インテリア・家具 横浜元町[ダニエル] 家具店主 咲寿義輝のブログ

家具・インテリアショップ 日本の洋家具発祥の地:横浜元町から インテリアに興味のある方への情報ブログ

帯チェア 着物の帯を椅子張りに(明治維新から続く伝統です。)

2013-11-26 | インテリアについて
今朝椅子張り工房を覗くと、依頼していた「帯チェア」が完成していました。

帯チェアとは、日本の洋家具発祥の地:横浜元町で明治維新以後、東洋の島国に渡来する外国人が日本のオリエンタルな柄で粋な着物や着物の帯を自国に持ち帰りをするために、思いついた方法で、当時横浜で人気であったチェアに着物の帯を張って持ち帰りました。

帯丈に合うように椅子のサイズも工夫されています。

ボタン締めという伝統的な手法で布地を張っていくので、布地の柄に変化が出て面白い。


背中もキチンと生地が張られます。


チェアとスツール。両方をご注文される方も多いのですが、和室用や簡単な補助イスにとオットマンだけのご用命もあります。


確かに和室に合いそう。

横浜家具「ダニエル」の定番チェア「ブーツチェア」に帯を張るのですが、一般的には見本帳から布地を選び職人が張っていきます。
丁度、見本帳か選んだチェアも完成していたので、ツーショット。

更に奥の方では、30年以上使用されたブーツチェアが張替の為に工房に来ていました。

こちらのチェアは経年変化により木部は飴色に変わっています。 
丁寧に今までの布地を剥がした後、今回選ばれて布地を熟練職人が丁寧に張っていきます。

中材のウレタンはもちろん、今回は麻の帯のテープも張替ました。

よく見ると木部には、以前張られていた布地を留める鋲の跡が。

木部がしっかりしているので、何度でも張替ができるのです。


帯チェアもブーツチェアも座り心地も抜群。60年以上経った現在でもダニエル製品の中でも常にトップに入るベストセラー。

帯チェアや家具の修理などのご質問も各ダニエルショールームで受けたまっています。
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