このところしょっちゅうお世話になっている「日めくり」に又面白いのがありました。
19日、読売新聞 コラム「日本語 日めくり」
膝(ひざ)――新しい常用漢字から
ももとすねをつなぐ間接のところの名称と考えるのが一般的だが、「膝に乗せた荷物」といった場合は、ももの上全体を表すことになる。屈服する様子をたとえた「膝を折る」「膝を屈する」の「膝」は関節、何かに感心したり、突然アイデアが浮かんだりしたときの動作「膝を打つ」の「膝」はももの上のことだ。
十返舎一九「東海道中膝栗毛」は自分の膝を栗毛の馬の代用とする、つまり、馬や駕籠に乗らずに旅するのをしゃれて付けた題名。この「膝」はももからくるぶしなどまで含んだ足全体を指しているのだろう。ひ
「膝栗毛」にこんな意味があったとは全く知りませんでした。これはもともとあった言葉なのかそれとも十返舎一九が考え出したものかどちらなんでしょう。
それにしても、歩き旅のことを膝栗毛とは、只の「旅」という意味としか思ってませんでした。
この「日めくり」には教えられる事ばかりですが、それは、取りも直さず、日頃から如何に言葉というものにいい加減に取り組んでいるかということなのでしょう。もっと疑問を持たないといけないのでしょうね。
参考:膝栗毛の意味は?
「マアいいか」の所為でしょうか!