開幕戦からフリキってるぜ！オリックスに快勝して2009年白星スタート！

WBCの感動の２連覇達成から10日。遂にプロ野球2009年シーズンが開幕しました。昨年最下位からの躍進を目指す福岡ソフトバンクホークスは、オリックスバファローズとの３連戦でスタート。秋山幸二新監督で新たに生まれ変わったホークスの挑戦がここから始まります。記念すべき開幕戦の先発は和田毅。対するオリックスはホークスキラーの小松聖。ホークスキラー攻略で秋山監督に白星をプレゼントできるか？

福岡ソフトバンクの開幕戦スタメン
１(二) 本多雄一
２(遊) 川宗則
３(三) 松田宣浩
４(指) 松中信彦
５(一) 小久保裕紀
６(中) アギーラ
７(右) 柴原　洋
８(左) 中西健太
９(捕) 谷裕亮
　(投) 和田　毅
３番に松田を起用し、新外国人・アギーラが６番センターでスタメン入り。オープン戦で好調だった中西が８番レフトで開幕スタメンを果たしました。

初回、先発の和田は先頭のラロッカをライトフライに打ち取ると、坂口とカブレラを連続三振に仕留めて上々の立ち上がりを見せます。その裏のソフトバンクの攻撃は、１死後に川崎が四球で出塁すると、松田がライト前ヒット。１塁走者・川崎は３塁まで進み、ランエンドヒット成功で１死１,３塁と先制のチャンスを迎えます。ここで松中がレフトへの犠牲フライを放って１点を先制しました。
和田は２回にローズと後藤に三振を奪ってこの回も３者凡退に抑え、３回には先頭打者にヒットを許しますが、塩崎の捕手フライ→走塁ミスで併殺打に打ち取り、反撃を阻止。４回はカブレラの微妙な当たりを川崎がファインプレー。５回には本多が１塁ファウルゾーンのところでスライディングキャッチを披露。守備陣の相次ぐ好守で和田を援護します。
打線の方は３回、２死から本多のヒット、川崎の四球で１,２塁。途中出場の森本学がレフト前への２塁打で１点を追加すると、松中がセンターオーバーのタイムリー２塁打を放って２点を追加して３点を挙げます。５回、先頭の本多がレフト線を破る２塁打、川崎の犠打と森本の四球で１死１,３塁とし、またも松中が追加点のチャンスの場面で結果を出します。今度はライト線を破る２塁打。なおも２,３塁の場面で主将・小久保がレフト前タイムリーで２点追加。５回まで７点を奪ってオリックス先発・小松をKOしました。
７点の援護を貰った和田は、６回と７回にランナーを出しますが、オリックス打線に１点を与えない見事なピッチング。７回裏には、川崎が左中間フェンス直撃の３塁打を放つと、１死後に松中のセンター前タイムリーで８点目。松中はこの試合５打点。８回に和田が３者連続三振を奪うと、９回も０点に抑えて試合終了！和田が見事な完封劇・松中の５打点でソフトバンクが開幕戦を飾りました！


パシフィック・リーグ公式戦　2009/04/03（金）
ソフトバンク－オリックス　１回戦
（ソフトバンク１勝、ヤフードーム、１８：０２、３０１０６人）
B　０００　０００　０００　 ０
H　１０３　０３０　１０Ｘ　 ８
【投手】
（オ）小松、平野－日高
（ソ）和田－高谷
【責任投手】
（勝）和田１試合１勝
（敗）小松１試合１敗


新生ソフトバンクがつなぐ野球でホークスキラー・小松を攻略し、和田の完封＆松中の大活躍で８－０の快勝！2009年シーズンを白星でスタートすることになりました。先発の和田投手は、オリックス打線を相手に９回まで打者30人に対して123球、被安打３・14奪三振・１四死球の内容で完封勝利。開幕投手の重責を果たしてくれました。カブレラとローズに２三振、浜中には３連続三振を奪って強力打線を沈黙。ランナーを出してしまうところもありましたが、ピンチらしいピンチは全く無し。２塁を踏ませない素晴らしい好投を見せ、秋山監督を喜ばせました。和田の完封勝利は2006年９月以来２年７か月ぶり、開幕戦で14奪三振はパリーグ新記録＆プロ野球タイ記録、それに自己タイ記録のおまけつきです。
打線の方は、チーム全体で10安打と２ケタに到達。松中は３打数３安打５打点と大暴れ。そして1000打点も達成と最高の開幕戦となりました。松中以外では、本多が４打数２安打、小久保は３打数２安打２打点、途中出場の森本学は２打数１安打１打点の活躍を見せました。２番の川崎は４打席中３度出塁、５回の第３打席では犠打も決めてつなぎ役に徹して勝利に貢献。新外国人・アギーラと中西はともに４打数無安打とほろ苦い結果に終わりました。まだ始まったばかりなので次以降に結果を出せば大丈夫です。
開幕戦快勝で幸先良いスタートとなりましたが、心配なニュースも飛び込んできました。松田選手が１回に右手を負傷して途中退場し、福岡市内の病院で検査したところ「右手第三中手骨骨折」と判明しました。全治は未定ということですが、長期離脱の可能性も出てきました。さらに２戦目で先発予定だった新垣渚投手が体調不良のため登録抹消となりました。完全復活は当分お預けのようです。代わりに大場翔太投手が１軍登録され、４日の試合に先発することになりました。この緊急事態に大場はどんな好投を見せるのか？オリックスは強力打線、大場は一発病の持病があるので、大炎上は絶対に避けたいところだが…。多村選手が右肩炎症、松田が右手骨折とけが人が続出。今後の事を考えれば、前途多難と言えるかも…。チーム全体が離脱者の分まで奮闘し、開幕ダッシュを成功する事を祈るばかりです。