勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

お富士さん

2007-05-27 14:54:28 | Weblog
 真夏を思わせる太陽の下、浅草の夏の風物詩のひとつ「お富士さん」が開かれている。お富士さんとは、富士淺間信仰により浅間神社が各地につくられ、その縁日の一つとして浅草地区で開かれる植木市のことである。
 浅草寺裏、言問通りを挟んだこの通り、「柳通り」または「見番通り」とも言われ、下町浅草の色濃い通りでもある。
花の香りに咽びながら歩くこの通りは、松尾芭蕉とも浅からぬ縁があり、行灯型街路灯には芭蕉の俳句板が設置され、江戸の色香とレトロな趣きを醸し出している。
 ここの通りには、名の由来でもある三業組合の事務所・見番があり、その見番前にある料亭では野点(のだて)が行われ、きれいどころが点てたお茶を楽しむことも出来る。 
 縁日に欠かせない出店で楽しむ家族連れも多く、カメラを手に歩いていると、僕の手をとりにきた女の子がいた。よそ見をしながら歩いていてお父さんと間違えたらしい。軽く手を握ってあげると、その女の子は僕を見上げ、驚いた顔をして慌てて手を放し、逃げていった。うら若き女性ならもっと良かったのに、ちょっと若すぎたかな・・・!!!???