・・・・・という経済評論家・山崎元氏によるコラムが週刊東洋経済の最新号P.73にありました。
日立製作所は7/24でPBRが割安(0.93倍)でPERは超割高(今期予想で43倍)。
何故このような株価なのか?
氏による解釈は、
「投資家が“この会社は、投資のリスクに見合うほどの利益を稼がないだろう”
と考えていることに尽きる」。
つまるところ、経営に対する低評価。
しかし、山崎氏が言う通り、投資家にとってやはり割安な株価は魅力的。
あとは会社の何かがプラスに変化する時、投資妙味は大きくなる。
私は電機セクターの門外漢なので売上~利益面でのアプローチはできませんが、
日立については、例えばこういう視点で見ると面白いのではないか?と思います。
①少数株主持分を経済的単一体説で見る
これは私のブログで何度か取り上げた視点です。
欧米会計基準の公開草案では、少数株主持分まで株主資本に入れようとしてます。
で、この通りとなると、日立のPBRはさらに低下することになります。
参考: 8/1付拙稿に、少数株主持分の金額ランキングがありますが日立は2位です!!
http://blog.goo.ne.jp/dancing-ufo/e/99a5e747fd0ec2594bd97a268e3d46f4
②会社側が知的資産経営情報の開示、CSR非財務情報項目などの積極開示を通して、
投資家による企業価値評価をサポート(→結果的に株高への誘導も可能かも。)
実は、本日、日本公認会計士協会より経営研究報告が一気に3本も公表されました。
a)経営研究調査会研究報告第27号「投資家向け情報としての環境情報開示の可能性」
http://www.jicpa.or.jp/technical_topics_reports/101/101-20060807-01.html
b)経営研究調査会研究報告第28号
「企業価値向上に関するKPIを中心としたCSR非財務情報項目に関する提言」について
http://www.jicpa.or.jp/technical_topics_reports/101/101-20060807-02.html
c) 経営研究調査会研究報告第29号「知的資産経営情報の開示と公認会計士の役割について」
http://www.jicpa.or.jp/technical_topics_reports/101/101-20060807-03.html
私もまだ詳細を確認しておりませんが、それなりの情報量があり、
これら報告書の中に、今後の企業価値評価実務に影響を与えるものも出てくるかもしれませんね。
なお、この3つの報告書を使って8月29日に会計士協会がシンポジウムを開催します。
https://secure.cpe.jicpa.or.jp/education/gn_cart3.php?cd240=0000354&cd241=001
私も一応出席登録をしましたので、ネタを仕込んできます。
以上、門外漢による戯言としてお聞き流しください。
日立製作所は7/24でPBRが割安(0.93倍)でPERは超割高(今期予想で43倍)。
何故このような株価なのか?
氏による解釈は、
「投資家が“この会社は、投資のリスクに見合うほどの利益を稼がないだろう”
と考えていることに尽きる」。
つまるところ、経営に対する低評価。
しかし、山崎氏が言う通り、投資家にとってやはり割安な株価は魅力的。
あとは会社の何かがプラスに変化する時、投資妙味は大きくなる。
私は電機セクターの門外漢なので売上~利益面でのアプローチはできませんが、
日立については、例えばこういう視点で見ると面白いのではないか?と思います。
①少数株主持分を経済的単一体説で見る
これは私のブログで何度か取り上げた視点です。
欧米会計基準の公開草案では、少数株主持分まで株主資本に入れようとしてます。
で、この通りとなると、日立のPBRはさらに低下することになります。
参考: 8/1付拙稿に、少数株主持分の金額ランキングがありますが日立は2位です!!
http://blog.goo.ne.jp/dancing-ufo/e/99a5e747fd0ec2594bd97a268e3d46f4
②会社側が知的資産経営情報の開示、CSR非財務情報項目などの積極開示を通して、
投資家による企業価値評価をサポート(→結果的に株高への誘導も可能かも。)
実は、本日、日本公認会計士協会より経営研究報告が一気に3本も公表されました。
a)経営研究調査会研究報告第27号「投資家向け情報としての環境情報開示の可能性」
http://www.jicpa.or.jp/technical_topics_reports/101/101-20060807-01.html
b)経営研究調査会研究報告第28号
「企業価値向上に関するKPIを中心としたCSR非財務情報項目に関する提言」について
http://www.jicpa.or.jp/technical_topics_reports/101/101-20060807-02.html
c) 経営研究調査会研究報告第29号「知的資産経営情報の開示と公認会計士の役割について」
http://www.jicpa.or.jp/technical_topics_reports/101/101-20060807-03.html
私もまだ詳細を確認しておりませんが、それなりの情報量があり、
これら報告書の中に、今後の企業価値評価実務に影響を与えるものも出てくるかもしれませんね。
なお、この3つの報告書を使って8月29日に会計士協会がシンポジウムを開催します。
https://secure.cpe.jicpa.or.jp/education/gn_cart3.php?cd240=0000354&cd241=001
私も一応出席登録をしましたので、ネタを仕込んできます。
以上、門外漢による戯言としてお聞き流しください。
日立の場合、少数株主利益が外部に出すぎているので、PERで割高になっているだけでしょう。
連結子会社を除いたら、日立本体で稼いでいる利益って僅かですよ。。。
コメントが遅くなってすんまへん。
そういう反応をされる方が多いと思いますし、
事実、経済的単一体説に対しては
非難コウゴウであります。
ただ、可能性の問題としてみると、
全くゼロではないんですよね。これが。
1周年おめでとうございます。
(遅めの昼休み中、私物PCに私物モデムカードを接続して書き込みです。。。)