NYのMoMAに並ぶ 『スティックレー』（Stickley)の家具

ニューヨーク近代美術館『MoMA』。
100年前に製作された『スティックレー』の『セティー』が展示されている。

職人による手仕事の尊さ、素材の特徴を生かしたシンプルかつ頑丈な構造と飽きのこないデザイン。

スティックレーの家具は、こうしたアメリカン・『アーツ＆クラフト』の精神を現代に伝えています。

おりしも、今年は『ウィリアム・モリス』のモリス商会創設150周年。

英国のアーツ＆クラフトの祖『ウィリアム・モリス』にも謁見して、その影響を多大受けた『Gustav　Stickley』が
始めた、アメリカでのアーツ＆クラフト運動はまた、当時のアメリカのモダンデザインであった。

　MoMAに展示される『セティー』の現行タイプ。



スピンドルと呼ばれる格子がとても素敵なデザイン。

アメリカのアーツ＆クラフツの祖『スティックレー』はその後『フランク・ロイド・ライト』に多大な影響を与えたのも、このチェアのデザインを見ればおわかりいただけるであろう。

後に、スティックレーがコラボレーションした作家『ハービィー・エリス』のインレイ（象嵌）が入ったラブシートも当時の、アーツ＆クラフトの流れを強く感じる逸品。



スティックレーの歴史等詳しい内容はこちらからどうぞ
『スティックレーとは・・。』