歩くたんぽぽ

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真央ちゃんに泣いた真夜中の日本

2014年02月21日 | 日記
テーマが真央ちゃんだなんてミーハーかもしれないけれど、
この感動を忘れないうちに何かに残しておかなければと強く思う。

フィギュアスケート女子シングル浅田真央23歳。

昨日のショートプログラムでは初っ端からトリプルアクセルで失敗し、
16位という結果に日本中が戸惑いを隠せなかった。
今日のフリーにどう向き合えばいいのかと私自身頭を抱えた。
私なんかには想像出来ないほどのとてつもない重圧と闘っていたのだろう。
それにしても点数の低さには驚いた。

そして今日、真央ちゃんは12番目に登場。
真っ青な衣装に身を包み、いつものイメージトレーニングをしてスタート位置に立った。
曲はラフマニノフ『ピアノ協奏曲第2番』。
念願のトリプルアクセルを初めに成功させ、それからは本当に滑らかで美しかった。
計8個のジャンプをきめ最後のステップも最高に格好よかった。
気づいたら一人でわんわん泣いていた。
涙が止まらなかった。
演技を終え真央ちゃんも手で口を覆うようにして泣いた。
NHKのアナウンサーも顔を真っ赤にして泣いていた。
TwitterやFacebookなどをリアルタイムで追ったら、
ネットの先にいる人々も皆感動して泣いていた。

フリーの演技で自己ベストを更新。


演技が完璧とかそういう話じゃなくて、心を揺さぶられたのだ。
アナウンサーが興奮の中「これが浅田真央です!」と言い放ったこと、
歓声、観客、リンクでお辞儀する真央ちゃん、全てが幻ようにその場面に響いていた。

結果は6位だったけどこんなにも晴れやかな気持ちにしてくれるのだな。
凄い人だ。

ショートプログラム上位3人はフリーでもほぼミスはなく、3人が3人メダルを獲得。
真央ちゃんはショートプログラムではこけてしまったのだからしょうがない。
しかし、フリーの演技でソトニコア、キムヨナが真央ちゃんより高い点数をとったことには納得がいかない。
終わったものを掘り返すことに意味はないけど、この結果は興奮冷めやらぬ今納得出来ない。
それは素人の私が理屈で説明するのは難しいけれど簡単にいうと、
真央ちゃんの演技は構成の難易度が高くそれを完璧に滑れば他の選手が勝てる訳がないということかな。
まぁ説得力に欠けるのでこれくらいにしておこう。
それにやっぱり私は日本人なんだろうね。

フィギュアスケートはほとんどオリンピックしか見ないので何も知らなかったのだが、
この4年間彼女は彼女に対する不利なルール改正に悩まされてきたのだとか。
これも素人が書いた文だからどこまでが通じる話か分からないけれど参考までに
「浅田真央が戦ってきたもの」

八百長だ、不正だ、誰が悪いという話ではなくて、私が感動した浅田真央の演技を1番だったと言ってあげたいのだ。

彼女はフィギュアスケートを愛する人々からTwitterなどで賞賛を受けた。

ロシアのプルシェンコ
「Mao - you was great, special thanks for Axel 3,5! You're real fighter!!」

ジェフリー・バトル(トリノオリンピック男子シングル 銅メダル)
「I had tears in my eyes. Thank you Mao! Magnificent.」

エルビス・ストイコ(長野五輪男子シングル 銀メダル)
「I just have to say I am teary eyed for Mao Asada, makes my heart smile! :-)」

ミシェル・クワン(長野五輪女子シングル 銀メダル)
「Mao Asada - made me cry.... a performance that we will all remember forever!」

これを見てまた涙が…。
プルシェンコはバンクーバーの時から採点方法がおかしいと声をあげていたそうな。
そういう意味でも彼は挑戦し続ける真央ちゃんに思い入れがあるんだろうな。
なんだか私が救われた。


本当に日本中が沸いた夜というか真夜中だったな。
なんだかよく分からないけど真央ちゃんにありがとうと言いたい。

うん、本当にありがとう。
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