■メイン写真
樹林の中、ひっそりとした雪池山の山頂
■今回のコース
南海極楽橋駅→(不動坂)→清不動堂→(花折坂)→女人堂→黒河口女人堂跡→ちりなし峠→
一本杉→子継峠→雪池山→黒川峠→三本杉→弘法大師廟→奥の院バス停
暑い夏。できるだけ涼しい山歩きがしたいので、高野山へ。
それもできるだけ人に会わないような、高野山の裏道ともいるエリアへ足を向けてみた。
極楽橋を渡る。昔からある、高野山へ向かう7本の道があり、そのうち京大坂街道が
ここを通っているが、今ではケーブルカーで一気に登っていく人がほとんどだ。
その軌道をくぐる。3月にデビューした新型車両が、ちょうど通りかかった。
不動坂を上り、清不動堂(きよめのふどうどう)へ。高野山へ参拝する前に、ここで
身体を清めたという。
不動堂の裏に落盤した大きな穴がある。これは、かつてここまで通じていたトロッコ軌道の
名残だ。
コケが美しい花折坂。歩いていると汗がにじんでくるが、風は涼しい。
坂を登りきったところにあるのが女人堂。高野山は1872年(明治5年)まで女人禁制だった。
女性は信者といえど、7本の参拝道が高野山エリアに達する「高野七口」に建っていた
それぞれの女人堂までしか立ち入ることができなかった。現存する女人堂はここだけだ。
公衆トイレの間から女人道に入る。ママコナが咲いていた。
高野山外八葉のひとつ、鉢履山の脇を巻き、尾根に忠実に右に下ると小さな神社に出る。
女人道を忠実にたどると、その先で一旦、市街地に出る。
シュウカイドウが咲き始めていた。
あじさい園の横にある休憩ベンチでランチタイム。
ちりなし峠を経て、一本杉の分岐で山道に入る。
分岐から少し離れたところに「一本杉」がある。度肝を抜く巨大さだ。
根元に古い標石があるので、かつてはこの杉に参道の分岐があったことがわかる。
小さな流れが錯綜するようになると、右側にラクウショウ(落羽松)の群落が現れる。
湿地に生える北アメリカ原産原産のスギ科の針葉樹で別名「沼松」と呼ばれる。
このようなユニークな気根があちこちから出るのが特徴だ。
このあたり、花は終わっているがクリンソウの株が多数見られた。
子継峠に到着。7本の参道の1つ、黒河道が通る峠だ。
心地よい風が吹き抜けていた。
北へ25分ほど「寄り道」して、雪池山へ。標高988mもありながら、高野山近辺の山の
中では、立ち寄る人は少ない。山頂も涼しい風が吹いていたが、ともちゃんが持っていた
温度計はなんと20度を指していた。涼しい~!
黒川峠を経て高野三山への縦走路に戻り、少し東(楊柳山寄り)へ進むと、三差路がある。
ここを右へ下る。
しばらくは笹薮を分けながらの激下りだ。
沢筋に下り立ったと思ったら、前方に真新しい倒木群。一瞬たじろぐ。
しかし、行ってみるとさほど苦もなく通れた。
ハンモックがかかる平坦地に出て、ログづくりの小屋を過ぎると、どこからともなく
甘い香りが。目線を上げた先には、黄葉が始まったカツラの樹林帯があった。
三本杉に下りてきた。もう、高野山の境内と言ってもいい。
弘法大師廟に参拝し、奥ノ院の墓石群を抜ける。
奥ノ院には企業の物故社員廟も多い。
バス停では、今にも発車しそうなバスが。滑りこみセーフで乗せてもらい、
高野山駅へ。ケーブルカーへの乗り継ぎもよく、スムーズに帰れた。
※初心者から楽しめる「遊山トレッキングサービスの登山教室」は、「ここをクリック」!!
樹林の中、ひっそりとした雪池山の山頂
■今回のコース
南海極楽橋駅→(不動坂)→清不動堂→(花折坂)→女人堂→黒河口女人堂跡→ちりなし峠→
一本杉→子継峠→雪池山→黒川峠→三本杉→弘法大師廟→奥の院バス停
暑い夏。できるだけ涼しい山歩きがしたいので、高野山へ。
それもできるだけ人に会わないような、高野山の裏道ともいるエリアへ足を向けてみた。
極楽橋を渡る。昔からある、高野山へ向かう7本の道があり、そのうち京大坂街道が
ここを通っているが、今ではケーブルカーで一気に登っていく人がほとんどだ。
その軌道をくぐる。3月にデビューした新型車両が、ちょうど通りかかった。
不動坂を上り、清不動堂(きよめのふどうどう)へ。高野山へ参拝する前に、ここで
身体を清めたという。
不動堂の裏に落盤した大きな穴がある。これは、かつてここまで通じていたトロッコ軌道の
名残だ。
コケが美しい花折坂。歩いていると汗がにじんでくるが、風は涼しい。
坂を登りきったところにあるのが女人堂。高野山は1872年(明治5年)まで女人禁制だった。
女性は信者といえど、7本の参拝道が高野山エリアに達する「高野七口」に建っていた
それぞれの女人堂までしか立ち入ることができなかった。現存する女人堂はここだけだ。
公衆トイレの間から女人道に入る。ママコナが咲いていた。
高野山外八葉のひとつ、鉢履山の脇を巻き、尾根に忠実に右に下ると小さな神社に出る。
女人道を忠実にたどると、その先で一旦、市街地に出る。
シュウカイドウが咲き始めていた。
あじさい園の横にある休憩ベンチでランチタイム。
ちりなし峠を経て、一本杉の分岐で山道に入る。
分岐から少し離れたところに「一本杉」がある。度肝を抜く巨大さだ。
根元に古い標石があるので、かつてはこの杉に参道の分岐があったことがわかる。
小さな流れが錯綜するようになると、右側にラクウショウ(落羽松)の群落が現れる。
湿地に生える北アメリカ原産原産のスギ科の針葉樹で別名「沼松」と呼ばれる。
このようなユニークな気根があちこちから出るのが特徴だ。
このあたり、花は終わっているがクリンソウの株が多数見られた。
子継峠に到着。7本の参道の1つ、黒河道が通る峠だ。
心地よい風が吹き抜けていた。
北へ25分ほど「寄り道」して、雪池山へ。標高988mもありながら、高野山近辺の山の
中では、立ち寄る人は少ない。山頂も涼しい風が吹いていたが、ともちゃんが持っていた
温度計はなんと20度を指していた。涼しい~!
黒川峠を経て高野三山への縦走路に戻り、少し東(楊柳山寄り)へ進むと、三差路がある。
ここを右へ下る。
しばらくは笹薮を分けながらの激下りだ。
沢筋に下り立ったと思ったら、前方に真新しい倒木群。一瞬たじろぐ。
しかし、行ってみるとさほど苦もなく通れた。
ハンモックがかかる平坦地に出て、ログづくりの小屋を過ぎると、どこからともなく
甘い香りが。目線を上げた先には、黄葉が始まったカツラの樹林帯があった。
三本杉に下りてきた。もう、高野山の境内と言ってもいい。
弘法大師廟に参拝し、奥ノ院の墓石群を抜ける。
奥ノ院には企業の物故社員廟も多い。
バス停では、今にも発車しそうなバスが。滑りこみセーフで乗せてもらい、
高野山駅へ。ケーブルカーへの乗り継ぎもよく、スムーズに帰れた。
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