金曜日から札幌ドームで北海道日本ハムファイターズVS福岡ソフトバンクホークスの首位攻防戦が行われており、第1ラウンドは松中選手がダルビッシュ有から一発を放ちましたが、ダルの前に大方の予想通りの完敗でゲーム差が4に開きました。(ダルに勝つにはどうすればいいんでしょうかね?)8月最初の試合となった土曜日の先発は、日ハム・藤井VSホークス・ホールトン。これ以上離されたくない、ハムの連勝を阻止したい第2戦も主砲がやってくれました!
土曜日のスタメン
1(二)本多雄一
2(遊)川崎宗則
3(指)松中信彦
4(一)小久保裕紀
5(捕)田上秀則
6(中)長谷川勇也
7(右)中西健太
8(左)明石健志
9(三)森本学
多村がこの日もスタメンから外れ、田上が5番、長谷川が6番、7番に中西が入り、明石が8番レフトで先発出場となりました。6番以降が若手主体なのが心配だ。
ソフトバンク打線は初回、川崎が内野安打と盗塁で2塁まで進み、小久保の四球で2死1,2塁と先制のチャンスを迎えますが、田上がライトフライに倒れて2者残塁。2回に中西が3塁への内野安打、3回は松中がヒットを打つもどちらも得点につながらず。序盤3回は藤井の前に1点が奪えません。
日ハム戦で2勝と相性がいいホールトンは、初回を無得点に抑えるんですが、2回に先頭のスレッジに初球ストレートを狙われ、バックスクリーンへの一発を浴びて先制を許してしまいます。3回には田中賢介と森本稀哲に連打を浴び、2死1,3塁と追加点のピンチを招きます。しかし、4番・高橋を3球三振に仕留めてピンチを凌いで見せました。
4回以降はホールトンと藤井の投手戦、次の1点が奪えない展開に。ホークスは4回と5回の2イニング連続3者凡退、6回には松中が死球で出塁するんですが、小久保が最悪のダブルプレー。ホールトンはランナーを出しながらも日ハムの追加点を許さず。4回には先頭打者を四球で歩かせるも次の打者を併殺に打ち取り、5回には2死から2塁打を許して得点圏に走者を背負うも無失点。6回は小久保の好守に助けられました。
7回、ホークスは2死の場面で中西の代打・村松が日ハム2番手・菊地からライト前ヒットを放つが、続く明石が空振り三振に倒れてこの回も無得点。その裏、ホールトンはヒットと盗塁で2死2塁のピンチを招き、金子にレフト前に弾き返される。しかし、左翼手・明石が好返球を見せ、代走・村田を本塁で憤死!8回、代打・多村が倒れて1死となった後、本多が左中間への2塁打を放って同点のランナーが出ます。2死後、松中がハム3番手・建山の5球目のストレートを狙い撃ち!高く舞い上がった打球はライトポール際に飛びこむ2ラン!松中の2試合連続アーチでホークスが逆転に成功!
逆転したホークスは8回裏、ファルケンボーグが1死から森本&稲葉の連打で1,3塁と同点のピンチを背負うも後続を打ち取って無失点。9回は馬原が日ハムの反撃を許さず、3者凡退で試合終了。2-1で逆転勝利を飾り、金曜日の雪辱を果たしました!
パシフィック・リーグ公式戦 2009/08/01(土)
日本ハム-ソフトバンク 13回戦
(ソフトバンク7勝6敗、札幌ドーム、14:00、33543人)
H 000 000 020 2
F 010 000 000 1
【投手】
(ソ)ホールトン、ファルケンボーグ、馬原-田上
(日)藤井、菊地、建山、宮西-大野、鶴岡
【責任投手】
(勝)ホールトン16試合8勝4敗
(S)馬原32試合3勝1敗21S
(敗)建山33試合2勝4敗
【本塁打】
(ソ)松中18号2ラン(8回、建山)
(日)スレッジ15号ソロ(2回、ホールトン
日ハム先発・藤井の前に貧打で1点が奪えず、7回まで無得点と完封負けもあり得るだろうと思われましたが、8回に松中が2試合連続ホームランとなる2ランを放って逆転勝ち!松中の一発の前に明石の好返球があり、そのプレーで流れがホークスに傾きかけたんだと思います。もしセーフだったらハムに2点目が入り、負けは確実でした。チームも日ハム戦の連敗を3で止め、対戦成績を1勝1敗の五分としました。
先発のホールトンは7回まで打者27人に対して112球、被安打7・3奪三振・1四死球・1失点の内容。味方の援護がなくてまた敗戦投手になりそうでしたが、8回の逆転で白星が転がって今季8勝目。2回にスレッジに先制の一発を浴びましたが、その後は立ち直りを見せて無失点。毎回のようにランナーを出しながらも、味方の好プレーや相手の拙攻で2点目は許しませんでした。日ハムには負け無しの3連勝、ホールトンは「ハムキラー」ですね。
打線の方はチーム全体で6安打、決勝2ランの松中は3打数2安打2打点とチーム唯一のマルチ安打を記録しました。今季18本塁打をマークしていますが、ハムからは8本の本塁打を放っていますので、こちらも「ハムキラー」ぶりを発揮しております。
投打のハムキラーで日ハムの連勝をストップさせた福岡ソフトバンクホークス。首位攻防最終ラウンドとなる日曜日は、日ハム・武田勝とホークス・杉内俊哉が予告先発となっています。杉内は背筋痛を痛めてからは白星が遠ざかっているから、そろそろ勝ちたいところでしょう。ホークス打線は武田勝も苦手なんだよなあ…。日曜日はホークスの今後を左右する一戦になりそうです。勝てば2ゲーム差→首位奪還も見えてくる、負ければ4ゲーム差→優勝戦線から一歩後退するかも。杉内投げ勝ってくれ!頼むからハムに勝ち越してくれ!