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暑すぎてつらい。

2012日本シリーズ第6戦  巨人が接戦を制し、3年ぶり22回目の日本一!

2012年11月04日 | Sports

プロ野球コナミ日本シリーズ2012・読売ジャイアンツVS北海道日本ハムファイターズは、札幌ドームでの3連戦を終え、再び東京ドームに戻ってきました。ここまで5戦を終え、巨人が3勝2敗と日本一まであと1勝と迫りました。もし3日の第6戦で巨人が勝利すれば、22度目の日本一が決定。逆に日本ハムが勝った場合は3勝3敗の逆王手→最終戦に持ち越されます。


第6戦のスタメン
 巨人
1(右)長野久義
2(中)松本哲也
3(遊)坂本勇人
4(捕)阿部慎之助
5(三)村田修一
6(左)矢野謙次
7(一)ボウカー
8(二)寺内崇幸
9(投)澤村拓一

日本ハム
1(中)陽 岱鋼
2(二)今浪隆博
3(右)糸井嘉男
4(左)中田 翔
5(一)稲葉篤紀
6(三)小谷野栄一
7(遊)金子 誠
8(捕)大野奨太
9(投)武田 勝

第6戦の先発は、巨人・澤村、日ハム・武田勝。第2戦以来中5日の登板となります。巨人は阿部が2試合ぶりにスタメン復帰を果たしました。


1回、巨人は先頭の長野が武田勝からセンター前ヒットを放って出塁すると、松本の犠打、坂本のレフト前ヒットで1死1,3塁と先制のチャンスを作ります。阿部1塁ライナー、村田四球で2死満塁とチャンスを拡げ、矢野が武田のど真ん中のストレートを振り抜き、レフト線への当たりは、フェンスに直撃するタイムリーヒット!長野と坂本が生還し、巨人が2点を先制します。続く2回、寺内と澤村が内野ゴロに倒れて2アウトとなった後、長野が武田の3球目のスライダーを捉え、左中間へ飛んだ打球は、スタンド中段に突き刺さるソロ本塁打!長野がまたしても武田勝から一発を放って1点を追加。3-0とリードを拡げ、日ハム先発・武田をKOしました。
巨人先発・澤村は、初回に2死から糸井にヒットを許すも、中田を打ち取り無失点。2回から4回までは日ハム打線を③イニング続けて3者凡退。特に4回は糸井と中田に対して2者連続三振を奪います。5回、小谷野に2塁打を浴びますが、後続を退けて日ハムの反撃を与えず。5回まで2安打無失点の好投を続けます。
6回、日ハムは陽岱鋼のセンター前ヒット、糸井のライト前ヒットで2死1,2塁。ここまで澤村の前に苦しめられていた日ハムが、ようやく反撃のチャンスが生まれます。一発が出れば同点の場面で、中田翔が澤村の初球ストレートをジャストミート!レフトへ大きく舞い上がった打球は、そのままスタンドへと吸い込まれた!中田翔の日本シリーズ初本塁打&初打点は、起死回生の同点3ラン本塁打!日ハムが主砲の一振りで3-3と振り出しに戻す。痛恨の一発を浴びた澤村は、この回でマウンドを降りました。
7回、日ハムは金子の内野安打、陽岱鋼と今浪の連続四球で2死満塁のビッグチャンス。タイムリーが出れば逆転の場面で、糸井が巨人3番手・高木京介の直球を捉え、ライトへ大きな当たりを放ちますが、フェンス手前で失速してライトフライ。日ハム、3者残塁で逆転の機会を逃す。巨人はその裏、先頭の長野が四球で出塁。続く松本の犠打で長野は2塁進塁。坂本空振り三振で2死後、阿部が日ハム4番手・石井裕也の5球目の変化球を弾き返し、センター前へのタイムリーヒット!2塁から長野がホームインし、巨人が4-3と勝ち越します!
巨人は8回に4番手・マシソンが四球の走者を出したものの、無失点に抑えるリリーフを見せます。1点差のまま迎えた9回、山口鉄也が5番手で登板し、先頭の大野を3塁ゴロに打ち取って1死を取り、代打・二岡智宏に四球を許した後、陽岱鋼にファウルで粘られながらも最後はスライダーで空振り三振に仕留めて2アウト。日本一まであと1人の場面で、代打・鶴岡慎也にライト前ヒットを浴び、2死1,2塁とされます。日ハムはタイムリーが出れば同点の場面で、糸井に打席が回ります。糸井VS山口の対決は、初球をたたきつけて遊撃ゴロで試合終了!巨人が4-3で第6戦を勝利し、3年ぶりの日本一達成です!


日本シリーズ 2012/11/03(土) 試合結果
巨 人-日本ハム 6回戦 (巨人4勝2敗、東京ドーム、18:11、45018人)
F 000 003 000  3
G 210 000 10x  4
【投手】
(日)武田勝、谷元、宮西、石井、増井-大野
(巨)沢村、福田、高木京、マシソン、山口-阿部
【責任投手】
(勝)高木京3試合1勝
(S)山口3試合1S
(敗)石井4試合1敗
【本塁打】
(日)中田1号3ラン(6回、沢村)
(巨)長野2号ソロ(2回、武田勝)


東京ドームで行われた第6戦は、巨人が序盤に日ハム先発・武田勝投手から3得点を奪いますが、6回に日ハム4番・中田選手が澤村投手から3ラン本塁打を放ち同点。流れは日ハムかと思われたけど、7回に阿部選手が勝ち越しタイムリーヒット。これが決勝点となり、巨人が4-3で接戦を制し、対戦成績4勝2敗で3年ぶり22度目の日本一に輝きました。この試合では長野選手が2安打1打点の活躍を見せ、2回には武田投手からシリーズ2本塁打目を放ちました。決勝打を放った阿部選手は、右ひざの痛みに耐えながらも巨人の主将の意地を見せました。
敗れた日本ハムは、武田勝投手が2回で早々とKOされたのが誤算でした。このシリーズでは、吉川光夫投手と武田勝投手のエース格の2人で4敗を喫してしまいました。特に吉川投手は最初の登板で4回4失点、2度目の登板では3回途中5失点。2試合で8失点と散々な結果に終わりました。打撃陣では、第2戦で左手を打撲した中田選手が、第3戦から4試合連続ヒットを記録し、この試合でシリーズ初本塁打が生まれました。稲葉選手と小谷野選手も打率3割の好成績を挙げましたが、陽選手が.167と苦しみました。
今年の日本シリーズのMVPには内海哲也投手が選ばれ、シリーズ唯一の2勝をマークした事が大きく評価されました。優秀選手賞には2本塁打の長野選手とボウカー選手、第6戦で日本一を決める一打を放った阿部選手が選ばれ、敢闘選手賞には稲葉選手が受賞しました。日本シリーズを制した巨人は、11月8日から韓国・釜山で行われる「アジアシリーズ2012」に出場します。2年ぶりの日本勢優勝を目指して頑張ってほしいですね。



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