日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

秋華賞戦線に異常あり!ラビットランが芝2連勝で重賞制覇!

2017年09月17日 | 競馬

今週の競馬は3日連続開催なので、17日・日曜日と18日・月曜日(敬老の日)に重賞レースがあります。17日は阪神競馬場で秋華賞トライアル・第35回関西テレビ放送賞ローズステークス(GⅡ・芝1800m 18頭立て)が行われました。桜花賞でソウルスターリングを破った⑩レーヌミノル、牝馬ながら皐月賞に挑んだ⑰ファンディーナ、オークス2着②モズカッチャン、桜花賞2着⑥リスグラシュー、2016年オークス馬・シンハライトの妹⑤ミリッサ、フィリーズレビューを勝った⑮カラクレナイなどが参戦しました。


単勝の上位人気は、1番人気ファンディーナ(2.9)倍、2番人気モズカッチャン(4.3倍)、3番人気リスグラシュー(6.3倍)、4番人気レーヌミノル(7.5倍)、5番人気のミリッサ(9.7倍)までが10倍を切り、その後は⑯カワキタエンカ、①クイーンマンボ、⑭ラビットラン、カラクレナイ、⑩ブラックスビーチと続きました。

スタートでカラクレナイ、カワキタエンカ、ファンディーナ、⑱ヤマカツグレースの外枠勢が好スタートを決める。先行争いでカワキタエンカが先手を取ると、ヤマカツグレース2番手。ブラックスビーチが3番手につけ、カラクレナイ4番手に控える。5番手集団には、最内にモズカッチャン・③サトノアリシア・レーヌミノル・ファンディーナの4頭が横一列。その後ろの9番手集団には、⑫メイショウオワラ・④ミスパンテール・クイーンマンボがいる。12番手⑨アロンザモナ、13番手リスグラシュー、14番手ラビットラン、15番手⑦メイズオブオナー、16番手ミリッサ、17番手⑬ハローユニコーン、⑫ブライトムーンが少し離れた最後方。
縦長の状態で外回り3,4コーナー中間を過ぎ、先頭を行くエンカは、前半1000mを58秒5で通過。ヤマグレがピッタリと2番手、カラクレ4番手、ファンディは5番手、レヌミノは単独6番手、カッチャン7番手待機。ミリッサとリスグラは中団より後ろのポジション。
18頭が4コーナーを回り、ラストの直線勝負へ。カワキタエンカが先頭だが、ファンディーナが絶好の手ごたえで上がってきている。外からはレーヌミノル、内からはモズカッチャンも追い上げる。しかし、ラスト残り200mでエンカが引き離しにかかり、ファンディーナは脚が止まったか?大外からラビットランがもの凄い末脚で追い込み、ゴール前で粘るエンカを捕らえて1着ゴール!カワキタエンカが2着、リスグラシューとミリッサは3着争い。ファンディーナ、モズカッチャン、レーヌミノルは馬群に沈みました…。


ローズステークス 全着順&払戻金
1着⑭ラビットラン   1分45秒5
2着⑯カワキタエンカ  1馬身1/4
3着⑥リスグラシュー   3/4馬身
4着⑤ミリッサ       ハナ
5着⑪メイショウオワラ   クビ
6着⑰ファンディーナ
7着②モズカッチャン
8着⑫ブライトムーン
9着⑩レーヌミノル
10着④ミスパンテール
11着③サトノアリシア
12着①クイーンマンボ
13着⑦メイズオブオナー
14着⑮カラクレナイ
15着⑨アロンザモナ
16着⑧ブラックスビーチ
17着⑬ハローユニコーン
18着⑱ヤマカツグレース

単勝  ⑭ 2,640円
複勝  ⑭ 640円 ⑯ 490円 ⑥ 210円
枠連  7⃣-8⃣ 1,760円
馬連  ⑭-⑯ 21,390円
馬単  ⑭-⑯ 46,300円
ワイド ⑭-⑯ 4,350円 ⑥-⑭ 2,420円 ⑥-⑯ 1,450円
3連複 ⑥-⑭-⑯ 33,260円
3連単 ⑭-⑯-⑥ 331,090円




桜花賞の1,2着馬、巻き返しを図る「怪物牝馬」、オークス2着馬など、豪華メンバーが集結した一戦は、単勝8番人気の伏兵・ラビットランが、大外から一気の差し切り勝ちで優勝。スタートから逃げの競馬を見せたカワキタエンカが2着に粘り、リスグラシューが3着を確保。この上位3頭が秋華賞への優先出走権を獲得しました。
1番人気だったファンディーナは6着。ラストの直線のところで絶好の位置にいたけど、意外と伸びを欠き、ゴール前でズブズブと差されました。前走の皐月賞から約5か月の休養明け、馬体重+22キロの大幅増が響いたのでしょうか。2番人気のモズカッチャンも7着。和田竜二騎手からミルコ・デムーロ騎手との新コンビで臨んだけど、掲示板すら入れませんでした。よりによって和田騎手が乗った馬が勝利…。皮肉な結果だ。9着のレーヌミノルは距離が長いとしかいえない。
ラビットランはキャリア5戦目で重賞初制覇。デビューから3戦はダートを走っていましたが、4戦目で芝に転向して1着を飾りました。今回は相手が一線級ばかりでしたが、怒涛の追い込みで格上を撃破。ラスト3ハロンのタイムは33.5秒でした。有力馬が苦しむ中、末脚に勢いがありましたなぁ。芝転向2連勝で秋華賞に向かうことになりますが、本当の実力が問われる一戦になりそうです。

秋華賞トライアルの2競走が終わり、紫苑ステークスからはディアドラ・カリビアンゴールド・ポールヴァンドルの3頭、ローズステークスからはラビットラン・カワキタエンカ・リスグラシューの3頭が優先出走権を獲得。秋華賞には3歳マイル女王・アエロリットも参戦予定。ローズステークスで凡走したファンディーナ、モズカッチャンの逆襲もあり得る…。牝馬三冠の最後の1冠を手にするのは一体どの馬になるのか。



18日・敬老の日は、中山競馬場で菊花賞トライアル・セントライト記念が行われます。皐月賞馬のアルアインをはじめ、ミッキースワロー、京都新聞杯2着・サトノクロニクル、府中で2連勝のサンデームーティエ、新潟で連勝したサンシロウ、皐月4着クリンチャー、サーレンブラントなどが出走します。アルアインが秋初戦を勝利で飾り、菊花賞に弾みをつけられるか注目です。





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