Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年5月27日(日) 標高差1000mを歩く、百花繚乱の[比良]烏谷山、比良岳!

2018年05月28日 | 山登りの記録
■メイン写真
志賀駅付近から見た、今回のゴール・打見山

■今回のコース
志賀駅→中谷出合下→大岩谷分岐→荒川峠→烏谷山→葛川越→比良岳→木戸峠→
打見山⇒(ロープウェイ)⇒びわ湖バレイ前


この日の登山教室は、夏の山行に備えて「標高差1000mの行程を登ってみよう」と
いう企画。
登りにたっぷり時間をかけて、ロープウェイで一気に下山しようというものだ。
1000mの標高差を歩けたら、皆さんあこがれの大峰山系や日本アルプスの名コースも
夢ではなくなるかもしれない。

「のんびり、ゆっくり」がモットーのウチの登山教室だが、たまにはこうした
ステップアップの機会も必要だ。
このコースはきついだけでなく、いろんな花を楽しめるのもいい。

※下見時の模様は、「ここをクリック」。この時は歩いて下山している。



志賀駅から歩行スタート。
湖西道路の志賀ICを回り込み、大谷川・中谷沿いの林道に入る。
舗装道を歩くのは本意ではないが、道に沿って咲く花に心がなごむ。



エゴノキ。



ノイバラ。



中谷出合下から山道に入る。



新緑がきれい。



大きな岩の下から、冷たい清水が湧き出ている。



やがて植林帯に突入。この区間がちょっと単調で、気持ち的につらい。



それを抜けたら、待ってました、いきなりブナなどの落葉広葉樹林が広がる。
野鳥の声も増え、空気までもがきめ細やかに感じられるのが不思議。



ベニドウダンが可憐な花をつけていた。
この花は、このあと歩いた稜線でずっと満開の赤を楽しませてくれた。



サラサドウダンも。
このグラデーションがたまらなく可愛らしく、好きな花である。



荒川峠に到着。ここから稜線散歩が始まる。
散歩と言っても、急坂も多く、けっこう体力が消耗するコースだ。



もう今年は散っているかなと思われたシロヤシオの花、まだ健在な株も多かった。



ヒカゲノカズラの群落もおもしろい。



タニウツギのピンクの花も随所に見られた。



ゴールの打見山が見える。近いと感じるか、遠いと思うか。



カマツカかな? この手の白い花は綺麗だが判別に苦労する。



風雪に耐え、奇妙奇天烈な形になったブナも多い。



急登を経てたどりついた烏谷山。ここでちょうど標高差1000mを登ったことになる。
琵琶湖方面は絶景が広がるが、ややガスがかかっていた。



山頂に咲いていたのは高山植物のアカモノ。
「君の咲く山は~ 果てし~なく遠い~」(アカモノたち)



葛川越へは、激下りをこなさなければならない。
風化花崗岩の地質なので、スリップしないように慎重に下る。



巨岩帯を抜けていく。岩に直接、赤ペンキで「大岩」と書いてあるのだが、
どうにも無粋である。



比良岳の標識。ここがピークというわけではない。
ここからメインの登山道は山頂を左から巻く。我々は薄い踏み跡をたどり、
山頂をめざす。



これはサワフタギかニシゴリか? とにかくいろんな花がみられて嬉しくなる。



美しいカエデ林の、なだらかな尾根をわずかで、比良岳に到着。
このピークの主、二股のブナで記念写真。



踏み跡もないような冬道を南に抜ける。地形を読んで行くショートカットルートだ。
ヤマボウシも咲いている。



大半が終わっているはずだが、満開のヤマツツジもあった。



驚いたのは、まだイワカガミが残っていたこと。数株だけ咲いていた。



木戸峠。前回(下見時)、うつぶせに倒れていたものを、とりあえず表向けに
返しておいたが、誰かが4体を揃えて並べ直してくれたようだ。



汁谷に下りると、ちょうどクリンソウが咲き乱れていた。
最後まで花を楽しめたぞっ!



比良山系の最高峰・武奈ヶ岳を背負って、スキー場のゲレンデを歩き打見山へ。
これがつらい。みなさん、最後の気力を振り絞って登る、登る、登る。



ちょうど観光客が帰り始める時刻で、ロープウェイの駅は長蛇の列。
コースタイム4時間30分のところを6時間以上かけてたどり着いたが、
わずか4分、あっという間に下界に着いた。文明の利器、おそるべし。


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