いつもご覧くださり、誠にありがとうございます。
ブログ休止期間に得たユニークな財務分析体験で「これはブログにちゃんと書き残さないといけないな」と感じていたネタをふと思い出しましたので、忘れないうちアップしときます。
それが会計専門家の細野祐二氏が開発した不正会計をみつけるソフト「フロードシューター」です。
考え方の一端をざっくりご紹介しますと、
(1)現金の裏付けのある利益かどうかを見極める「会計利益先行率(当期純利益÷フリーキャッシュフロー)」が前期と比較して大きく上昇(現金の裏付けのない売り上げ増)、
(2)売掛債権の回転率(回収期間)の悪化、
(3)買掛金回転率(支払期間)の低下もしくは、横ばい(売り上げが架空なため、原材料など買掛債権は増えない)という3条件が該当すれば、粉飾を疑うべきだとか。
2年前のこちらの記事に細野氏の思いが熱く語られており参考になるかと。
素晴らしいのは、その「フロードシューター」が無料でダウンロードできて、しかも解説動画で実際の分析もできるってところです。
まずは、資料をダウンロード下さい。
フロードシューター養成講座オンライン/無料版資料
動画は全部で五つあります。
フロードロードシューター研修:1/5 有価証券報告書でわかること (1:07:39)
フロードシューター研修:2/5 有価証券報告書でわかることII (1:31:50)
フロードシューター研修:3/5 財務諸表の読み方と発生主義未実現利益 (1:08:40)
フロードシューター研修:4/5 財務諸表の読み方 II:連結損益計算書 (0:39:58)
フロードシューター研修:5/5 フロードシューターの入力方法 (1:03:38)
かく言う私ですが、2019年に細野氏の生講義を12時間受講して、会計士の継続研修制度CPE12単位も認定してもらえておりますので。(ホントの話)。
ホントは、会計士の正式な研修プログラムとしてやって欲しかったのですが、色々とあった人なのでね・・・・・。
2019 CPE申告内容(抜粋)
集合研修:他団体主催の集合研修
フロードシューター(財務諸表危険度分析ソフト)養成講座
主催者名・主催団体名
集合研修:他団体主催の集合研修
フロードシューター(財務諸表危険度分析ソフト)養成講座
主催者名・主催団体名
細野祐二氏(公認会計士となる資格を有する者)
成果・感想
有報のEDINETデータを読み込み、分析計算を行い、上場会社の財務諸表危険度の評価判定を行うIT型分析プログラムの講習会。当ソフトは5期分のキャッシュフロー及び損益データ、並びに直近の純資産、のれん等の無形資産データを取り込み、粉飾発見技法として有意性の認められる9群78評価指標を通じて「利益の質」「資本の質」を総合的に精査する構成となっており、実務でも有用と判断。即時に業務に導入した。
成果・感想
有報のEDINETデータを読み込み、分析計算を行い、上場会社の財務諸表危険度の評価判定を行うIT型分析プログラムの講習会。当ソフトは5期分のキャッシュフロー及び損益データ、並びに直近の純資産、のれん等の無形資産データを取り込み、粉飾発見技法として有意性の認められる9群78評価指標を通じて「利益の質」「資本の質」を総合的に精査する構成となっており、実務でも有用と判断。即時に業務に導入した。
拙稿をご覧いただいている公認会計士の先生方におかれましては、騙されたと思ってぜひこのフロードシューターを習得して、不正会計摘発に挑戦いただきたいものです!