日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ドイツがアルゼンチンを粉砕!スペインは苦しみながらもパラグアイに勝つ。

2010年07月05日 | soccer

南アフリカW杯は準々決勝が行われていて、1日目はオランダとウルグアイがベスト4進出を決めました。3日夜~4日未明の準々決勝2日目は、ドイツVSアルゼンチン、スペインVSパラグアイの2試合が行われました。


準々決勝第3試合 ドイツVSアルゼンチン@グリーン・ポイント・スタジアム(ケープタウン)
前回のドイツ大会で対戦したドイツとアルゼンチンが、南アフリカの地で再び激突。4年前はドイツがPK戦の末に勝利しました。試合前は相手合戦で、ドイツ代表のシュバインシュタイガーが「アルゼンチンの連中はかなり挑発的だ」と先制攻撃すれば、ラーム主将は「アルゼンチンの負けざまが見ものだ」と返り討ちを誓いました。対するアルゼンチンは、マラドーナ監督が「そんなにビビっているのか」とシュバインシュタイガーの挑発には乗らず余裕の表情。テベスは「ドイツ?メキシコの方が恐れていたよ」と見下してました。4年前から続く両雄の因縁対決、勝負の行方は…?
試合は前半開始早々に動き出します。3分、ドイツは左サイドでのFKをシュバインシュタイガーがクロスを上げ、飛び込んできたミュラーが頭で合わせてゴール!ドイツ早くも1点先制!ボールはアルゼンチンGK・ロメロの手に当たるも、ロメロセーブしきれませんでした。先制点を奪ったドイツは、このあとも試合の主導権を握り続けます。
アルゼンチンは22分に反撃のチャンスを迎え、テベス&メッシのワンツーからテベスが抜け出しますが、GKが先にキャッチしてシュート打てません。29分にはディ・マリア→メッシと繋ぎ、最後はエインセがミドルシュートを放つも枠外。31分には右サイドのFKをメッシが直接狙うも失敗。33分にディ・マリア、34分にイグアインが相手DFをかわしてシュートもGKに阻まれる。36分、ペナルティエリア近くでのFKをメッシが蹴るも壁に直撃。こぼれ球を拾い、スルーパスにテベスが抜け出し、最後はイグアインが押し込んで同点かと思いきやオフサイド…。必死の反撃が続くも1点が遠いアルゼンチン、前半はドイツ1点リードで終了。
後半も流れがアルゼンチンに向いていて、後半3分にディ・マリアのシュート、9分にはテベスがミドルを放つもドイツのメルテザッカーが顔面セーブ。ドイツも応戦し、ポドルスキーがFKを狙うもダメ、12分にはボアテングのクロスにクローゼ飛び込むもGKがパンチング。その後もアルゼンチンペースで進み、17分にテベスがミドルもGKの正面。20分にはディ・マリアがドリブルからシュートもキャッチされた。
迎えた後半23分、ドイツは左の位置でミュラーが倒れこみながらも前線へパス。フリーのポドルスキーがドリブルでエリア内に進入してグラウンダークロス。そしてクローゼが右足で押し込んだ。アルゼンチンの反撃モードを断ち切る貴重な2点目!さらに6分後の29分、スローインからシュバインシュタイガーがドリブルで相手を切り崩し、DFのフリードリヒのゴールで3点目。そして終了間際の後半43分、左サイドのクロスにクローゼが右足で合わせてダメ押しの4点目。クローゼはこの試合2得点目!後半3得点の猛攻を見せたドイツが、アルゼンチンに4-0の圧勝!3大会連続のベスト4進出を決めました!



スペインVSパラグアイ@エリス・パーク・スタジアム(ヨハネスブルク)
決勝トーナメント1回戦で日本を破ったパラグアイ、準々決勝は欧州王者・スペインと対戦。優勝候補を破って史上初のベスト4進出へ、快進撃は続くのか?スペインは華麗なパスワークでパラグアイのDF陣を翻弄させたいのですが、堅守の前に崩しきれず、苦戦を強いられました。
序盤はパラグアイペースで進み、開始1分にスローインからサンターナがシュートを放つが、スペインGK・カシージャスがキャッチ。9分には右サイドのクロスにリベロスがヘディングシュートを見せるも枠外。スペインは16分にビジャが抜け出すもGKに阻まれ、セルヒオ・ラモスのクロスもキャッチされる。29分、縦パスを受けたシャビが中央からボレーシュート。僅かにバーの上を越えていった。無得点で迎えた前半41分、パラグアイは右サイドのクロスにバルデスが合わせて先制ゴールかと思われたが、オフサイドで先制ならず。
後半も一進一退の攻防が続き、スペインは後半11分にフェルナンド・トーレスを下げてセスク・ファブレガスを投入する。その直後、パラグアイのCKの場面で、カルドソがエリア内で相手に倒されてPKを獲得。このPKをカルドソが蹴るも、カシージャスが素早い反応でキャッチ!その1分後、今度はビジャが倒されてスペインにPK!シャビ・アロンソが落ち着いて決めて1点先制!しかし、主審はこれを認めず。実は蹴る前に味方の選手が入ってしまったそうだ。仕切り直しのPKで、アロンソが右隅を狙うも、パラグアイGK・ビジャールがセーブ!こぼれ球をセスクが飛び込むも抑えた。どちらもPK失敗!波乱の予感がしてきた。
PKを失敗したスペインは、16分にイニエスタが右足で狙うもGKの好セーブに阻まれると、後半26分のFKをビジャが直接狙うもダメ。後半29分のシャビのミドルも枠を捉えられない。無得点で残り10分を切り、延長戦もあり得ると思われた後半38分、イニエスタがドリブルで相手DFをかわして右にパス、途中出場のペドロのシュートがポストに直撃、跳ね返りをビジャがシュート。ボールはポストに2度当たってゴールラインを割った。苦しみながらも待望の先制点!
1点を追うパラグアイは44分、バリオスが右サイドを突破してシュート。GK・カシージャスが弾いたところを、中央から駆け上がったサンタクルスがシュートするもカシージャスが防いだ!カシージャスの好プレーで同点を阻んだスペイン、1-0でパラグアイを破って準決勝進出!


準々決勝2日目は、ドイツとスペインが勝利してベスト4進出。これで準決勝進出チームが出揃い、オランダVSウルグアイ、スペインVSドイツという組み合わせに決定。ここまで勝ち上がったのが、欧州勢3チーム、南米はブラジルとアルゼンチンが消えてウルグアイだけとなりました。もしかしたら決勝戦は欧州勢同士の対戦になるかもしれん。
ドイツは前回のイングランド戦に続いて4得点を叩き出す大勝劇。2試合で8得点とドイツの攻撃力は止まりそうにありません。立ち上がりにFKからミュラーのヘディング、後半はエースのクローゼの2得点とフリードリヒのゴールで3点を追加してアルゼンチンを粉砕。最高の形で4年前の返り討ちに成功です。クローゼは2試合連続ゴールで今大会4得点、通算でも14得点でW杯歴代2位。ドイツの往年の名ストライカーだったゲルト・ミュラー氏に並びました。残り2試合でW杯通算得点記録を更新する可能性も高いです。ドイツはこれで3大会連続のベスト4進出、チームの調子からすればスペインを破って決勝に駒を進めそうな力があるかもしれない。
アルゼンチンはドイツにリベンジを狙うつもりで挑んだんですが、屈辱の4失点&完封負けで惨敗を喫しました。今大会の注目選手として挙げられたメッシは、無得点で南アフリカを去ることになりました。先制された後は必死の猛反撃が続きましたが、後半の連続失点でTHE END。マラドーナ監督は試合後の会見で大敗の責任を取る形で辞任を示唆。一挙手一投足が話題を呼んだ「マラドーナ劇場」はここで終幕。
スペインはパラグアイに辛勝して準決勝進出。チームがW杯でベスト4に進んだのは約60年ぶり。長い間「ベスト8の呪い」にかかり続けていたんですが、ようやく呪いから解き放たれましたね。決勝点を挙げたビジャは5得点目で得点王争いで単独トップに躍り出ました。準決勝ではドイツと対戦し、クローゼとビジャのエース対決は得点王争いを占う重要な試合となりそうだ。


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