ゴルフを止めてというよりパソコンを始めてお金が回らなくなり止めざるを得なくなった私ですが、それまでは一生のスポーツと密かにシングルを目指しながら、そのくせ大した努力はせずに月一で楽しんでいました。
ジャンボ尾崎や青木・中島選手がビッグスリーと言っていた頃です。女子では岡本さんの華麗なスイングにあこがれたものです。その頃も日本のトーナメントでのお客さんのマナーが時々避難されていたものです。まだまだ海外のツアーのように観客も大人になってなかったものです。
しかし、あれからもうかなりの年数も経っているので日本の観客のマナーも洗練されてきたのだろうと勝手に思い込んでいましたが、そうでもないようですね。
四国新聞社より
1984年、広島でのゴルフの試合中に、当時、米国でも活躍していた岡本綾子さんが泣き出した。トップ争いをしていた外国人選手がパットを外し、岡本さんにチャンスが転がり込んできた時だった。
その外国人選手に観客が大声でこう言ったのだ。「ナイスボギー」。その選手も怒ったが、岡本さんも最低限のマナーを守れない観客が情けなくなり、涙ながらに詰め寄った。「なんでそういうことを言うんですか」。
岡本さんもきっと米国では陰口をたたかれていたはずだが、誰も試合中に聞こえるようには言わなかったという(海老沢泰久「ゴルフが好き」毎日新聞社)。スポーツには敵味方が付き物だが、守るべき最低限のマナーはある。
昨日の男子ゴルフの石川遼選手も、泣きたい気分だったのではないだろうか。日本オープン最終日、観客のカメラの音に集中力を乱され、スコアを落とす場面があった。結果的に彼は優勝を逃した。
恐らくそのこと以上に、マナー違反を情けなく口惜しく思っているだろう。彼を応援する観客が増えているが、マナー違反をテレビで見かける機会も増えた。まだ18歳の青年が発言などで他の選手を気遣っているかのような様子は、時に痛々しく見える。・・・以下略
私もこの試合は久し振りにテレビ観戦しました。後半の息のつまるようなデッドヒートに、残念ながらプレイオフで負けましたが、石川選手もいよいよ本者になったなぁと感心したものです。
ところが、夜のニュースで上記のカメラ問題があったことを知り、なんとも後味の悪い思いがしたものです。彼の人気で今までゴルフをしたこともないような人までが見物に来ているのもあるようです。それにしてもまだまだ日本はマナーという面では先進国とは言えないのですね。残念です。
と思っていたら、今度は初めて見に来たお客さんが自分の前に飛んできたボールを拾い上げて、周りの人に注意されてあわてて手放したなんて事件もあったそうです。スポーツ選手もタレント扱いですね。今や日本の宝とも言えそうな石川選手だけにその人気がこんなことで潰されることはないでしょうがちょっとかわいそうですね。
人気の出すぎも好悪しか!
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