ロシアは一体どうなるのでしょうか。プーチンの失敗により多くの国民というより世界も混沌としてきました。
ロシアがこの状態から起死回生の手を打つなんてことは無理だとおもいますが、プーチンには秘策でもあるのでしょうか。
仲間のChinaも腰が引けているように、やはりプーチンの読みが外れてしまったことは予想外の混乱を招くようです。
宮崎さんが、国債などの件を詳しく解説してくれています。バカな日本も今回の債権問題では意外と少なかったような気がします。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022) 3月16日(水曜日) 通巻第7262号
ロシア、本日デフォルトか。
ロシアから500万人が逃げ出していた
ウクライナからの避難民は3月15日現在の国連集計で300万人(この数字が疑わしいという分析があることを筆者は知って いるが。。)。
過去二十年間にロシアから外国へでたロシア人は500万人。もっともポーランドから英国へ出稼ぎが50万人、アルメニアか ら西側へ稼ぎに出た人が40万。キルギスのような小国から、ロシアへの出稼ぎが40万人。グルジアから西側へも数十万。ドミ ノのような構造は賃金格差である。
ロシアがデフォルトとなると、誰が一番ソンをするのだろう?
BISが纏めた各国の債権ランキングでは
(1)イタリア 253億ドル
(2)フランス 252
(3)オーストリア 175
(4)アメリカ 145
(5)日本 96
(6)ドイツ 87
(7)オランダ 66
以下、スイス(37億ドル)、韓国(17億ドル)と続いて台湾が1憶8400万ドル。
金融で干しあがり、輸出入はとまり、クレジットカードは使えず、ルーブルは暴落し、株取引は業務停止、あげくにロシア国営 テレビでも「反戦」のプラカード。
プーチンは追い込まれたことをどれだけ自覚しているか? バイデンは近く訪欧する予定を発表し、また専門筋はウクライナ戦 争は五月に終わるだろうと、明確な根拠のない予測を始めた。
中国上海市共産党委員会の党学校教授、胡偉は「中国はロシアのプーチン大統領と断絶すべきだ」とする文章を海外のネットに 発表した。中国政府は親露路線であり、これは反政府的主張であり、中国国内サイトに転載されたが、すぐに削除された。
さて現場の動きである。
FOXニュースのカメラマンが銃撃を受けて死亡。これでウクライナ戦線で死亡したジャーナリストは四名となった。
南東側ではロシア軍将校数名が現場で戦死したことが確認された。
司令官クラスが前線で指揮を執るの異例であり、見る角度によってはロシア軍の士気が弛緩している実態を物語る。
シリアの過激派が二つに分裂した。
ISや、その分派はロシア支援とウクライナ支援に明確に別れた。ロシアの戦争請負組織「ワグナー」は高給でIS、アル カィーダ残党などを傭兵として雇用し、ウクライナへ投入する方針。
もともとISはシリアのアサド体制打倒を誓った戦闘集団であり、そのアサドを支援するロシアは、かれらの敵である。
多くがウクライナへ向かう準備を始めており、ポーランドが彼らの入国を受けいれる方針との報道もある。
さて、プーチン・習皇帝は生き残ることが出来るのでしょうか。それとも、世界が奴等の息の根を止める覚悟があるのか。
どんな展開が待っているのかある意味興味があります。何と言っても失う金が無いものは強い。とは言え、年金を止められたら終わりです。そんなこともあるかな。