宇宙太陽光発電が実現すれば地球のエネルギー問題は解決され そうですが、その前途はまだまだ未知数のようです。ところが、もっと壮大な話がありました。
エネルギーのパラダイムシフトによる新たな持続型社会の実現を目指し
地球上の限りある資源を節約しなが ら使う・・・というこれまでのパラダイムから、無限に近い クリーンエネルギーをつくり出し、潤沢なクリーンエネルギーを自由に使うという発想へのシフト。独創的なアイデアと 宇宙技術の研究開発によって、それを具現化したのが「月太陽発電ルナリング」構想です。
惑星地球は太陽の賜。永続的になくなることのない、どれだけ使っても地球環境に影響を及ぼさない、太陽の膨大なエ ネルギーが、未来の地球を美しくし、未来の豊かな生活をもたらします。
いつまでもこの美しい地球と人類が共存していくために・・・清水建設からの新しい提案です。
月資源でつくる「月太陽電池」~月発電所の建設~
月発電所は月資源から
月発電所の建設には、月にある資源を極力活用します。
月の砂は酸化物なので、地球から水素を持ち込めば「酸素」や「水」をつくることが可能です。また「セメント」がで きれば水と砂・砂利を混ぜてコンクリートに。そして、太陽熱を利用し、ブロックやグラスファイバーも製造することが できます。
月発電所の施設構成
1.月太陽電池
絶え間なく太陽光発電をするため月 赤道上の全周11,000km、幅数kmから最大400kmに成長する太陽電池群。
2.送電ケーブル
月が地球に向いている「月の表側」にエネルギー伝送施設を配置。「月の裏側」に太陽光が当たる場合は、このケーブ ルで伝送施設まで送電。
3.マイクロ波送電アンテナ
直径20kmの送電アンテナから、地球上の受電レクテナへエネルギーを伝送。 正確に送るために地球からのガイドビーコン(無線標準)使用。
4.レーザー光送光施設
太陽光から高いエネルギー密度のレーザー光を生成。正確に送るために地球からのガイドビーコン(無線標準)使用。
5.月赤道上輸送ルート
月発電所の建設やメンテナンスに必要な物質を運ぶ。搬送ルートの下に送電ケーブルを設置。
6.自走式太陽電池生産プラント
月の資源から太陽電池を生産・設置しながら工場自体が移動。
リンク元には画像が沢山あって分かり易くなっています。
これは面白いですね。宇宙に浮かべるのよりは余程予算がかかりそうですが、その壮大さに夢があります。ここま で行けば世界のエネルギーは充分賄えそうです。実現は何年先か想像もつきませんが、きっと出来上がるのじゃないで しょうか。そんな気がします。
これで、私の大好きな太陽光発電はいよいよ究極のエネルギーとなりそうです。こういうのができて世界が仲良く使 うなんて時代が来れば、世界平和なんてのも夢じゃなくなるかもしれません。その時は、世界の非常識である日本の精神 が世界の標準となっているかも。
楽しいですね!