インテリア・家具 横浜元町[ダニエル] 家具店主 咲寿義輝のブログ

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フランク・ロイド・ライトとアーツ&クラフツの祖

2023-10-11 | インテリアについて
フランク・ロイド・ライトは、1893年~1910年に掛けて手掛けた設計、プレイリー・スタイル(草原様式)による建築で名をはせたが、1904年にチェニー邸の竣工に携わった際に、その施主であるママー・チェニーと不倫関係となった。すでに、フランク・ロイド・ライトはキャサリン・トビンとの間に6人の子どもをもうけていたが、子どもと妻を捨てチェニー夫人とニューヨークとヨーロッパに駆け落ちをしてしまう。だがそれも長くは続かない、1911年フランク・ロイド・ライト自身のスタジオ、タリエシンの使用人がスタジオを放火して、彼のもとで働く設計士4人とチェニー夫人と彼女の子ども2人を斧で惨殺するという悲劇が起きてしまう。そんなスキャンダルの中で、日本の帝国ホテルの設計の依頼がきた。その後、彼はグッゲンハイム美術館などの素晴らしい建設に携わっていく。この波乱万丈の彼の人生が伝記映画になるとのこと。【タリエシン(原題) / Taliesin】

日本では、建築家【フランク・ロイド・ライト】は実に有名で愛されている人物であるが、そのライトに、多大な影響を与えたのが、アメリカ【アーツ&クラフト】の祖【グスタフ・スティックレー】、その人なのです。


Gustav Stcikley【グスタフ・スティックレー】

1858年アメリカ/ウィスコンシン州生まれ。1989年ステックレー&シモンズ社を設立し起業する。その頃にヨーロッパ視察の際、イギリスでウィリアム・モリス等が提唱するアーツ&クラフツ(Art&Crafts)運動に刺激され、アメリカでその運動を啓蒙し始めた。1899年からはモリスチェアを主要製品として積極的に活動。

1900年ミシガン州グランド・ラピッツにて【Art&Crafts】家具として、「Mission Oak」シリーズを発表。NY州・シラキュースにショールームを開設した。


1904年弟・レオポルド・スティックレーとジョン・ジョージと三人で、L.&J.G.Stickley社を設立。

これが現在のStickley社の起源となっている。また、1901年よりArt&Craftsの啓蒙のため、当時の新しい美術論や工芸、建築を含めた「クラフツマン誌」を発刊し、アメリカでアーツ&クラフト運動を広めていった。
彼が、制作したミッション家具はその後アメリカ全土で愛用され、フランク・ロイド・ライトのプレイリースタイル等に結びつく。
そんな、スティックレーも英国人・アーツ&クラフツの祖【ウィリアム・モリス】に影響を受けた人の一人だ。

現在、【STICKLERY】(スティックレー)の家具は横浜元町:ダニエルが日本総代理店として販売しております。

ダニエル各ショールームでスティックレー家具をご覧いただけます。

★★★★スティックレー紹介HP★★★★

ダニエル・ショールーム案内



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