シリアがとうとう瓦解したようです。アサド大統領が国外へ逃亡したようです。
宮崎さんが速報してくれています。果たしてこれが何をもたらすのでしょうか。これも、トランプさんの返り咲きの影響でしょうか。
ウクライナも動きがあるようです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和六年(2024年)12月9日(月曜日)
通巻第8542号
<速報>
ウクライナとヒズボラの津波はダマスカス政権を瓦解させた
アサド大統領、国外へ逃亡したらしい
シリアの首都ダマスカスが反乱軍の攻撃で陥落した。
ウクライナ戦争でロシアが疲弊し、シリア防衛は手薄になった。イスラエルの攻撃でヒズボラが弱体化し、これらの津波が、アサド体制を襲った。「宮崎正弘の国際情勢解題」
ゼレンスキー支持率はわずか16%でしかない
前最高司令官で英国大使に飛ばされたサルジニー支持率は27%
「闘わない国の防衛にアメリカは軍を派遣しない」
長距離ミサイルの使用許可に呼応して、
さてロシアのウクライナ侵攻(特殊軍事作戦)以来、
日本にも逃れてきたウクライナ人がかなりいる(
とくにドイツの負担は重く、
国外へでた800万人のウクライナ国民のうち、
ということは兵役逃れである。
こちらは、ウクライナの玄奘です。これも宮崎さんが取り上げてくれています。
ゼレンスキーは五月に任期が切れたが「戒厳令下だ」
サルジニーはゼレンスキー自身が大抜擢した人事だった。
21年7月に最高司令官としたが、24年2月8日に突如解任し、
アサドはドバイあたりに逃げ込んだのではないかと観測されているが、あるいはロシアへ亡命したのかも。
ゼレンスキー支持率はわずか16%でしかない
前最高司令官で英国大使に飛ばされたサルジニー支持率は27%
「闘わない国の防衛にアメリカは軍を派遣しない」というのはトランプ次期大統領の常套句である。だからウクライナ支援を打ち切ると公言してきた。バイデンは任期中に駆け込みで追加支援を勝手に決めた。
長距離ミサイルの使用許可に呼応して、プーチンは10倍音速のオレシェニクミサイルを2025年中にベラルーシへ配備するとした。
さてロシアのウクライナ侵攻(特殊軍事作戦)以来、ウクライナから800万人の国民が国外へ流出した。この数字にはロシアとベラルーシなどへ逃れたウクライナ国民も含まれる。かれらの生活費、食費から住宅、子供たちの学校費用まで受けいれ国が負担した。
日本にも逃れてきたウクライナ人がかなりいる(日本財団統計では24年2月現在、三年の長期滞在を認められたウクライナ難民は2100人)。
とくにドイツの負担は重く、ショルツ政権の評価はガタガタとなって保守政党のAfF(ドイツのための選択肢)が支持率を伸ばした。バイエルン州などでは第一党である。
国外へでた800万人のウクライナ国民のうち、200万人は男性、そのうちの100万人が兵役適齢期にあたるという。
ということは兵役逃れである。
ゼレンスキーは五月に任期が切れたが「戒厳令下だ」といって選挙を行わず、居座っている。現下、ゼレンスキー支持率はわずか16%でしかない。前最高司令官で英国大使に飛ばされたサルジニーへの支持率が27%ある(数字はRT、12月7日)。
サルジニーはゼレンスキー自身が大抜擢した人事だった。
21年7月に最高司令官としたが、24年2月8日に突如解任し、一ヶ月後の3月7日に英国大使へ任命してキエフから遠ざけた。自分より人気の高い人物は遠くにおいやるに限ると言うわけだ。
ウクライナ戦争で、トランプさんが早速動き出したようです。世界は急展開しそうです。
令和六年(2024年)12月8日(日曜日) 弐 通巻第8541号
ノートルダムに髭面男
米仏鳥のランデブーはウクライナ停戦案を煮詰めたか
2024年12月7日、五年前に灰燼に帰したノートルダム寺院の修復工事が完成し、修復式典がパリで開催された。世界の指導者があつまった。
その式典前にエリーゼ宮ではトランプ次期大統領とゼレンスキー・ウクライナ大統領がマクロンの仲介で会談した。「米仏鳥のランデブー」である。
トランプとしては当選後初の海外訪問だが、まだ就任前だから正式の外交にはならない。ところが、事実上アメリカ外交はトランプが仕切っているというリアルを世界は認識している。
バイデン政権はとうにレイムダック、決めたことはバカ息子の恩赦だけ?
三者会談の中身は非公開であり、会見後のゼレンスキーはSNSへの投稿で「戦争が可能な限り早くおわり、公平な平和に関して話し合いが出来た」と述べた。
ゼレンスキーはいちど「勝利計画」なるものをぶち上げたが、西側は冷笑的だった。
10月のウクライナ議会で、「(ロシアとの)戦争を2025年中には終わらせられる」と語った。
このとき議会演説で飛びだした「勝利計画」とは「北大西洋条約機構(NATO)加盟への正式な招待や、西側諸国から供与された武器によるロシア領への長距離攻撃の禁止措置の解除、ウクライナ領土と主権の交換の拒否、ロシア西部クルスク州への越境攻撃の継続」などだった。
このうち「ロシア領への長距離攻撃の禁止措置の解除」に関してはバイデンが許可した。しかしミサイルの戦果は乏しかった。
ゼレンスキーが決して譲歩しないのが「ウクライナ領土と主権の交換の拒否」である。
したがって停戦は有耶無耶のまま、朝鮮戦争の38度線策定という風のかたちで、ともかく停戦ということになるのではないか。
もはやウクライナに勝ち目はなく、そのうえ戦死者は50万人をこえているとの説もあり、またウクライナ兵士およそ20万人が逃げ出した等とロシアのメ ディアは報じている。真偽のほどはともかくウクライナを蔽っているのは厭戦気分だ。ウクライナ支援の西側も、曾ての熱気は消え失せ、ハンガリーやスロバキ アなどはゼレンスキー批判に廻っている。
西側は口を開けばウクライナ支援だが、アリバイ証明的に中古武器を提供し、火の粉が飛んでこないようにゼレンスキーの暴走に歯止めをかけている。
こうした状況下での三者会談だから、支援継続などではなく、停戦のかたちをめぐる話し合いだったのだろう。
欧州の論調には「ウクライナがのぞむNATO加盟は『その方向に努力する』という表現に変わり、また「事実上のNATOメンバー」などと巧妙なレトリックを用い始めた。
米仏鳥のランデブーはウクライナ停戦案を煮詰めたか
トランプさんの再選はやはり世界を変えてくれそうです。良い方向に向かうことを期待したいものですが、そうは甘くないのかも。
さて、どうなることか。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます