団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

日本の存在感高めるのが文化外交

2016年01月14日 | 外務省

  年明け最初の阿比留さんの「極言御免」が、日本の芸能人の中で、ただ一人とも言えるほど左翼ばかりが目立つにもかかわらず、そんな芸能界におもねることなく日本の名誉のために戦ってくれている津川雅彦さんを取り上げてくれています。

  文化外交を使命だと思っているのだそうです。これも、外務省がもっと真剣に広めるべき仕事でしょう。結局は外務省は今まで、何をやってきたのでしょう。
  良く言われているように、日本から来る政治家などの案内や財産形成など、自分の為の内向きのことにしか関心が無いのでしょうか。
  
  やはり、日本の歴史と文化に精通し、日本に誇りを持ち、赴任地の言葉を縦横無尽に操れるような本当のプロの外交官こそ求められているはずです。そんな外交官が一体、どれくらいいるのでしょうか。

  津川さんの方が、余程、国の名誉のために働こうと言う強い意思を持たれていますね。外交官は恥ずかしくないのでしょうか。尤も、恥ずかしいなんて感情があるのなら、もっと真剣に仕事しているのかもしれません。やはり、解体か総入れ替えが必要で少ね。

  一日も早くやらないと、日本がどんどん世界からさげすまれるようになるでしょう。

   産経ニュースより    2016.1.9

  【阿比留瑠比の極言御免・特別編】 俳優・津川雅彦インタビュー 「日本の存在感高めるのが文化外交」…安倍首相はこう言った

   平成28年の第1回の「極言御免」は新年特別編として、太田明広記者とともに取材した俳優で、政府の有識者会議「『日本の美』総合プロジェクト懇談会」の座長、津川雅彦氏のインタビュー記事を届けます。

   安倍晋三首相には常々、「ついているね」と話しています。理屈では安倍さんの勝利が考えられない状況の中で、自民党総裁や首相になったのですから。 国政選挙も全部ついている。アベノミクスや安全保障関連法の成立などいろんな画期的なことをしたわけだし、名宰相になれる器だと見込んでいます。でもそれ だけではなかなか大衆はついてこないから、これだけの高い支持を得ている安倍さんはついているんだなと。

  第1次政権を退いた際のある種の屈辱感や敗北感がプラスに作用していると思います。

  さて、価値の体系が文化です。僕は文化人だから「経済、安全保障の次は文化だ」と、ことあるごとに安倍さんに話してきました。一昨年の暮れにメールを もらい、しめたと思いました。そして昨年1月に会食した際、「何よりの朗報は、暮れに安倍さんから『来年は文化でいきますかね』との話をもらった。メール に残っているわけだからぜひ実現してほしい」と話した。安倍さんはにこにこと笑っていましたけれども。

 これが、昨年10月にスタートした「日本の美」総合プロジェクト懇談会につながった。

  安倍さんは初会合の際、「日本の存在感を外国で高めるということが、文化外交の何よりの使命だ。それが目的だ」と話された。プロジェクトの第一歩とし て、今年7月からイタリアで日本の仏像を披露します。国宝級になるとなかなか持っていくのは難しいのですが、約30点のリストがあがっており、たぶんイタ リア側も満足するものが行くと思います。

  今、世界が自然を畏敬する日本文化に注目しています。(海外の主要都市で)日本文化を紹介する「日本博」や時代劇に加え、国内でも安倍さんが文化宰相として各国大使らを呼び、薪能など日本の美を披露する会の開催を提案しました。

  平成3年に英国で「ジャパンフェスティバル」が開催され、歌舞伎や能などの公演が行われた際のカタログを見ると、僕がやりたいことを網羅していまし た。相撲から歌舞伎、人形浄瑠璃まで。それを安倍さんに見せたところ、日本博について「30年が明治150年だ。そのときに向かってやろう」と言われた。

  文化や食、言葉などあらゆるものを日本人は吸収して消化する。その柔軟性が世界平和に最終的に貢献するのではないか。そのことを理解をしてもらうことがプロジェクトの目標です。

  平成23年3月の東日本大震災の時、安倍さんと「東北の人々の我慢、忍耐、礼節という美しい心が世界を感動させたことはどういうことか」と議論しました。僕らは日本人として説明できるだろうかと尋ねると、安倍さんは「いや、できない」と言われました。

  「外国の人から聞かれると思いますよ。答えられないと日本人として恥ずかしいと思うので勉強会をしませんか」と誘い、安倍さんと「探美会」という勉強会を開きました。

  日本人の美というのは大自然の中にある恐ろしさをも美にする。我慢、忍耐、礼節は自然から教わった道徳なんだと。そういうことを勉強してきました。日 本は縄文時代から1万年の平和を築き、平安時代の約350年間、江戸時代は約270年間、とにかく平和な時代を記録してきました。

  日本人より世界の方が日本は戦わない平和な国だと知っている。ヒットしたディズニー映画「ベイマックス」を見たときに思いましたね。日本の男の子を主人公にして、日本人が作ったロボットは結局戦わない。

  また、大震災の際にイギリスのインディペンデント紙は1面いっぱいに日の丸を描き、日本語で「がんばれ日本、がんばれ東北」と載せた。それを見て感動 して泣いてしまいました。日本にそれだけの好意を持つ、尊敬すらもって励ましてくれている。安倍さんが訪英した際、「新聞をもらってきてほしい」とお願い しました。今、「安倍晋三」とサインされたインディペンデント紙を自宅に飾っています。

  リーマンショック後、生き方に迷っていた世界の人たちが、財産も土地も家族までも失った東北の人たちの我慢、忍耐、礼節を見つけ、感激してくれたので はないか。こうした東北の美しくたくましい心を日本人全員が共有することが、世界の期待に応えることではないか。それも含めて、プロジェクトは指針を持た ないと単に「文化だ、結構でございます」で終わってしまう気がします。

  安倍さんは口に出すことはないが、平成30年までの今の任期いっぱいで終わろうとは思っていないのでは。想像ですが。当然、何らかの形で32年の東京 五輪までやりたいのでないかと思うので、そのための工夫をされることを期待しています。聖火台には縄文時代の火炎土器がいい。けっこうみなさん賛成してく れるんですよ。

  成程、安倍さんはオリンピック後までやるつもりなんですか。日本の為にはその方が有難いですね。何と言っても、今、安倍さん以上の人材がいるとは思えませんものね。
  但し、今回の日韓合意や経済問題のように、もう一つ納得できないところを考え直してもらいたいものです。



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