますが、
軽いものを収納する分には、不自由はしないでしょう。

サイドテーブルとして、使いたい家具です。

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