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■メイン写真
山頂直下の「展望台」から七種槍を望む。
■今回のコース
福崎市青少年野外活動センター(登山者用駐車場)→小滝林道分岐→二本杉→作門寺山門跡→
林道終点→太鼓橋、虹ヶ滝→七種神社(七滝滝展望所)→七種山→つなぎ岩→笠岩→
小滝林道終点→小滝林道分岐→駐車場
昨年末は12/29にプライベートガイドで仕事を締め、年初は1/3と1/5に下見山行を
していたので、自分自身の山歩きそのものは既にスタートしているが、登山教室としては
2021年初めての山行になる。
福崎市青少年野外活動センター前の登山者用駐車場からスタート。
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小滝林道分岐。まずは左の道へ。下山は右の道から。
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橋のたもとに二本杉。2本の杉の間には祠がある。
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作門寺山門跡。立派な山門だが、この奥に寺はない。
もともと推古天皇の時代に七種滝の近くに滋岡寺(しげおかじ)が創られ、その後、弘法大師の
来山を機に真言宗の寺となり、さらにその後、金剛城寺と改名された。
室町時代に焼失に衰退するが、江戸時代初期に作門寺として復興。
ところが明治の廃仏毀釈に遭い、寺は里に移され、現在の金剛城寺となっている。
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山門跡の手前には、立派なバイオトイレがある。ここがラストトイレ。
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太鼓橋を渡ると、すぐ奥に虹ヶ滝が見える。水量は少ないが、滝行によさそうな雰囲気。
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急登が始まる。10分ほどで七種神社に着く。
たぶん、ここが廃仏毀釈以前は寺だったのだろう。
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神社前の広場からは、七種滝の大岩壁が正面から見える。
しばらく雨が降らないとほとんど水流がなくなるが、72mもの高さがあり、
その迫力はなかなかのものだ。
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急登はここからが本番。七種滝の落ち口も観ることができる。
岩場をガシガシ登り、標高を稼ぐ。
このあたりから雪があって苦戦すると想定していたが、杞憂。
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山頂直下の展望台からは、尖った七種槍はもちろん、遠く六甲山系、明石海峡大橋、
淡路島や家島諸島まで見渡せた。今回のルートで、いちばんの眺めかもしれない。
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そして七種山の山頂へ。ようやく、うっすら雪が積もっていた。
風もほとんどなかったので、ここで昼食。
山頂からは、東に笠形山や千ヶ峰などが見える。
ところで七種山の山名の由来は、滋岡寺の開創の話にも関係している。
もともと山中に他国出身の滋岡川人(しげおかせんにん)が修行していたが、
国中で干ばつが何年も続いたとき、彼が七種(籾、大麦、小麦、大豆、小豆、
あわ、ひえ)の穀物の種を村人に分け与えたことが由来という。
さらに、滋岡寺の開創者・恵灌上人に、十一面観音を刻んで山中に安置するよう
告げたという。恵灌上人はお告げ通りに像をつくり、寺の本尊にしたという。
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山頂直下にある奇岩、つなぎ岩。
巨岩が縦に真っ二つに割れている。
岩場が凍っていたので、ここに下りていくためにアイゼンを履いた。
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東へ延びるヤセ尾根を下っていくと、今にも落ちそうな笠岩がある。
さすがに押しても揺れないが、面白い自然の造形だ。
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雪は少ないが、中途半端に凍っているのでアイゼンを外せない。
ヤセ尾根を緊張しながら進む。
想定では、ここはもっと苦戦するはずでロープをフィックスする必要があるかもと
思っていたが、じつにスムーズに通過。
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中岳への分岐で鋭角に折れる。北側斜面になるので雪が多くなる。
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林床一面にウラジロが茂る杉林をひたすら下り、小滝林道の終点へ。
皆さん、健脚を発揮して、予定よりだいぶ早く下山したのだった。
山頂直下の「展望台」から七種槍を望む。
■今回のコース
福崎市青少年野外活動センター(登山者用駐車場)→小滝林道分岐→二本杉→作門寺山門跡→
林道終点→太鼓橋、虹ヶ滝→七種神社(七滝滝展望所)→七種山→つなぎ岩→笠岩→
小滝林道終点→小滝林道分岐→駐車場
昨年末は12/29にプライベートガイドで仕事を締め、年初は1/3と1/5に下見山行を
していたので、自分自身の山歩きそのものは既にスタートしているが、登山教室としては
2021年初めての山行になる。
福崎市青少年野外活動センター前の登山者用駐車場からスタート。
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小滝林道分岐。まずは左の道へ。下山は右の道から。
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橋のたもとに二本杉。2本の杉の間には祠がある。
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作門寺山門跡。立派な山門だが、この奥に寺はない。
もともと推古天皇の時代に七種滝の近くに滋岡寺(しげおかじ)が創られ、その後、弘法大師の
来山を機に真言宗の寺となり、さらにその後、金剛城寺と改名された。
室町時代に焼失に衰退するが、江戸時代初期に作門寺として復興。
ところが明治の廃仏毀釈に遭い、寺は里に移され、現在の金剛城寺となっている。
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山門跡の手前には、立派なバイオトイレがある。ここがラストトイレ。
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太鼓橋を渡ると、すぐ奥に虹ヶ滝が見える。水量は少ないが、滝行によさそうな雰囲気。
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急登が始まる。10分ほどで七種神社に着く。
たぶん、ここが廃仏毀釈以前は寺だったのだろう。
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神社前の広場からは、七種滝の大岩壁が正面から見える。
しばらく雨が降らないとほとんど水流がなくなるが、72mもの高さがあり、
その迫力はなかなかのものだ。
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急登はここからが本番。七種滝の落ち口も観ることができる。
岩場をガシガシ登り、標高を稼ぐ。
このあたりから雪があって苦戦すると想定していたが、杞憂。
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山頂直下の展望台からは、尖った七種槍はもちろん、遠く六甲山系、明石海峡大橋、
淡路島や家島諸島まで見渡せた。今回のルートで、いちばんの眺めかもしれない。
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そして七種山の山頂へ。ようやく、うっすら雪が積もっていた。
風もほとんどなかったので、ここで昼食。
山頂からは、東に笠形山や千ヶ峰などが見える。
ところで七種山の山名の由来は、滋岡寺の開創の話にも関係している。
もともと山中に他国出身の滋岡川人(しげおかせんにん)が修行していたが、
国中で干ばつが何年も続いたとき、彼が七種(籾、大麦、小麦、大豆、小豆、
あわ、ひえ)の穀物の種を村人に分け与えたことが由来という。
さらに、滋岡寺の開創者・恵灌上人に、十一面観音を刻んで山中に安置するよう
告げたという。恵灌上人はお告げ通りに像をつくり、寺の本尊にしたという。
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山頂直下にある奇岩、つなぎ岩。
巨岩が縦に真っ二つに割れている。
岩場が凍っていたので、ここに下りていくためにアイゼンを履いた。
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東へ延びるヤセ尾根を下っていくと、今にも落ちそうな笠岩がある。
さすがに押しても揺れないが、面白い自然の造形だ。
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雪は少ないが、中途半端に凍っているのでアイゼンを外せない。
ヤセ尾根を緊張しながら進む。
想定では、ここはもっと苦戦するはずでロープをフィックスする必要があるかもと
思っていたが、じつにスムーズに通過。
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中岳への分岐で鋭角に折れる。北側斜面になるので雪が多くなる。
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林床一面にウラジロが茂る杉林をひたすら下り、小滝林道の終点へ。
皆さん、健脚を発揮して、予定よりだいぶ早く下山したのだった。