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愛の涙に やさしく濡れて
咲くが女の いのちなら
なぜに散らした あの夜の風よ
今は帰らぬ 夢かなし
愛の涙に やさしく濡れて
咲くが女の いのちなら
なぜに散らした あの夜の風よ
今は帰らぬ 夢かなし
僕が生れて間もないころの歌、「麗人草の歌」である。長く生きていると、今は帰らぬ悲しい夢もある。愛の涙を流したことがあったかどうかは忘れたが、古い歌に詩の良さを感じるのは、年寄りの証拠か?
昨夜、愛の涙を久しぶりに見た。中国で行われている卓球世界選手権の団体戦での対韓国戦、最後の5番手に出場した福原愛選手、準々決勝進出がかかる試合だ。最終ゲーム9-10でマッチポイントを握られる。そこから粘ってジュースとし、逆転勝ちを納めた。その瞬間、彼女の眼から涙が溢れた。それは久しぶりに見る、愛の涙だった。一番手で出場して負けた不甲斐なさとチームへの申し訳なさが、最後の試合に勝っての感涙となったのだろう。思わずこちらもウルウルときてしまった。
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そんな少女が久しぶりに流した涙は、やさしく濡れた愛の涙か、乙女(おんな)のいのちか・・・。スポーツで流す涙は、清々しくていい♪