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暑すぎてつらい。

SUZUKI日米野球第3戦 侍JAPANが継投でノーヒットノーラン!

2014年11月16日 | Sports

SUZUKI日米野球は15日、東京ドームで第3戦が行われました。ここまで2戦を終えて、侍ジャパン(野球日本代表)が2連勝。前日の試合は柳田悠岐選手が3安打4打点の大活躍。もし日本が第3戦に勝てば、3連勝で強化試合の勝ち越しが決定します。MLB選抜・ガスリー(ロイヤルズ)VS日本・則本昂大(楽天)の先発で始まった第3戦、歴史的快挙が起こりました!



第3戦の両チームのスタメン
  日本代表
1(右)柳田悠岐(ソフトバンク)
2(二)菊池涼介(広島)
3(三)松田宣浩(ソフトバンク)
4(左)中田翔(日本ハム)
5(指)筒香嘉智(DeNA)
6(遊)坂本勇人(巨人)
7(中)丸佳浩(広島)
8(一)山田哲人(ヤクルト)
9(捕)嶋基宏(楽天)
 (投)則本昂大(楽天)

  MLB選抜
1(左)ゾブリスト(レイズ)
2(二)カノ(マリナーズ)
3(三)ロンゴリア(レイズ)
4(指)モーノー(ロッキーズ)
5(右)プイグ(ドジャース)
6(捕)ペレス(ロイヤルズ)
7(一)デューダ(メッツ)
8(中)ファウラー(アストロズ)
9(遊)エスコバル(ロイヤルズ)
 (投)ガスリー(ロイヤルズ)


日本は不振の糸井嘉男がスタメンから外れ、好調の松田が3番に入りました。また、筒香が5番DH、丸が7番センターで初スタメン。


日本の先発・則本は、初回にMLB先頭のゾブリストを三塁ファウルフライに打ち取ると、続くカノをフォークで空振り三振に斬ると、3番・ロンゴリアには直球で空振り三振。2者連続三振で3者凡退と好スタートを切ります。2回は4番・モーノーから三振を奪い、プイグとペレスを打ち取り、またも3人に抑えます。
先制点が欲しい日本は、2回に先頭の中田がレフト線への2塁打を放つ。1死2塁で坂本がMLB先発・ガスリーの初球を捉え、レフトスタンドへの2ラン本塁打!坂本の一発で日本が2点を先制します。2死後、山田と嶋の連続四球で1,2塁とチャンスを作るも、柳田が三振で2者残塁。
3回、則本はデューダとファウラーから連続三振を奪い、エスコバルを2塁ゴロに打ち取り、この回も3者凡退。序盤3回までMLB打線を相手にパーフェクトピッチング。日本はその裏、1死から松田がレフト前ヒットで出塁すると、4番・中田がガスリーの2球目をジャストミート!完璧に捉えた打球は、レフトスタンド一直線!中田翔の2ランホームランで、日本が4-0とリードを拡げます。
4点の援護を貰った則本は、4回以降も快投を続けます。4回は1,2番を打ち取った後、ロンゴリアを三振に仕留め、上位打線を3者凡退。5回は打たせて取るピッチングで中軸を抑えて3者凡退。則本は5回まで投げきり、メジャー打線にランナーを1人も許さないままマウンドを降りました。
則本に抑え込まれたMLB打線は、6回に先頭のデューダが四球を選び、初めてランナーが出ます。しかし、後続が日本2番手・西勇輝(オリックス)の前に相次いで凡退。7回は先頭のカノが死球で出塁し、代走・アルトューベ(アストロズ)が、ロンゴリアの代打・サンタナ(インディアンス)の内野ゴロの間に2塁進塁。初めて得点圏に走者を置いたが、モーノーとプイグが三振に倒れてまたも無得点。
2番手の西が6回から2イニングを投げてノーヒットの後、8回は牧田和久(西武)が3番手で登板。その牧田はペレスとファウラーに四球を与え、1死1,2塁のピンチを背負います。この場面でエスコバルを直球で三振に退けると、ゾブリストを1塁ゴロに抑えて3アウト。ランナー2人出すも、無失点で切り抜けた。牧田もまたノーヒットに抑え、残すは9回のみ。
ノーヒットノーランまであと3アウトの9回、西野勇士(ロッテ)が4番手のマウンドへ。まず先頭のアルトゥーベをフォークで空振り三振に取って1アウト。続くサンタナの場面で、ストレートを痛打され、抜ければヒットという当たりを菊池が捕り、セカンドゴロで2アウト。そして4番・モーノーを1塁ゴロに打ち取ってゲームセット!侍ジャパンが4人の投手リレーでノーヒットノーラン達成!試合も4-0でMLB選抜に3連勝です。


日米野球 2014/11/15(土)
日本-MLB 第3戦 (日本3勝、東京ドーム、18:07、46084人)
MLB 000 000 000  0
JPN 022 000 00X  4
【投手】
(M)ガスリー、チョート(カージナルス)、ベリビュー(レイズ)、モラレス(ロッキーズ)-ペレス、クラーツ(ロイヤルズ)
(日)則本、西、牧田、西野-嶋
【責任投手】
(勝)則本1試合1勝
(敗)ガスリー1試合1敗
【本塁打】
(日)坂本1号2ラン(2回、ガスリー)、中田1号2ラン(3回、ガスリー)


侍ジャパンがMLB選抜を相手にノーヒットノーランの快挙をやってのけました。日米野球でのノーヒットノーランは、1990年の第8戦でMLB選抜が達成して以来史上3度目で、日本勢としては初めてとなります。先発の則本投手が5回までパーフェクトに抑えると、後続の中継ぎ陣もMLB打線にヒットを許しませんでした。「そのうちメジャーにヒットが出るんじゃないか」と思ったけど、最後まで1本も出ないまま終わるとは…。侍ジャパンの「ノーノー」は、日本野球にとって歴史的一日になったに違いありません。
勝利投手となった則本投手は、5回まで打者15人に対して60球を投げ6奪三振。当然ながら被安打も四死球も失点もゼロ。6奪三振のうち3番・ロンゴリアから2個奪いました。4回までは毎回奪三振、5回は打たせて取るピッチング。球数制限の80球まで残り20球あったので、あと1イニングは投げられたんだけどなあ。
打線の方はチーム全体で6安打。坂本選手と中田翔選手が、MLB先発・ガスリーから2ラン本塁打を放ちました。待望の一発がでた中田選手は、この試合2安打。3回のホームランは、外角の低めの球をしっかりと捉えた技ありの一発でした。3番に入った松田選手は、第2打席でヒットを放ち、これで3試合連続ヒットです。
日米野球は3試合を終え、侍ジャパンが3連勝。強化試合残り2試合を残して勝ち越しを決めました。東京ドーム3連戦のラストとなる16日の第4戦、日本代表は阪神の藤浪晋太郎投手が先発。対するMLB選抜の先発は、ヤンキースの左腕・カプアーノ投手。屈辱のノーヒットノーランで3連敗を喫したMLB選抜、連敗脱出へ打線のテコ入れを行うでしょうな…。



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