中国出張で、てんやわんやの1週間がすぎた。その疲れも計算に入れて、日曜日の山行は、宝塚の大峰山からお花見をしつつ、武庫川渓谷の廃線経由、武田尾温泉へ抜ける2時間程度のルートを考えていた。
当日の参加メンバーの最終チェックもできないまま、宝塚駅に集合。フタを開けてみたらMr.Dash、ともちゃん、Y井カメラマン、I村さん、ルーキーH川クンの5人。けっこう、歩けるメンツが整った。
疲れていたはずのMr.Dashだったが、ここでふと思い立った。朝早く集まったのに、わずか2時間で終わるルートでは物足りない。地図を広げ、惣河谷支流から中山最高峰に抜け、十万辻から当初計画のルートに合流し、大峰山経由、武庫川渓谷に下りることにした。歩行時間2時間が、6時間になった。
中でも惣河谷支流は、かなり距離が短いにもかかわらず、コースタイムが2時間となっている。何かの間違いかなと、違和感を持ったので、本当に2時間もかかる難ルートなのか、ぜひ見極めたくなったのだ。
しばらく車道を上がる。右にかなり深い谷が切れ込んでくる。採石場か、高台のマンションのどちらかに続くと思われる一つ目の橋を過ぎて20mほど行ったところに、古いテープと踏み跡を見つけた。
投げ捨てられたゴミで、かなり汚い踏み跡には、トラロープが張ってある。これで、取り付き点は正解だと確信する。沢に下りて、30mほど下流に戻ると、支流が合流している。ここが惣河谷支流らしい。
採石場の発破で危険なので立ち入りを禁ずる古い看板が、半分外れて横になっていた。採石場は日曜で休みの様子だったので、自己責任で思い切って遡上を決意。
いきなり右岸のトラバース。ロープは要所にきっちり張ってあるので、案外、遡行者は多いのかもしれない。水は渓流だというのに汚く、淀みでは悪臭も立ち込める。上流のゴルフ場が原因なのだろうか。それだけに、今日は絶対に水に落ちたくない。トラバースも慎重になる。
水際の岩には、コケがびっしりつき、これがまた滑る原因になる。サワガニが異常にたくさんいるが、こんな水質では採って食う気もしない。
トラバースは、ヒヤリとする箇所も多い。けっこう、手のかかる沢だと気づき、冒険心が疼き始めた。テープとトラロープに導かれ、岩伝いに遡行すること40分、ついに立派な滝が視界に飛び込んできた(写真)。ご丁寧に「1の滝」の標識まである。冒険の幕開けだ。
当日の参加メンバーの最終チェックもできないまま、宝塚駅に集合。フタを開けてみたらMr.Dash、ともちゃん、Y井カメラマン、I村さん、ルーキーH川クンの5人。けっこう、歩けるメンツが整った。
疲れていたはずのMr.Dashだったが、ここでふと思い立った。朝早く集まったのに、わずか2時間で終わるルートでは物足りない。地図を広げ、惣河谷支流から中山最高峰に抜け、十万辻から当初計画のルートに合流し、大峰山経由、武庫川渓谷に下りることにした。歩行時間2時間が、6時間になった。
中でも惣河谷支流は、かなり距離が短いにもかかわらず、コースタイムが2時間となっている。何かの間違いかなと、違和感を持ったので、本当に2時間もかかる難ルートなのか、ぜひ見極めたくなったのだ。
しばらく車道を上がる。右にかなり深い谷が切れ込んでくる。採石場か、高台のマンションのどちらかに続くと思われる一つ目の橋を過ぎて20mほど行ったところに、古いテープと踏み跡を見つけた。
投げ捨てられたゴミで、かなり汚い踏み跡には、トラロープが張ってある。これで、取り付き点は正解だと確信する。沢に下りて、30mほど下流に戻ると、支流が合流している。ここが惣河谷支流らしい。
採石場の発破で危険なので立ち入りを禁ずる古い看板が、半分外れて横になっていた。採石場は日曜で休みの様子だったので、自己責任で思い切って遡上を決意。
いきなり右岸のトラバース。ロープは要所にきっちり張ってあるので、案外、遡行者は多いのかもしれない。水は渓流だというのに汚く、淀みでは悪臭も立ち込める。上流のゴルフ場が原因なのだろうか。それだけに、今日は絶対に水に落ちたくない。トラバースも慎重になる。
水際の岩には、コケがびっしりつき、これがまた滑る原因になる。サワガニが異常にたくさんいるが、こんな水質では採って食う気もしない。
トラバースは、ヒヤリとする箇所も多い。けっこう、手のかかる沢だと気づき、冒険心が疼き始めた。テープとトラロープに導かれ、岩伝いに遡行すること40分、ついに立派な滝が視界に飛び込んできた(写真)。ご丁寧に「1の滝」の標識まである。冒険の幕開けだ。