映画「ミッドウェイ 運命の海」を観ました。
ネットでの批評は良くありません、原題はDauntlessです。
米軍の急降下爆撃機ドーントレスについて描かれた映画です。
最近の配給会社の邦題の付け方は低レベルです。
観賞された方は皆さん邦題にだまされます。
自分は見方が違います、米海軍と日本海軍の作戦術との違いを表わした作品であったと思いました。
それは人命について米海軍は重点をおき、日本海軍は軽視しています。
映画ではSBDドーントレス爆撃機がゼロ戦に撃墜されて辛うじて不時着するのですが、
パイロットは撃墜されたことを報告してから漂流します。
映画ではPBYカタリナ飛行艇がパイロットを救出までが描かれていますが、
この当時、米海軍は潜水艦、魚雷艇等を使用してパイロット救出に重点を置いています。
最も印象に残るのは艦隊司令が夜間帰還する艦上機に甲板に照明を灯す指示を出した時に
部下は敵に発見されることを恐れて反対しますが、退けます。
米海軍は太平洋戦争を消耗戦と位置づけていますが、
人命は消耗できないとの観点から艦上機も性能は悪くても防御に重点を置いて作りました。
それと艦上機が日本海軍艦隊を深追いしないように注意していた点です。
映画の映像自体は大変チープですが、別の観点から見ると良い作品に見えました。
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