ミャンマーの暴動は既に130人以上の死者が出ているようで、一体どうなるのか心配です。
Chinaがどちらの後ろにいるのかも不気味です。ところが何と、反中暴動が発生しているのだそうです。庶民はやはりChinaが嫌いなようです。
宮崎さんが、詳しく報告してくれています。それにしても、Chinaは嫌われているんですね。ミャンマーの庶民は正常な感覚のようです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)3月16日(火曜日)弐 通巻第6828号
ミャンマーで反中暴動が発生、32ケ所で放火、略奪、暴行
日本企業は高々と日の丸を掲揚し、防戦
クーデター騒ぎで治安悪化のミャンマー。ヤンゴン北西部のラインタヤにある中国企業の工業団地が襲撃され、工場や倉庫が放 火された。
とくに繊維工場が狙われ、中国人従業員が負傷した。工場付近の商店も襲撃され、在庫だけで20万ドル分が失われたという。
このラインタヤ地区は、15日のデモ、抗議集会で多数の死傷者がでた場所であり、抗議集会の一部が中国系工場に乱入した。
ミャンマーでは1967年にも反中暴動が発生し、中国系商人は消えたはずだったが、いつのまにかマンダレーなどはチャイナ タウン化していた。
現在、ミャンマー在住の中国人は40万人といわれ、各地に工業団地を建てて、人件費の安いミャンマー人と酷使するので、評 判が悪かった。
日本企業はおよそ400社、ヤンゴン南西部のティラナ工業団地を開発造成し、この団地に集中している。起工式には安倍首相 が飛んで、当時のティンセイン大統領との歓迎式典に臨んだ。
ミャンマーで暴動の標的となっているのは、いまのところ中国企業だけ。
日本企業は日の丸を掲揚して国籍を明示しており、台湾、韓国、シンガポール企業もこれに習っている。
このパターン、先年のベトナムに於ける反中暴動と酷似している。ベトナム人と同様にビルマ人の心底にあるのはアンチ・チャイ ナ感情である。
日本企業が日章旗を掲揚するというのも何となく姑息に思えてしまいます。こんなところで散々蔑ろにしてきた先人の恩恵を受けるのを恥ずかしいと思わないのでしょうか。
せめてChinaからの撤退と靖国参拝くらいしてお礼をして貰いたいものです。