「UEFAチャンピオンズリーグ2011-2012」の準決勝2ndレグが、日本時間25日未明に「バルセロナVSチェルシー」、26日未明に「レアル・マドリードVsバイエルン・ミュンヘン」が行われました。決勝の舞台・ミュンヘンでバルサVSレアルのクラシコ決戦は実現するのか?
バルセロナVSチェルシー@カンプ・ノウ
スタンフォード・ブリッジでの第1戦では、ディディエ・ドログバの1点を守り切ったチェルシーが先勝。初戦を落とし、欧州王者防衛に黄色信号が灯ったバルセロナ、ホームで2点差以上の勝てば、逆転で決勝進出となるが…。
試合は序盤からバルサが主導権を握ります。前半8分にメッシがドリブルで持ち込んでシュートを放つも、サイドネットに当たってゴールならず。20分にはメッシがワンツーから抜け出すも、シュートはチェルシーGK・チェフのセーブに阻まれ、さらにイニエスタのシュートもDFにブロックされます。
ゴールネットをこじ開ける事ができないバルサは35分、ダニエウ・アウベスが左サイドへパス→クエンカ折り返し→ブスケツが左足で流し込んでゴール。2戦目の先制点を奪い、合計スコアで1-1のタイに持ち込みます。1分後の36分、チェルシーDFのジョン・テリーが相手選手を倒して一発退場。DFの要を失ったチェルシーは残り時間10人で戦わざる得なくなりました。
前半ロスタイム、バルサはサンチェス→メッシのスルーパス→左サイドのイニエスタが抜け出し、右足シュートが決まって2点目。合計スコアで2-1とバルサ逆転!ところがその1分後、チェルシーはランパードのスルーパスに反応したラミレスが、バルサDFラインの裏を抜け出し、ループシュートを決めて1点を返します。前半は2-1でバルサリード、合計では2-2のタイ。このまま終わればチェルシーがアウェーゴール差でファイナルに進む事になります。
後半もバルサペースで進み、後半3分にペナルティエリア内でセスクがドログバに倒されてPKを獲得。このPKをメッシが蹴りこんだが、ボールはバーを直撃!メッシ痛恨の失敗で、バルサ絶好のチャンスを逸す。
その後もバルサの猛攻は続き、後半13分に右サイドのクロス→サンチェスのヘディングシュートもゴール左。16分には細かいパス回しからクエンカがシュートするもチェフに阻まれる。後半32分にはブスケツのシュートも大外れ。37分にはメッシがエリア手前から強烈なミドルシュートを放ったが、ポスト右を直撃。後半44分、マスチェラーノがドリブルからミドルを放つも、チェフが渾身のファインセーブ!
そして迎えた後半ロスタイム、バルサの攻撃をチェルシーDFがクリアすると、クリアボールが途中出場のフェルナンド・トーレスに渡り、完全フリーとなったトーレスはドリブルしながらバルサゴールへ一直線。GKをかわして右足で流し込みゴール。チェルシーがカウンターで2-2の同点に追い付き、そのまま試合終了。2試合合計で3-2でチェルシーが勝利し、4大会ぶりの決勝進出を果たしました。
レアル・マドリードVSバイエルン・ミュンヘン@サンチャゴ・ベルナベウ
ミュンヘンでの初戦は2-1でバイエルンが勝利。しかし、レアルは貴重なアウェーゴールを奪っています。地元での決勝に出たいバイエルン、0-0で終えればファイナル進出。逆にレアルは完封or1点でも多く点を獲って勝つしかありません。
立ち上がりからレアルペースで進み、前半5分にディ・マリアのボレーがバイエルンDF・アラバの手に当たって、PKを獲得。PKをクリスチアーノ・ロナウドが落ちついて決めて幸先良く1点を先制します。さらに14分、エジルのパスを受けたロナウドが右足で2点目のゴールを決める。これで合計スコア3-2とレアルが逆転。
20分過ぎからバイエルンペースとなり、26分、右サイドのトニ・クロースのクロス→ゴメスがペペに倒されPK獲得。ロッベンがPKを決めて1点を返し、2試合合計で3-3のタイに。
レアルは29分、FKをロナウドが右足で強烈に狙うもポスト右に逸れる。30分にはベンゼマが左サイドから右足を振り抜くもゴール右。バイエルンは33分、決定的なチャンスが2度も続きましたが、レアルDF陣が必至の守備でゴールを割らせません。37分、レアルは左FKをロナウドが直接狙うもGKの正面。42分、バイエルンはスローインからゴメスが飛び込むもDFに阻まれる。前半終了間際にロッベンがFKを直接狙ったが、GK・カシージャスにセーブされる。前半は2-1でレアル1点リードも、合計で3-3の同点。
後半、バイエルンは3分に右サイドのクロス→ゴメスが頭で合わせるが、わずかにゴール左に逸れます。対するレアルは後半11分にベンゼマが右から強いシュートを放つも、バイエルンGK・ノイアーがセーブします。後半20分、バイエルンは左サイドでのFKをゴメスが飛び込むも合わせる事が出来ず。後半21分にはロッベンがドリブルで切り込むが、GKにキャッチされる。レアルは24分に左サイドのロナウドの折り返し→ベンゼマが中央からシュートするもダメ。後半40分、バイエルンはアラバ→ロッベン→ゴメスと繋ぐが、ゴメスのシュートをレアルDF陣がブロック。結局後半は両チームとも決め手を欠き、2戦トータル3-3のまま、延長戦に突入。
延長戦に入り、延長後半7分に途中出場のカカがエリア内でボールを受けるも、シュートに持ち込めず。12分にはグラネロがエリア内で倒されるもシミュレーションを獲られて警告。結局120分戦っても決着つかずPK戦へ。
迎えたPK戦、先攻のバイエルンは1人目のアラバが成功。対する後攻・レアルは、1人目のロナウドがGK・ノイアーに阻まれて失敗。2人目はバイエルン・ゴメスが成功したのに対し、レアル・カカはロナウドと同様ノイアーにセーブされる。連続失敗でレアル厳しくなった。その後、バイエルンは3人目・クロースと4人目・ラームが続けて失敗し、レアルは4人目のセルヒオ・ラモスが失敗。2-1でバイエルンリードの5人目、シュバインシュタイガーが成功して勝負あり。120分+PK戦の死闘はバイエルンが勝利しました。
というわけで、準決勝はバルサとレアルのスペイン2強が共に敗れ、チェルシーとバイエルンが勝ち上がり、5月19日にアリアンツ・アレナで行われる決勝戦に駒を進めました。チェルシーはバルサの猛攻に最後まで耐え続け、ラミレスとフェルナンド・トーレスがアウェーゴールを奪ってみせました。トーレスは昨年1月にリバプールから移籍したものの、なかなか結果を出せずにいましたが、ファイナル進出をかけた試合で勝利を決めると同時にバルサの息の根を止めるゴールを決めてみせました。
そしてバイエルンは2シーズンぶりの決勝進出。本拠地開催の決勝まで勝ち進んだのはCL史上初の快挙となります。ロナウドに連続ゴールを許して一時は厳しい状況に置かれながらも、ロッベンがPKを決め、合計3-3のタイに持ち込みました。PK戦ではノイアーがロナウドとカカのシュートを止める活躍。ブンデスリーガで優勝を逃した分、CLにかける思いは100%あるでしょう。
レアル&バルサのスペイン勢は共に敗退。特にバルセロナは逆転勝ちを信じて一方的に攻め続け、前半に2得点を奪ったんですが、後半にメッシがPKを外し、決定的なシーンもチェフの好セーブなどで3点目が取れませんでした。やはり欧州CLの連覇は厳しいですねえ。
バルセロナVSチェルシー@カンプ・ノウ
スタンフォード・ブリッジでの第1戦では、ディディエ・ドログバの1点を守り切ったチェルシーが先勝。初戦を落とし、欧州王者防衛に黄色信号が灯ったバルセロナ、ホームで2点差以上の勝てば、逆転で決勝進出となるが…。
試合は序盤からバルサが主導権を握ります。前半8分にメッシがドリブルで持ち込んでシュートを放つも、サイドネットに当たってゴールならず。20分にはメッシがワンツーから抜け出すも、シュートはチェルシーGK・チェフのセーブに阻まれ、さらにイニエスタのシュートもDFにブロックされます。
ゴールネットをこじ開ける事ができないバルサは35分、ダニエウ・アウベスが左サイドへパス→クエンカ折り返し→ブスケツが左足で流し込んでゴール。2戦目の先制点を奪い、合計スコアで1-1のタイに持ち込みます。1分後の36分、チェルシーDFのジョン・テリーが相手選手を倒して一発退場。DFの要を失ったチェルシーは残り時間10人で戦わざる得なくなりました。
前半ロスタイム、バルサはサンチェス→メッシのスルーパス→左サイドのイニエスタが抜け出し、右足シュートが決まって2点目。合計スコアで2-1とバルサ逆転!ところがその1分後、チェルシーはランパードのスルーパスに反応したラミレスが、バルサDFラインの裏を抜け出し、ループシュートを決めて1点を返します。前半は2-1でバルサリード、合計では2-2のタイ。このまま終わればチェルシーがアウェーゴール差でファイナルに進む事になります。
後半もバルサペースで進み、後半3分にペナルティエリア内でセスクがドログバに倒されてPKを獲得。このPKをメッシが蹴りこんだが、ボールはバーを直撃!メッシ痛恨の失敗で、バルサ絶好のチャンスを逸す。
その後もバルサの猛攻は続き、後半13分に右サイドのクロス→サンチェスのヘディングシュートもゴール左。16分には細かいパス回しからクエンカがシュートするもチェフに阻まれる。後半32分にはブスケツのシュートも大外れ。37分にはメッシがエリア手前から強烈なミドルシュートを放ったが、ポスト右を直撃。後半44分、マスチェラーノがドリブルからミドルを放つも、チェフが渾身のファインセーブ!
そして迎えた後半ロスタイム、バルサの攻撃をチェルシーDFがクリアすると、クリアボールが途中出場のフェルナンド・トーレスに渡り、完全フリーとなったトーレスはドリブルしながらバルサゴールへ一直線。GKをかわして右足で流し込みゴール。チェルシーがカウンターで2-2の同点に追い付き、そのまま試合終了。2試合合計で3-2でチェルシーが勝利し、4大会ぶりの決勝進出を果たしました。
レアル・マドリードVSバイエルン・ミュンヘン@サンチャゴ・ベルナベウ
ミュンヘンでの初戦は2-1でバイエルンが勝利。しかし、レアルは貴重なアウェーゴールを奪っています。地元での決勝に出たいバイエルン、0-0で終えればファイナル進出。逆にレアルは完封or1点でも多く点を獲って勝つしかありません。
立ち上がりからレアルペースで進み、前半5分にディ・マリアのボレーがバイエルンDF・アラバの手に当たって、PKを獲得。PKをクリスチアーノ・ロナウドが落ちついて決めて幸先良く1点を先制します。さらに14分、エジルのパスを受けたロナウドが右足で2点目のゴールを決める。これで合計スコア3-2とレアルが逆転。
20分過ぎからバイエルンペースとなり、26分、右サイドのトニ・クロースのクロス→ゴメスがペペに倒されPK獲得。ロッベンがPKを決めて1点を返し、2試合合計で3-3のタイに。
レアルは29分、FKをロナウドが右足で強烈に狙うもポスト右に逸れる。30分にはベンゼマが左サイドから右足を振り抜くもゴール右。バイエルンは33分、決定的なチャンスが2度も続きましたが、レアルDF陣が必至の守備でゴールを割らせません。37分、レアルは左FKをロナウドが直接狙うもGKの正面。42分、バイエルンはスローインからゴメスが飛び込むもDFに阻まれる。前半終了間際にロッベンがFKを直接狙ったが、GK・カシージャスにセーブされる。前半は2-1でレアル1点リードも、合計で3-3の同点。
後半、バイエルンは3分に右サイドのクロス→ゴメスが頭で合わせるが、わずかにゴール左に逸れます。対するレアルは後半11分にベンゼマが右から強いシュートを放つも、バイエルンGK・ノイアーがセーブします。後半20分、バイエルンは左サイドでのFKをゴメスが飛び込むも合わせる事が出来ず。後半21分にはロッベンがドリブルで切り込むが、GKにキャッチされる。レアルは24分に左サイドのロナウドの折り返し→ベンゼマが中央からシュートするもダメ。後半40分、バイエルンはアラバ→ロッベン→ゴメスと繋ぐが、ゴメスのシュートをレアルDF陣がブロック。結局後半は両チームとも決め手を欠き、2戦トータル3-3のまま、延長戦に突入。
延長戦に入り、延長後半7分に途中出場のカカがエリア内でボールを受けるも、シュートに持ち込めず。12分にはグラネロがエリア内で倒されるもシミュレーションを獲られて警告。結局120分戦っても決着つかずPK戦へ。
迎えたPK戦、先攻のバイエルンは1人目のアラバが成功。対する後攻・レアルは、1人目のロナウドがGK・ノイアーに阻まれて失敗。2人目はバイエルン・ゴメスが成功したのに対し、レアル・カカはロナウドと同様ノイアーにセーブされる。連続失敗でレアル厳しくなった。その後、バイエルンは3人目・クロースと4人目・ラームが続けて失敗し、レアルは4人目のセルヒオ・ラモスが失敗。2-1でバイエルンリードの5人目、シュバインシュタイガーが成功して勝負あり。120分+PK戦の死闘はバイエルンが勝利しました。
というわけで、準決勝はバルサとレアルのスペイン2強が共に敗れ、チェルシーとバイエルンが勝ち上がり、5月19日にアリアンツ・アレナで行われる決勝戦に駒を進めました。チェルシーはバルサの猛攻に最後まで耐え続け、ラミレスとフェルナンド・トーレスがアウェーゴールを奪ってみせました。トーレスは昨年1月にリバプールから移籍したものの、なかなか結果を出せずにいましたが、ファイナル進出をかけた試合で勝利を決めると同時にバルサの息の根を止めるゴールを決めてみせました。
そしてバイエルンは2シーズンぶりの決勝進出。本拠地開催の決勝まで勝ち進んだのはCL史上初の快挙となります。ロナウドに連続ゴールを許して一時は厳しい状況に置かれながらも、ロッベンがPKを決め、合計3-3のタイに持ち込みました。PK戦ではノイアーがロナウドとカカのシュートを止める活躍。ブンデスリーガで優勝を逃した分、CLにかける思いは100%あるでしょう。
レアル&バルサのスペイン勢は共に敗退。特にバルセロナは逆転勝ちを信じて一方的に攻め続け、前半に2得点を奪ったんですが、後半にメッシがPKを外し、決定的なシーンもチェフの好セーブなどで3点目が取れませんでした。やはり欧州CLの連覇は厳しいですねえ。