ロシアが報復としてアメリカ人などに制裁を課したようですが、効き目があるのかと疑われているようです。なんだか笑えます。
宮崎さんが取り上げてくれています。それにしても、何だか茶番のようです。報復合戦もどこまで本気なのか。
戦争もこういう制裁合戦なら平和で良いのじゃないでしょうか。金持ち同士の喧嘩は庶民に影響無ければ幾らでもやれば良い。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022) 3月17日(木曜日) 通巻第7263号
誰もモスクワ旅行を計画してないし、ロシアに銀行口座をもっていないけど?
ロシア、米国に制裁は茶番か、それとも何か隠された意味があるのか
ロシア外務省が制裁を課したアメリカ人はバイデンとその息子ハンター、くわえてオースティン国防長官、ブリンケン国務長 官、マーク・ミリー統幕議長、サリバン大統領補佐官。バーンズCIA長官、ヒラリー・クリントン元国務長官、そしてサキ報道 官ら13名だ。
サキ報道官は首を傾げるように言った。「わたしたちの誰もモスクワ旅行を計画してないし、ロシアに銀行口座をもっていない けど?」
ハリス副大統領がリストアップされていないようだが、イザというときにモスクワに派遣されるなら、彼女なら御しやすいとで もみたからか。そういうハリスの夫がオミクロンに感染していることが判明した。
トム・コットン上院議員(アーカンソー、共和党)は、バイデン大統領を「腰抜けで、臆病だ」とウクライナ問題への対応を公 然と非難した。
米国ジャーナリズムはロシア批判一色だが、かと言ってバイデン支持率があがらないのも不思議である。
米国より強硬な制裁路線を突っ走る英国は3月15日に追加で350名の制裁を発表したが、大半はオルガリヒである。
ロシアはカナダのトルードー首相以下、政権トップ15人を制裁するとしたが、カナダ主要は「制裁といっても在露資産凍結 と、ヴィザ発給停止でしかない。だれもロシア旅行計画はないし、モスクワに口座をもっていない」。
トルードー政権も英米に追随してロシア制裁の戦列に加わったことが、クレムリンを怒らせたらしい。
ロシアは実質的な制裁効果がないことは百も承知、これは西側の指導者が悪というイメージを国内に植え付けるためのプロパガ ンダ作戦とみていいだろう。
米国はベラルーシのルカシェンコ大統領夫妻の資産凍結も発表した。やっぱり、ルカシェンコも偽名かなにかで在米資産がある のだ。
ロシア制裁に加わらないのは中国だが、陰に隠れてインドもまったくロシア制裁を口にしていない。
そればかりか、インドのメディアはゼレンスキー大統領の米国会での演説を「感情的で論理的ではない」と批判している。
日米豪印のクアッドは、あやしい雲行きが見えてきた。
インドの姿勢が気になります。やはり武器購入はこういう時に難しい問題を持っているようです。
モディさんの決断が欲しいところです。
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