◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

メガバンク3行による2024年見通しに思う

2023-12-19 | 会計・株式・財務
いつもご覧下さり誠に有難うございます。
ブログ再開したこともあり、ネタ集めのために10年以上愛用している「経済レポート」サイトを頻繁に覗くようになりました。
このサイトは、「ビジネスパーソンに新鮮な経済レポートを毎日ご紹介する経済レポート専門メディア・ニュースサイト」と謳うだけあって、無料で多様なレポートを閲覧できるところが大きな魅力です。私からしますと、ネタの宝庫

足元の月間ランキングを見てみますと、時節柄、2024年の展望が上位を占めていますね。

〇PwC コンサルティング 世界のメガトレンドに日本はどう対処すべきか(2023年11月)
〇2024年の日本経済への期待:溜池通信Vol.778
〇PwC 2024年地政学リスク展望

この中では、溜池通信が安定の面白さですね。日本の悲惨指数(2001 年以降、月次の完全失業率と CPI 総合の前年比を足し合わせて、消費増税に伴う調整を実施したもの)のチャートはかなり興味深いですよ。


その中から今回は、年末ということもあり、メガバンク3行が2024年をどう予想しているかを最新のレポートからざっくり見てみました。

◆三菱UFJ銀行 内外経済見通し(2023年12月)
◆三井住友銀行 2023年の回顧と2024年の展望
◆みずほ銀行 日本産業の中期見通し


ご覧いただければわかりますが、各行、予想対象、期間がまちまちでして、それぞれの強みとする領域で棲み分けされていると見ることもできる。

簡単にオススメポイントを。
・三菱UFJ=中国不動産市場、米大統領選、国際経済情勢がコンパクトに整理。トランプ再選だけは勘弁して欲しい!。
・三井住友=世界の注目トピックス、日本の2024年問題。主要産業別見通しがコンパクト。
・みずほ=旧日本興業銀行産業調査部が源流とあって骨太・膨大な分析情報は圧巻。主要産業の大局観を形成するには最適。

みずほでは各産業アナリストによる自由投稿欄「アナリストの眼」に一見の価値あり鉄鋼業のパートでは「川中・川下産業は北米での現地生産を強化する動きが出ているが、足下日系鉄鋼メーカーは国内設備を増強し、輸出するモデルを継続。ただし、将来的には北米での現地生産が求められる可能性もとありましたが・・・・。

・・・・・ちょっと待って下さい。

12月18日に日本製鉄がUSスチールを買収!

早速、見通しが当たってますね。

ぜひこれらのレポートから投融資のヒントをつかんで下さい。
勿論、投融資は自己責任で。


蛇足ですが、野球好きの私は、記事作成中に見つけたこの動画も上げておきますね。
大谷翔平選手 MVP獲得記念オリジナル最新ムービー【三菱UFJ銀行公式】

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